目次
- ○ ストレスを抱えている受験生・高校生へ
- ○ 「行動派」として有名な文豪『ヘミングウェイ』の言葉に学ぶ
- ○ 行動派の作家・ヘミングウェイは波乱万丈の人生を送った。
- ○ ストレスを抱えている受験生に贈るヘミングウェイの名言
- ・その① "The world is a fine place and worth the fighting for."
- ・その② ”Every day is a new day.”
- ・その③ "Now is no time to think of what you do not have. Think of what you can do with that there is."
- ・その④ "You can’t get away from yourself by moving from one place to another. ”
- ・その⑤ “Courage is grace under pressure.”
ストレスを抱えている受験生・高校生へ
「受験勉強」に取り組んでいるとストレスがたまりがちになります。
とにかく「我慢」をしなければならないことも多いし、いろんな面においてイライラしてしまうこともありますよね。どんなに成績が良い受験生でも、何かしらの不安を抱え、無意識にストレスをためこんでしまっている人もいるはずです。
ストレスを発散しないと、体調を崩したり、投げ出してしまったりということになりかねません。うまく解消して切り抜けていくのも賢い受験生のあり方です。
ストレス解消の方法は人それぞれです。
休憩時に「勉強」以外のことをやってみるのも1つの方法ですが、気分転換に『違う場所で勉強する』選択もあります。図書館やカフェなどで勉強するのは、たまには良いかもしれません。普段と違う環境は、「人間の脳」を刺激してくれます。集中力を上げる効果もあるので、新しい勉強場所を開拓してみるのも1つの方法です。
このように、「ちょっとした行動」を起こすことが、自分の中の「マンネリ化」を防ぎ、それが「ストレス」の解消になるかもしれません。
今回は「行動」を起こす気持ちにさせてくれるアメリカの文豪「ヘミングウェイ」の名言を紹介したいと思います。
「行動派」として有名な文豪『ヘミングウェイ』の言葉に学ぶ
【アーネスト・ヘミングウェイ】(1899-1961)
20世紀アメリカの代表的小説家。
「ロストジェネレーション(失われた世代)」の代表作家で、死と隣り合わせの現実に敢然と立ち向かう人間の姿を描く。個人的体験に基づいて簡潔な真実の文章を書く修練を重ね、のちに多くの作家に影響を及ぼしたいわゆるハードボイルドの文体をつくりあげた。1954年ノーベル文学賞受賞。「武器よさらば」、「誰がために鐘は鳴る」、「老人と海」など多くの名作を残した。
行動派の作家・ヘミングウェイは波乱万丈の人生を送った。
・スペイン内戦や第一次世界大戦にも積極的に関わり、その経験を元に『誰がために鐘は鳴る』、『武器よさらば』などの長編小説を発表。後に続くハードボイルド文学の原点とされている。
・ヘミングウェイは生涯、4度の結婚を経験し、3人の息子をもうけている。ヘミングウェイの生み出した独特でシンプルな文体は、20世紀の文学界と人々のライフスタイルに多大な影響を与えた。
・1917年、高校卒業後に地方紙の見習い記者となるも退職。翌年、赤十字の一員として北イタリアのフォッサルタ戦線に赴き、重傷を負う。
・1952年に『老人と海』を発表し、大きな評価を受ける。1954年にノーベル文学賞を受賞。しかし、同年、二度の航空機事故に遭う。奇跡的に生還したが、重傷を負い授賞式には出られなかった。
・それ以降、ヘミングウェイの特徴であった肉体的な頑強さや、行動的な面を取り戻すことはなく、晩年は事故の後遺症による躁うつ病に悩まされるようになる。執筆活動も次第に滞りがちになり、1961年にライフルで自殺。
ストレスを抱えている受験生に贈るヘミングウェイの名言
ヘミングウェイの言葉は人々に「勇気」を与えるものが多い。ストレスを抱えている受験生の心に響く名言をいくつか紹介します。
その① "The world is a fine place and worth the fighting for."
“この世は素晴らしい。戦う価値がある。”
その② ”Every day is a new day.”
”とにかく、新しい毎日なんだ。”
その③ "Now is no time to think of what you do not have. Think of what you can do with that there is."
“今はないものについて考えるときではない。今あるもので、何ができるかを考えるときである。”
その④ "You can’t get away from yourself by moving from one place to another. ”
“あちこち旅をしてまわっても、自分から逃げることはできない。”
その⑤ “Courage is grace under pressure.”
さて、この名言の意味を解説します。
①主語がcourageなので「勇気とは…」になります。
②補語がgrace 「気品」なので「勇気とは気品である」
③under pressure「プレッシャー状況における」がgraceを後置修飾しているので、
「勇気とはプレッシャー時における気品だ。」が直訳になります。
それを意訳すると…
”勇気とは、窮地に陥ったときにみせる、気品のことである。”
という名言になります。
どんなストレスを抱えていたとしても、『勇気』を持って行動することの大切さを教えてくれる名言です。
この記事が受験生の役に少しでも立てたら嬉しいです。