
子どもの人生がかかった大学受験において、親のサポートは合否を左右する大きな要素となります。しかし、どのように支えればよいのか不安に感じる方は少なくないのではないでしょうか。
受験勉強には子どもが集中できる環境づくりや精神的なサポートが重要で、適切なサポートの仕方を知ることが大切です。
本記事は、大学受験期に親が心得ておくべき5つのポイントを紹介します。具体的なサポート方法や、やりがちなNG行動を解説していくので、これからの大学受験サポートに役立てていただけると幸いです。
目次
大学受験生の親が心得ておくべき5つのこと

まずは、大学受験生の親が心得ておくべき5つのポイントを紹介します。親も不安を感じる子どもの大学受験ですが、子どもはもっと不安な気持ちで受験勉強に取り組んでいます。
近くで見守る親が落ち着いて受験と向き合うことで、子どもはリラックスして勉学に励むことができるでしょう。
必要最低限の情報は知っておく
親が子どもの志望大学の必要最低限の情報を集めておくことは、大切です。インターネットで簡単に調べることができるので以下の情報は把握しておきましょう。
・選抜種類
・大学入学共通テスト
・英語4技能試験
・個別試験
大学受験に関する知識を子どもに聞くのではなく親が自ら把握することで、子どもに余計なストレスを与えずに受験勉強に専念してもらえます。
また、高校3年生の1年間は夏期講習・冬期講習・オープンキャンパス・試験の準備など過密スケジュールとなります。受験に関するスケジュールも、親が事前に把握しておくべき情報です。
子どもの不安をしっかり受け止める
今後の人生に関わる大学受験は、子どももプレッシャーとストレスを抱えながら必死に勉強しています。子どもが不安な様子でいたら、話を聞く時間を作ってあげてください。
話を聞いていると、親としてついアドバイスをしたくなるかもしれませんが、そこは我慢して聞くことに専念しましょう。高校3年生となると、やるべきことは自分自身でしっかりわかっています。わかっていることを親にあらためて言われてしまうと、子どもは次第に不安を打ち明けるのが嫌になってしまうでしょう。
話を聞いてあげるだけでもストレス発散になり、話しているうちに考えがまとまり自分で解決できることもあります。
子どもを信じて待つ

大学受験は親も不安になります。本当にこの大学に受かるのだろうかと、不安に感じることも出てくるでしょう。しかし、子どもの実力を信じてあげてください。
どれだけ親が必死になっても、受験勉強・大学受験をするのは子ども自身です。ときにはテストの点数が下がるときもあるかもしれません。不安を煽るような発言は、必死に頑張っている子どもをより不安にさせるだけで、成績向上にはつながりません。
子どもは不安を抱えながらも必死に受験勉強をしているので、親として子どもの力を信じて待つことが大切です。
意識的にポジティブな言葉を選ぶ
大学受験でストレスを感じている子どもは、普段なら気にしないような言葉もネガティブに受け取りやすくなります。親がなんとなく発した言葉が発端で、親子喧嘩になってしまうことも少なくありません。そのため、親は意識的にポジティブな言葉を選びましょう。
受験勉強の様子も気になるかと思いますが、大丈夫?などの言葉も控えた方がよいです。また、頑張っている子どもに対して、頑張れと言うのもストレスやプレッシャーを与えてしまうかもしれません。
過度に気にし過ぎると逆に不安を与えてしまうので、いつもどおりを心がけるとよいでしょう。
子どもの前では冷静さを保つ
受験が近づくにつれ親の不安も大きくなるものですが、子どもの前では冷静さを保ちましょう。親も大学受験の一部を担う当事者であり、試験結果や志望校の情報を知る程不安になるものです。
しかし、親が全面的に不安感を出すと、子どもに合格できないのではないかと思わせてしまうかもしれません。何か不安なことが起きたとしても、常に冷静な態度でいることが大切です。
大学受験における親の役割

子どもの大学受験の親の役割は、受験勉強に専念できる環境を整え精神的な支えとなること、そして金銭的なサポートを提供することです。これらの基本的なサポートに加えて、過干渉を避け、子どもの自主性を尊重することも重要です。
親による適切なサポートは、大学受験を控えた子どもにとって必要不可欠です。また、子どもからのSOSを感じたら、相談に乗ってあげましょう。
親の都合ではなく、子どもが話したいタイミングで会話をすることが大切です。様子をしっかり見守りつつ、干渉しすぎないサポートをすることで、子どもは受験勉強に専念できます。
大学受験生の親ができる具体的なサポート

大学受験で、どこまでのサポートをすればよいのか悩む親も少なくありません。過保護なサポートは子どもに余計なプレッシャーを与えてしまいます。
ここでは具体的な親のすべきサポートを解説していきます。子どもにとって必要なサポートを理解し、落ち着いた姿勢で大学受験を応援しましょう。
生活のリズムを整える
大学受験において生活リズムを整えることは、大学受験を成功させるための基本です。受験が近づくと深夜まで勉強する子どもも増えますが、睡眠不足は集中力低下につながります。
早寝早起きを習慣化させることで、健康的な生活リズムを送ることができます。また、受験当日のスケジュールを意識 した生活リズムを作ると、試験当日に最大限のパフォーマンスを発揮できるコンディションを整えられるでしょう。
勉強に集中できる環境を整える

受験勉強に支障がでる誘惑として物・人が挙げられます。人の話し声やテレビの音が聞こえると、勉強を離脱したくなったり集中力が落ちたりします。
子どもができるだけ集中できるよう、勉強場所にテレビの音や話し声が聞こえないよう気をつけましょう。また、子どもから集中したいから話しかけないでほしいと頼まれた際は、緊急の用事ではない限り話しかけないようにしましょう。
兄弟がいる場合は、兄弟にも大きな騒音を出さないよう注意しておいた方がよいです。
栄養バランスの取れた食事を作る
受験のストレスやプレッシャーで食事量が少なくなってしまう受験生もいます。しかし、栄養バランスが崩れると集中力の低下につながることもあります。
そのため、栄養バランスの取れた食事を作り、適切な量を無理なく食べてもらうことが大切です。また、食事は決まった時間に食べることで、健康的な生活リズムを作ることができます
消化に悪い食べ物を試験前に食べてしまうと、下痢や便秘を起こし集中できない事態を引き起こしてしまうかもしれません。
・揚げ物や脂身の多い魚
・辛い食べ物
・ゴボウやレンコンなどの食物繊維が多い野菜
これらの食べ物は、試験前は控えましょう。
受験費用を準備する
大学受験にかかる費用は一般的に200,000~300,000円といわれています。費用の内訳は以下のとおりです。
・受験料
・交通費
・宿泊費
受験料は国公立大学の2次試験が約17,000円、私立大学の一般方式が約35,000円です。また、志望大学が遠方にある場合、交通費や宿泊費も高くなります。
交通費や宿泊費は見落としがちなので、できるだけ早めから準備をしておくことが重要です。
早い時期からいくつの大学を受けるのか、どの入試方式で受けるのかを子どもと相談しましょう。
横浜予備校は入会金・教材費・施設維持費が無料で、推薦対策も充実しています。講習期間も学費も定額となっているため、お手頃な費用でお子さんの受験のサポートが可能です。
また、受講料だけが横浜予備校のメリットではありません。自動的に復習できるシステムの導入や、学習に集中できる環境設備などあらゆる面から大学受験をサポートします。
ある生徒は4ヶ月で英語偏差値を43.9から64.3に上げることに成功しています。気になる方はぜひ横浜予備校の無料相談をご利用ください。
大学受験生の親のNG行動

続いて、大学受験で親がしがちなNG行動を紹介します。大学受験は今後の人生がかかっているため子どもはメンタルが不安定になりやすいなか、勉強に励んでいます。
子どもが受験勉強にポジティブな姿勢で取り組めるように、以下で紹介するNG行動をしないよう気を付けましょう。
過干渉または無関心すぎる
大学受験に対する不安やサポートしたい気持ちが強いあまり、過干渉になってしまう親は少なくありません。しかし、子どもはプレッシャーを強く感じてしまい、マイナス効果です。
また、プレッシャーを与えまいと無関心を装いすぎるのも応援されていないと子どもは感じてしまいます。大学受験は子どもとの距離感が難しいですが、勉強の環境づくりや受験の情報を集めるなどして適度な距離感で見守ってあげてください。
少しでも成績が上がったときは褒めるなど、ポジティブな接し方は子どものモチベーションを高めます。
友達や兄弟と比較する
誰であっても人と比較されることは、気持ちがよいものではありません。特に大学受験のストレスフルな状態で友達や兄弟と比較されては、子どももモチベーションが下がってしまいます。
やる気がないときや成績が落ちてしまったときに、つい兄弟や友達と比較した説教をしたくなりますが、ぐっとこらえてください。また、受験勉強のやり方や成績の伸ばし方は個人で違います。
大学に合格した知り合いが実践していたからといって、子どもに同じ方法を無理強いしても適切ではないかもしれません。
ネガティブになってしまう

子どもの大学受験は親もピリピリしてしまうため、ついネガティブな言葉を発してしまいがちです。模試の成績が落ちてしまったとしても、親の焦りや不安を子どもにぶつけることはやめましょう。
模試のために必死に勉強し、模試当日も頑張った子どもは親以上にプレッシャーやストレスを抱えています。そのようなときにネガティブなことを言われるとモチベーションが下がり、自信喪失につながる可能性もあります。
成績や点数に目が行きがちですが、努力している姿に目を向けてあげましょう。
横浜予備校では、勉強面だけでなくメンタルサポート体制も整っています。受験は孤独との戦いになるため、受験生ひとりではモチベーションの維持が難しいです。しかし、横浜予備校では24時間対応のLINE相談や専属コーチによる相談 も行っているので、安定したメンタルで受験勉強に専念できます。
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お金に関する愚痴を聞かせる
大学受験や塾、学費など何かと費用がかかる時期ですが、子どもに余計な不安を与えないようお金に関する愚痴を聞かせることはやめましょう。成績が落ちてしまったとしても、どれだけのお金がかかっているのかなど子どもに愚痴ることは避けてください。
親がお金をかけてくれていることは子どももわかっています。さらに追い打ちをかけるように親が愚痴ってしまうと、子どもは余計なプレッシャーが増えマイナス効果となってしまいます。
価値観や進路を押し付ける
子どもと一緒に進路を考えることは大切ですが、親の価値観や進路を押し付けてはいけません。子どもの将来のことを考えると進路も口を出したくなりますが、子どもの人生です。
親が子どもの意志や選択を尊重することで、子どもは自信を持って受験勉強に専念できます。ときには志望大学は難しいのではないのかと感じるかもしれませんが、子どもを信じて応援してあげましょう。
受験期間中は親も受験生!適切なサポートで合格を目指そう

本記事は、大学受験生の親が心得ておくべき5つのポイントを紹介しました。大学受験生との関わり方は難しい部分もあります。しかし、心得ておくべきポイントを押さえることで、親として必要なサポートができるでしょう。
横浜予備校では、授業だけでなく、習った内容をよりしっかりと定着させるシステムを導入しています。また、挫折しない学習システムと学習環境を整え、大学受験生を献身的にサポートします。
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