目次
- ○ はじめに
- ○ 読んで見て覚える古文単語315
- ○ 富井の古典文法を始めからていねいに
- ○ 富井の古文読解を始めからていねいに
- ○ 最後に
はじめに
こんにちは!横浜予備校です。本日は大学入試古文に焦点を当てたお話です。僕個人的に受験生の中で文系、理系問わず「古文」という科目はつまずく人が多いように感じます。そのような人の多くは「古文の勉強法が分からない」という状況に陥っているのではないでしょうか。
まず僕なりの見解を言わせてもらうと「古文」は英語と同じで日本語とは異なる「言語」だと思って学習するようにしてください。どういうことかと言うと、皆さんは「英語」を学習するときどのように学習しますか?「単語」を覚えて「文法」を覚えて「英文解釈」を終えて最後に「長文」に取り組みますよね。この同じプロセスを古文でも行えば良いのです。
ここまででなんとなく「古文」と言う学問のイメージをつかんでいただけたでしょうか。今回はこのプロセスを踏んでいく中での僕なりのオススメの参考書ルートを紹介します。
読んで見て覚える古文単語315
まずは「単語」についてです。古文単語にはその場面に応じて意味が異なる単語が多く存在しますが、一語一訳の古文単語帳が多いのは事実です。しかしながら、この「読んで見て覚える古文単語315」では、多義語が網羅されているため、その課題は解決できます。また、この「読んで見て覚える古文単語315」では各単語をイラスト付きで紹介してくれているため単語の意味をイメージとして覚えることができます。それに加えてそれぞれの単語の背景知識も紹介してくれているため機械的な暗記にならずに単語の意味を定着させることができると思います。
富井の古典文法を始めからていねいに
続いて「文法」についてです。この参考書は基礎的な文法力を身につけることができます。また解説も非常にわかりやすいです。各章で扱った内容を綺麗にまとめた別冊もついており内容整理や復習も非常にしやすい参考書であると思います。古文嫌いの方でも非常に取り組みやすくオススメです。
富井の古文読解を始めからていねいに
「単語」「文法」の基礎が固まったら次は「読解」です。「単語」「文法」の知識を身につけても古文読解が上手く出来ないことがあります。そんな段階で取り組むべき参考書です。この参考書では古文読解のテクニックだけではなく、古文の時代背景、つまり古文常識も学ぶことができます。またこの参考書も「富井の古典文法を始めからていねいに」と同様に別冊に内容が綺麗にまとまっているので、非常に使いやすいと思います。この段階まで参考書を取り組み終えたら、古文を読むための力は十分についていると思うので、あとはひたすら過去問などの演習に取り組めば良いと思います。
最後に
古文で使われている文字は「平仮名」や「漢字」であり、普段私たちが日常で使っている文字と同様なので古文には親近感のようなものを感じるかもしれませんが、冒頭でもお話しした通り「古文」は別の「言語」だというイメージを持って勉強に取り組むことが大切です。ここまで長々とお付き合いくださりありがとうございました。あくまでも本記事は僕の個人的な意見に基づいたものであることはご承知ください。この記事が受験生の皆さんの参考程度になれば幸いです。