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古文・漢文で大切なのは「丸つけ後」
こんにちは!横浜予備校です。
問題集に取り組む時、多くの受験生は必死に考えた解き方をノートに書き、何度も書いては消してを繰り返します。
しかし、丸つけのために赤ペンを持った瞬間、聞こえてくるのは〇と×を書く音が多いと感じることが多々あります。
解答・解説を読む時間はとても重要で、文法のルールや現代語訳を隅々までを読むことを強くおすすめします。
今回は、丸つけをした後に解答・解説を読むにあたって、特に重要視していただきたいポイントを3つご説明します。
文法を覚える
古文と漢文に関しては、ルールを覚えることで得点がぐんと伸びます。
そのため、まずは問題を解きながら、よく出てくる文法は必ずマスターしましょう。
文法さえマスターすれば、高校一年生であったとしてもかなりの得点率が期待できます。
文法が苦手な方はいらっしゃると思いますし、私も正直なところ暗記が苦手でした。
だからこそ、問題でよく問われるものから順に覚えるようにしていたのです。
文化を理解する
現代から遠く離れた時代に書かれた古文、そして国境すら越えている場所で書かれた(まれに日本で書かれたものもありますが)漢文は、私たちが生きている文化とは違っています。
その文化に関する知識があるだけで、文章の理解度が変わってきます。
例えば古文において、女性と男性が実際に顔を合わせる場面が書かれていれば、それだけ深い関係であることが読み取れます。
これは、現代とは異なって、異性間で顔を合わせることは結婚などの深い関係にないと起こらない出来事だという事前知識があるからです。
他の例としては、漢文において女性のことを桃に例えているのであれば、その女性は若くて美しい女性なのです。
これは、桃のみずみずしい様子と、若くて美しい女性の様子を重ねているのです。
このような知識は積極的に身につけていきましょう
現代語訳を覚える
現代文とは異なり、文献が新たに発見されるなどのことがない限りは、古文・漢文は今後増えることはありません。
しかも、現存しているものの中でも、入試問題として適切な質であるものは限られています。
そのため、極端な話にはなりますが現存している古文・漢文を読んで記憶しておけば、入試問題であっても初見ではなくなります。
もちろん全ての文章を覚えることは大変難しいことですが、できるだけ多くの文章に出会って内容程度は覚えておくことは、入試で知っている文章に出会える可能性を高めてくれます。
知っている文章が出題された際には、文章の内容と一致する選択肢を選ぶ問題などの、比較的配点が高い問題ですぐに答えに辿り着けるので、ぜひともたくさんの文章の現代語訳を読んでいきましょう。