突然ですが、デーモン小暮閣下がボーカルを務める聖飢魔Ⅱの、あの有名な曲が思い出せないんですよね……なんでしたっけ、ろ、ろう……?
お前を浪人生にしてやろうかぁ~~~~~~~!!!
失礼しました、そう!今回は浪人について書いていきたいと思います。
(ちなみに元ネタは『蝋人形の館』で「お前を蝋人形にしてやろうか~」です。わからない方は検索していただいて……そんな興味ないか)
私、恥ずかしながらまんまと浪人生にされてしまった経験があるのですが、浪人してからまず初めにやってくる重要な選択は予備校決めです! もはやここから受験は始まっていると言っても過言ではない……
この記事では、浪人生にとっての予備校選びのポイントをまとめていきます!
目次
- ○ コース分けと講師の認識
- ○ 自習室
- ○ 講師との距離感
- ○ まとめ
コース分けと講師の認識
まあこれはどこの予備校でも当たり前のことで、入塾した生徒はまず志望校・学習レベルによって生徒は各コースに振り分けられます。理系文系の別、同系でも国公立と私立では対策が大きく変わること、また各生徒のレベルに合わなければいくら授業を受けても意味がないので、コース分けそれ自体は問題ないのですが、問題は各コースに対する講師陣の認識です。
私が浪人を決めたとき、アドバイスをもらった同じく浪人生であった先輩から「早稲田を目指すなら早慶コースには入らない方がいい」と言われました。その先輩はもともと慶應志望でしたが、途中で国公立コースに移籍し慶應に合格しました。曰く「早慶コースにつく講師は、MARCHにいれることができれば上々だと考えており、対策もややそちらに傾いている」とのことです。実際そのようなコース編成のある予備校に通ったわけではないので真偽は不明ですが、この言葉はただ何となく大手予備校を選べばいいと思っていた私の認識を改めることになりました。
浪人生にとっては人生の一大事である受験も、予備校側からすればあくまでビジネスに過ぎません。上位校から成績がかけ離れているような生徒よりも、あと一歩のところまで来ている生徒を優先するのは当然です。何もしなくても人が集まる大手ならなおのこと。
必ずしもすべての予備校がそのような考えではないと思いますし、仮にそうだったとしても「うちは可能性のありそうな子にしか力はいれません」と明言する予備校なんてさすがにありません。ただ「そうした考えなんじゃないか」という疑いの目を持つことで、見えてくるものもあるでしょう。
自習室
これは浪人して、実際に横浜予備校に通ってから気づいたポイントですね。
現役時代、予備校は授業を受ける場であり、自習は家で行っていたのでわからなかったのですが、自習も含め日の半分を横浜予備校で過ごすようになってから、自習室のありがたみに気づきました。特に横浜予備校は、自習机が入れ替え制ではなく受験学年の1年間は固定なので、膨大な参考書を置いて行ったり、帰り際に片付けるのがめんどくさければそのままにして(まぁそういうのよくないのは知ってるんですけど)、翌日いきなり昨日の続きから勉強が始められたりします。
何より、高校からも卒業し大学に入学することもできず、ふわふわしている浪人生にとって、明確な居場所があるというのは意外と心強いです。
予備校見学の際は自習室ものぞいてみましょう!
講師との距離感
某大手予備校に見学に行った際、「講師への質問は予約制で、1回上限20分だ」と説明されひどく驚きました。それほんとに質問解決できるのかと。
そりゃあ大手になってくると授業も詰まっていますし、際限なく質問に答えられる余裕はないのはわかりますが、気軽に質問できないのはかなりネックですよね。それに、このことが何を意味するかと言えば、講師と生徒の距離は決して近くはないし、近づくこともないということです。大手集団の常、といったところでしょうか。その点を考慮すれば、少数・個別が優勢なのは間違いないでしょう。
しかしこれ、勘違いしないでいただきたいのがやみくもに個別・少数指導がいい、と言いたいわけではありません。むしろ浪人してからの個別指導は比較対象が身近に感じられないので逆に危険かなと思っています。
いつでも、何回でも質問が可能である体制、また関係性を築けるかが肝です。質問に答えてもらっても、「その説明ではわからない」ということがあると思います(実際ありました)。その時素直に、「その説明ではよくわからないのでもう一度お願いします。」と問い直せるかどうかで、受験結果は大きく変わるでしょう。
初めて行く予備校でそれを判断するのはなかなか難しいのですが、これもまた「そうした目」を持つことで見えてくるものがあると思います。
まとめ
以上、予備校選びの重要ポイントを3つあげてみました。
ただ忘れないでほしいのが、よりよい予備校に通っていれば必ずしも合格できるわけではないということです。
各上位大学には、その大学に特化した名門予備校があったりするのですが、そこですら生徒の3割が第一志望に受かれば上々とされています。結局のところ本人のやる気と努力が合格への道のりの多くを占めています。
しかしながら、そのアシストをしてくれる予備校を探すことができれば、それ以上のことはありません。この記事や、実際に浪人を経験した先輩、保護者や先生の意見を聞き、良い選択ができることを祈ってます……!
P.S ちなみにここだけの話、3つのポイントすべてをクリアしている予備校があるんですけど……(笑)気になる方はこちら↓