受験対策は、いつからどの試験に向けて対策をされる予定ですか?
国公立大学受験をする方、私立大学受験をする方、両方を受験する方に分けて、時期ごとの受験対策の例をご紹介いたします。
目次
国公立大学受験をする方
国公立大学を第一志望にしていて、私立大学を受験しない方(共通テスト利用を除く)は、ほとんどの時間は二次試験対策をして過ごすことになります。
大学入学共通テストの対策は、11月~1月で行います。
ただし、共通テストの点数の比率が二次試験と比べても高めの場合や、模試で中々成績が上がらない場合には、10月から対策をしてもよいでしょう。
国公立大学の場合、共通テストの点数は圧縮されて比率が小さくなることも多いですし、二次試験対策に割く時間はできるだけ捻出(ねんしゅつ)してほしいので、共通テスト対策を学校でみっちりやってもらえるのであれば、12月上旬までは二次試験対策をしていても良いかもしれません。
私立大学受験をする方
私立大学の受験では、様々な考え方がありますが、基本は一般試験を受けることになるのではないでしょうか?
共通テスト利用試験もあるのですが、こちらは少々枠が狭く、他の国公立大学を受験する学生も二次試験対策のための時間節約のために、共通テストを利用することも多いです。
そのような方がライバルになるので、私立大学受験者は一般試験での合格が目標になることでしょう。
一般試験受験は、とにかく過去問を解くことが重要になります。
少なくとも過去3年分は、満点をとれるまで繰り返し繰り返し解いてから望んでください。
そして、対策を練ることと同じくらい大切なのが、受験の日程を計画していくことです。
第一志望であれば、できるだけ早い受験日程から申し込みましょう。
もし複数大学を受験するのであれば、第一志望校で体調を崩すことがないよう、ある程度余裕をもってスケジュールを組んでおくことが、重要な受験対策の1つです。
両方を受験する方(国公立大学が第一志望校)
国公立大学を受験する方でも、第二志望校が私立大学である場合や、共通テストから二次試験まで期間が空くので感覚を鈍らせないために私立大学受験をする場合などの事情により、私立大学を受験する方も多いでしょう。
両方を受験する方で、国公立大学を第一志望校としている場合には、基本は国公立大学を受験する方と似たようなスケジュールになります。
ここで注意が必要なのは、「私立大学にもしっかり受かりたい」という思いを重視しすぎてしまうあまり、私立大学の対策に時間を割きすぎてしまわないようにすることです。
基本は国公立大学受験をする方のスケジュールをメインとし、違う点としては、私立大学受験の2~3日前から各大学の受験対策をするという点です。
受験の対策としては、過去問演習が中心になります。
どのような設問が多いのか(何を答えさせられるのか)、大体解くのにどれくらいの時間がかかるのか、時間の配分はどうしたら良いのか程度を把握しておきましょう。