国語は比較的勉強量が少なくても得点しやすいので、あえて時間を確保して国語の共通テスト対策をする人は多くはないかもしれません。
ただ、国語は能力別で力を入れた方が良い分野や勉強方法は異なります。
そこで今回は、共通テストや模試での点数ごとにあった勉強法をお伝えします。
(急激に難化したものを除いて、点数はあくまで目安としてお伝えします。)
目次
共通テスト国語の点数別勉強法
80点を目指す場合
今国語を解いて、現代文と古文と漢文を合わせて80点を目指す段階にあるとすると、古文・漢文から鍛えることをおすすめします。
現状で80点未満とすると、文章を読むスピードが共通テストとは一致していなかったり、あまり長い文章を短時間で理解することよりも短文に集中して読んだ方が良い可能性があります。
古文・漢文は、現代文とは違う知識問題の分野になります。
長文を読む必要もそこまでありませんし、文法さえ覚えていれば「これだ!」と明らかな答えにも辿り着けます。
そのため、まず目指すは古文・漢文の強化です。
しかし、強化するためにがむしゃらに問題集を解くのでは時間が足りません。
そのため、過去問や問題集を分析して、よく問われる文法を導き出してください。
つまり文法は、よく問われる知識をメインで覚えて、後は余力次第ということになります。
また、問題の中に出てくる人物の関係図は、現代文・古文問わず整理する癖をつけましょう。
120点を目指す場合
120点を目指す場合には、古文・漢文はほぼ満点(2問間違い程度まで)を目指しましょう。
現代文の点数を伸ばすよりもよっぽど簡単です。
現代文に関しては、評論・小説どちらの大問でも満点を取れていないのであれば、小説に割く時間を短くして、答えがどこかにある評論に時間を割くようにしましょう。
200(180)点を目指す場合
国語は数学や化学に比べて、満点はとりにくい科目ではあります。
そのため、180〜200点を目指す場合の勉強法としてまとめてご紹介します。
現代文は、とにかく効率的に解き進めていく必要があります。
ここは120点を目指す勉強法と同様に、
・設問を読んで何を問われているかを理解し、本文の中でも重要な部分から読む
・選択肢から、常識的に省けるものを省いておく
ということはした上で、高得点を目指すためによりスピーディーに読む必要があります。
また、少しでも短時間で問題を解くために、自分が知っている古文・漢文のレパートリーを増やしておきましょう。
そうすることで、本番でじっくり内容を読まなくても、知っている話の内容だけで解けるのです。