目次
- ○ はじめに
- ○ 標準問題精講
- ○ 思考力問題精講
- ○ 大森徹の生物記述・論述問題の解法
- ○ まとめ
はじめに
こんにちは!横浜予備校です。本日のテーマは難関大受験者向けの生物の問題集です。大学受験において生物という科目は比較的マイナーな科目だと思います。だからこそ何の問題集が良いのか、どの問題集を使うべきか迷ってしまう方が多いと思います。今回はそんな方に向けて現役医学生の僕の受験時代の経験から個人的におすすめな難関大向けの問題集を紹介させてください。また本記事はあくまで僕の個人的な意見に基づいたものであるということはご承知ください。
標準問題精講
難関大受験者向け問題集として最初に僕がオススメするのが標準問題精講です。この問題集はかなりハイレベルな問題を多数扱っており、非常に難しい問題集です。確かにこの問題集は難関大で出題されるような難しい問題を多く扱っていますが、僕がイチオシするポイントはそこではなく、「解説の充実さ」です。各設問に対してどのようなアプローチで答えを導けば良いかが丁寧に記載されているため、難しい問題に対してどのような考え方をすればいいかを見抜く力を身に付けることができます。また各解答解説の前に精講というテーマでその問題で扱われている内容の周辺知識についても書かれているので、問題演習をしながら知識の確認も同時に行うことができます。標準問題精講は問題の質及び解説の充実さのどちらにおいても非常に優れているので難関大受験者にぜひオススメしたい一冊です。
思考力問題精講
次に紹介する問題集は思考力問題精講です。この問題集は考察問題に重点を置いた問題集です。従って難関大受験者全員にオススメするわけではありません。正直問題演習という点で言えば先ほど紹介した標準問題精講で十分です。ですが「考察問題が苦手で不安を感じる方」や「受験する大学で考察問題が非常に多く出るので数多くの考察問題を解いておきたい方」にとってはぴったりな問題集です。また思考力問題精講は標準問題精講と同じシリーズの問題集なので標準問題精講同様に解説が非常に充実しています。僕が先ほど挙げた「考察問題が苦手で不安を感じる方」や「受験する大学で考察問題が非常に多く出るので数多くの考察問題を解いておきたい方」に該当する方は是非一度、思考力問題精講に取り組んでみることをオススメします。
大森徹の生物記述・論述問題の解法
最後に紹介するのは大森徹の生物記述・論述問題の解法です。記述問題をメインに扱っている問題集なので記述問題が出題される大学を受験しない方はどうぞ、この項はスキップしていただいて構いません。この問題集は問題集というよりかは参考書的な意味合いが強いかもしれませんが、かなり優れているのでここで紹介させてください。この問題集はみなさんが見落としがちな記述問題の書き方やポイントについて細かく記載されています。それと同時に記述問題の採点基準についても説明されています。普段問題集に取り組んでいる際、記述問題の採点基準がイマイチ分からず解きっぱなしになっている方もいるのではないでしょうか。そのような方にとっても記述問題の祭典基準やポイントを知ることができるので日頃の記述問題演習の質が高まると思います。記述問題の祭典基準やポイントを知ることで結果的に記述問題の得点率がかなりよくなると思います。入試で記述問題が出題される大学を受験する受験生の方は一度取り組んでも損はない問題集になっています。
まとめ
今回は難関大受験者向けの生物の問題集を3冊紹介させていただきました。どれも非常に優れた参考書で特に標準問題精講に関しては正しいやり方で学習することができれば、どの大学の生物の入試で合格点を取るだけの実力は身につくと思います。ただし注意していただきたいのは今回紹介した問題集はどれについても基礎がしっかりと固まっている上で取り組むのにオススメできる問題集なので、基礎固めがまだ不十分な方は先にセミナー等基礎固め用の問題集に取り組むことをオススメします。また冒頭でもお話ししたように今回の記事は僕の個人的な意見に基づいたものであるので、記事の内容は参考程度にしていただき自分に合った問題集を見つけていただければ幸いです。