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国立大学の医学部の「推薦」入試について
こんにちは!横浜予備校です。
皆様の中には医学部入学を目指している人もいらっしゃるでしょう。
医学部入試にも推薦入試があるのですが、それを視野に入れて対策している人もいらっしゃるかもしれません。
しかし、医学部の推薦入試は一般入試とは異なる点も多く、いくつかの注意点もあります。
そこで今回は、国公立大学の医学部入試の推薦枠に関してご説明いたします。
入試科目は?
推薦入試の場合、入試科目は
・書類
・小論文
・面接
・筆記試験(一部教科であることが多い)
・共通テスト(共通テストは後から点数を提出します)
を取り入れていることが多く、これらの中から試験を組み合わせて実施しているケースがほとんどです。
一次試験のみで合否が分かれる場合と、一次試験・二次試験など複数段階に分かれている大学があります。
難易度はどの程度か?
試験の難易度は、“基本は”難易度が高いです。
基本は、というのは、条件に当てはまれば難易度が下がる場合があるからです。
この条件に関しては、後ほどの「入学前から気を付けたいポイント」の項目でご説明いたします。
一般入試と比較されがちな推薦入試ですが、
・将来のビジョンがはっきりしている
・検定・試験などで優秀な成績をおさめている
・学校の内申点が良い
場合には推薦入試で有利に進められる可能性があります。
しかし、申し込み人数は大変多いのに募集人数は少ないという、倍率がとてつもなく高い状況ではあるので、結果的には難易度は高くなるのです。
「チャンスは多い方がいい」
ということで受ける人もいらっしゃいますが、大学によっては受験する条件が厳しく申し込みすらできないケースや、入試対策に時間は取られるものの合格できる人数は少ないというポイントもあるので、受ける際には担任や塾の先生とよく話し合いましょう。
入学前から気を付けたいポイント
「試験の難易度は、“基本は”難易度が高いです。」と先ほどお伝えした内容に関して、どのような条件下であれば難易度が下がる可能性があるかをご説明します。
条件の多くは、卒業後に指定の大学病院で働く(研修に行く)ことや、指定の高校を卒業していることです。
つまり、自身が元々通っている高校などの地域が影響するということです。
大学は実家の近くで、働く時には上京してなどと考えている場合には、卒業後に指定の病院で働くのは難しいため、難易度が少し下がる可能性のあるタイプの試験は受けられません。
自身の人生設計と照らし合わせながら、どのタイプの試験に申し込むのかを考えておきましょう。