目次
- ○ 大学入試で漢字検定は役立つのか?
- ○ そもそも漢検とは
- ○ 漢字検定を受けるメリット
- ・漢字検定取得が出願要件に入っている・要件の緩和がある
- ・入試の加点
- ・合否の配慮
- ○ 漢字検定の受検級のオススメ
- ○ 漢字検定で受験対策するなら高1・2から
- ○ 漢字検定取得で大学受験を有利に!
大学入試で漢字検定は役立つのか?
こんにちは!横浜予備校です。
推薦・総合型選抜入試を検討している人にとって気になるのは資格の取得。今回は数ある資格のなかでも「漢字検定」について解説します。高校生が漢検を受けるメリットは?推薦・総合型選抜入試を受けない人には関係ない?漢検を受けるか悩んでいる人は、是非チェックしてみてください。
そもそも漢検とは
漢検とは、「日本漢字能力検定」のこと。漢字の「読み」「書き」だけでなく、漢字の意味を理解して、文中で正しく使う能力があるかを証明する検定試験です。
漢検は3歳から102歳という幅広い年代の人が漢検を受検しており、資格試験のなかでも認知度も社会的評価も高い検定であるといえるでしょう。では、漢検を高校生が受けるメリットとはいったいどこにあるのでしょうか。
漢字検定を受けるメリット
実は、入試で漢検を評価に入れる大学・短大は約55%にものぼります。特に推薦・総合型選抜入試を視野に入れている人は、自分の志望校が漢検を評価基準に入れているのか調べてみましょう。各学校の募集要項から確認するか、漢検HPからもチェックできます。
入試における漢検の利用方法には、例えば以下のようなものがあります。
漢字検定取得が出願要件に入っている・要件の緩和がある
大学に出願するための要件に「漢検をもっていること」という内容が入っている学校があります。また、学校によっては漢検をもっていることで他の出願条件が緩和される場合もあるので、必ず確認しておきましょう。
入試の加点
内申点や入試での得点に加点される場合があります。「漢検2級以上を持っていると〇点加算」のように、具体的に点数が書かれている学校もあるので、参考にしてみてください。
合否の配慮
各種推薦入試において、「合格最低点に達していない場合に配慮する」「合否判定の際に参考にする」という記載がある場合があります。漢検をもっていることで、学習意欲がある、計画的に勉強に取り組める生徒であると判断しているようです。
漢字検定の受検級のオススメ
「準2級」「2級」以上を目標にして受検しましょう。
出願要件に漢検を入れている場合は「準2級」「2級」以上の学校が多いためです。合否判定の考慮・配慮として漢検を参考にする場合は取得級の設定がされていない学校が大半なので、漢字が苦手という人も取得を検討してみるとよいでしょう。
漢字検定で受験対策するなら高1・2から
大学受験に漢検を利用する予定がない場合にも、高校1・2年生の段階から漢検取得を目標に勉強をしておくのがオススメです。受験生である高3になってから漢検対策の勉強も始めるのは負担が大きいですし、志望校があとから決まる・変わる場合もありますよね。
また、検定試験にむけて計画的に学習を積み重ねるという経験は、定期テスト対策・受験勉強の場面でも役に立ちます。高1・2のうちから計画的に受検し、大学受験に向けて準備しておきましょう。漢検対策で身につけた知識と勉強習慣は、別の教科の学習でも役立つはずです。
漢字検定取得で大学受験を有利に!
自分の能力を対外的に示すときに効果的なのが「資格」です。自分の能力を示し、日々コツコツと勉強に取り組めるという姿勢を証明することができます。
漢字の知識・語彙は全ての学びの土台。言葉の力は、国語はもちろん他教科の問題を解くときにも必要な力です。大学受験に向けて対策を始めたい!という人は、まずは漢検取得を検討してみるのはいかがでしょうか。
※参考サイト
日本漢字能力検定協会 https://www.kanken.or.jp/kanken/
大学・短大 活用校検索 https://www.kanken.or.jp/qualification/university/
漢字カフェ https://www.kanjicafe.jp/detail/8474.html