どの教科に力を入れるのか、ということについて考えたことはありますか?
理想は全教科に力を入れて、全て高得点を狙うことですが、あまり現実的ではありません。
実際には、限られた勉強時間で優先順位を決めて勉強することが、私たち受験生には求められています。
今回は、時期別の教科ごとのおすすめの注力バランスを、理由とともにご説明いたします。
(ここでは、一般入試のケースで話していますので、推薦入試を利用する際にはどの時期もまんべんなく勉強して良い成績をとることが優先事項になりますから、今回の記事の優先順位の限りではありません。)
目次
入学前には数学
高校受験が終了して、高校入学までに春休みがあるのであれば、そこで勉強する第一優先事項は数学です。
高校1年生の勉強を先取りすることで、少しでも中高一貫校の学生の進度に近づけることができます。
数学をピックアップする理由としては、
・数学は一度つまずいたら、そこを解消しないと先に進めない→授業を聞いても分からないまま終わってしまう勿体ない時間になるため、それを避けるために数学は優先的に理解していきたい
・数ⅠAは基本、高校1年生までに学習が終わるので、共通テスト対策が早くからできる
等があります。
テキストを読んで理解するよりも、映像授業などを上手く活用しながら勉強することで、より理解が深まるでしょう。
高校1年生は英数国
数学に重点をおきつつ、英数国を鍛えていきましょう。
英数国は暗記科目でないので、時間をかけて解く能力を伸ばしていく必要があります。
そのため、早め早めに解く力を身につけていきましょう。
一方で、暗記をそこまで要しないので、一度力を付けておくと簡単には能力は下がらないため、早めに勉強しておくことで模試でも好成績をのこせてモチベーションのアップにも繋がります。
高校2年生は理科
高校2年生から、生物・化学・物理(・地学)から実際に受験で使う科目を選択したり、基礎内容から専門内容に入っていくことでしょう。
同時期に社会も同じように受験科目選択をするかと思うのですが、理科を高校2年生時には勉強しましょう。
その理由としては、社会よりも理科の方が知識の積み重なりになるので、つまずくとその先の知識が積み上げられないからです。
(社会は後で良い理由は、後ほどご説明しますね。)
高校3年生は社会
社会を高校3年生で注力する理由は、暗記要素が強く、知識を上に積み重ねる必要がないものが多いということ、そして暗記内容が年々変わることです。
社会の学習内容は日々アップデートされますし、誰かに解き方を教わらなくても知識を蓄積することはできます(記述問題の解き方のコツは教わる必要があります)。
そのため、社会は受験生になってから対策をしても良いでしょう。