目次
- ○ 医学部合格に必要なトータル勉強時間
- ○ 医学部受験に必要な高校の学年別勉強時間
- ・医学部を目指す高校1年生
- ・医学部を目指す高校2年生
- ・医学部を目指す高校3年生
- ○ 医学部を目指す高校3年生の1日のスケジュール
- ○ 勉強時間の使い方
- ○ まとめ
医学部合格に必要なトータル勉強時間
こんにちは。今回は医学部合格に向けた勉強時間についてご紹介していきたいと思います。医学部を目指している受験生や保護者の方は是非最後まで読んで参考にしていただければと思います。
(注)高校1年生のスタート時の学力が進学校で学年順位300人中50位くらいの人を想定しています。スタート時にこの学力に達していない人はこのあと紹介する勉強時間よりももっと多くの勉強時間を確保する必要があります。
まず最初に、現役で医学部に合格している人は高校3年間でどれほどの勉強時間を取っているかご存じでしょうか?
もちろん人によるとは思いますが、 およそ5000時間だと言われています。
5000時間といきなり言われてもイメージが湧かない方が多いと思います。
日数に直すと5000時間は208日、約7ヶ月に相当します。つまり24時間一切寝ず常に7ヶ月間勉強して、やっと辿り着ける勉強時間が5000時間というわけです。
これを聞けば5000という時間の膨大さがよく分かるかと思います。
医学部に合格している人達はこの勉強時間を成し遂げたということです。
ちなみに この5000時間というのは学校の授業時間は含んでいません。放課後や休日を使った勉強時間を指していますので相当な努力が必要です。
医学部受験に必要な高校の学年別勉強時間
では、3年間で5000時間を確保するためには各学年でどれくらい勉強すれば良いのかについて考えていきたいと思います。
医学部を目指す高校1年生
高校1年生はまだ入学したばかりで学校生活に順応したり友達を作って遊んだり部活動に励んだりと勉強以外で時間を使うことがとても多いと思います。
受験まであと3年弱もあるので受験に対する意識も低くなりがちです。勉強も大事ですがこういった青春もとても大切ですからね。とは言え医学部を目指すならそれも程々にしなければなりません。
勉強時間は1週間に20時間以上を目指しましょう。つまり1日平均3時間くらいです。
部活動があって3時間も確保できないという方もいるかもしれませんが、そういった方は休日で6時間以上勉強すれば週20時間に到達するはずです。
医学部を目指す高校2年生
高校2年生は部活や学校にもかなり慣れてきて自分の生活スケジュールをコントロールしやすくなってきた頃だと思います。受験に対する意識もそろそろ強くなってくるんじゃないでしょうか。
1週間に35時間以上はしたいところです。1日平均5時間くらいですね。
部活動があると平日はそんなにも勉強時間を確保できないという方は休日に8時間以上は確保しましょう。
部活終わりでしんどいかもしれませんが平日でも3時間は最低確保するように心がけましょう。
医学部を目指す高校3年生
高校3年生はバリバリの受験生です。まずそういった意識を持つ必要があります。
高校2年生までの頃とは訳が違い常に医学部受験のことを意識して生活すべきです。
1週間に50時間以上はしたいですね。1日平均7時間くらいです。授業の合間の休み時間やお昼休憩も全てとは言いませんが勉強に費やしましょう。
部活動の引退がまだで、夏まで部活をしている方もいるかもしれません。そういった方は部活動がある平日は勉強時間を確保できなくても仕方ないので休日に12時間以上は最低しましょう。
ただ部活で疲れた体に睡眠時間を削ってまで勉強をして体調を崩してしまっては元も子もないので、週50時間がどうしても厳しそうであれば40時間を目標にしましょう。
医学部を目指す高校3年生の1日のスケジュール
週に50時間もしくは40時間の勉強時間を確保するには1日のスケジュールをしっかり立ててそれ通りに行動する意識が必要です。
僕のスケジュールの例を挙げますので参考にしてください。
8:30授業開始
←合間の休み時間等で1時間勉強
16:00授業終了
16:30〜18:30 勉強(塾の自習室)
18;30~20:00 塾の授業
20:00〜20:30 塾で夕食
20:30〜22:00 勉強(塾の自習室)
22:00〜22:30 帰宅(単語などの暗記物を勉強)
22:30~23:00 お風呂
23:00~1:00 勉強
1:00 就寝
部活がある方は16時30から18時30の間に勉強は難しいかもしれませんがそれ以外のところで勉強時間を確保しましょう。
8:00 起床
8:30〜12:00 勉強
12:00〜13:00 昼食
13:00〜19:00 勉強(休憩30分)
19:00〜20:00 夕食
20:00〜20:30 お風呂
20:30〜1:00勉強
1:00 就寝
上記のように1週間をこなせれば50時間以上勉強することができるはずです。ただ人によって生活のリズムも違うと思いますのであくまで参考程度に捉えてください。
勉強時間の使い方
5000時間の勉強といってもやみくもに勉強すれば良いという訳ではありません。使い方というのも大切です。
科目ごとに勉強時間を割くというのが大事です。 特に高1、2のうちは最も核となる科目である英語と数学に重点をおきましょう。この2教科は高3から始めてもなかなか伸びるのに時間がかかります。そのため、基礎は少なくとも高2までに固めておく必要があります。
続いて大切になるのが理科です。ただ理科は短期間でも成績を伸ばすことが可能なので高2までに教科書レベルは完璧にして高3から2次試験レベルの勉強を始めましょう。とにかく英数の基礎固めがとても大切です。
社会や国語は高1、2のうちは学校の授業を中心に勉強し、高3から共通テスト対策をすれば大丈夫です。
まとめ
勉強時間の話を今までしてきましたが当然勉強の質、集中力というのも大切です。
ただ勉強時間というのは可視化することができる指標となり、週に◯時間するという目標は自分のモチベーションにもつながるのでやり遂げた時は達成感もあります。
今回は、基本的に1日中勉強するべき浪人生には触れていません。浪人しても良いという状況でもこの勉強時間を3年間で確保するようにしましょう。現役で合格するに越したことはないですし、何より 現役時に努力できなかった人は浪人しても成績が伸びないことが多いからです。
この5000時間を達成したからといって絶対に医学部に合格できる訳ではありません。しかし、 少なくとも医学部に合格した人達はこの勉強時間を達成しています。
是非受験生には勉強時間というのを意識して努力し、医学部合格を勝ち取って欲しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます!