目次
- ○ 中高一貫の中学生が落ちこぼれにならないためには?
- ○ 公立中高一貫校の進学実績とは
- ・横浜サイエンスフロンティア高等学校の進学実績
- ・国立大学等
- ・私立大学等
- ○ 中高一貫校の中学生で落ちこぼれないために
- ・中高一貫校生が落ちこぼれる原因とは
- ・原因① 勉強方法にうまく乗れない
- ・原因② スタートダッシュについていけない
- ○ 中高一貫校生が落ちこぼれないための対策
- ・対策① 中学受験が終わったら大学受験を意識する
- ・対策② 落ちこぼれそうになったらすぐに対策する
- ○ 信頼できる塾や予備校を見つけましょう
中高一貫の中学生が落ちこぼれにならないためには?
こんにちは!横浜予備校です。
小学校では勉強ができる子で有名で、難関の中学受験をクリアしたのに、中高一貫生になると落ちこぼれてしまう生徒がいます。
各中高一貫校では、自校の実績を知ってもらい中学受験生を集めるために、HPやパンフレットなどで、国立大学や医学部医学科、有名私大の合格実績をプッシュアップします。すると、中高一貫校にいる落ちこぼれの存在に気づく人が少なくなるのです。
そこで今回は、中高一貫校に通う中学生や保護者の方に向けて、「中高一貫校で落ちこぼれないためには」についてご紹介させていただきます。
公立中高一貫校の進学実績とは
2023(R5)年度における中高一貫校の大学進学実績について、横浜サイエンスフロンティア高等学校を例にとって説明していきます。
横浜サイエンスフロンティア高等学校の進学実績
横浜市の公立中高一貫校である横浜サイエンスフロンティア高等学校は、2023(R5)年度の卒業生が225名でした。そして、その進学実績は、次のようなものになります。
国立大学等
国立大学計91名(過年度生内数15名)
防衛医科大学校2名
防衛大学校1名
国立大学は原則として1人当たりの合格校が1校なので、約35%の現役生が国立大学等に合格していることが分かります。
私立大学等
慶應義塾大学25名(過年度生内数4名)
早稲田大学38名(過年度生内数8名)
横浜サイエンスフロンティア高等学校では、慶應義塾大学や早稲田大学にも数多くの合格を出しています。しかし、私立大学は学内併願が可能なので、1人が複数の合格を出している可能性も多く、この数字よりも実際に進学できた生徒の数は少なくなります。
中高一貫校の中学生で落ちこぼれないために
中高一貫校の高校生で成績が振るわなくなっているのは、中学時代の成績が大きく関係しています。ですから、中高一貫校の中学生で落ちこぼれないためには、落ちこぼれてしまう原因を知り、対策をすることが重要になります。
中高一貫校生が落ちこぼれる原因とは
中高一貫校生が落ちこぼれる原因には、次のようなものがあります。
原因① 勉強方法にうまく乗れない
中学受験は努力の部分も大きいですが、地頭のよさやセンスが大きく影響します。小学校の勉強は授業だけで理解できるという児童がほとんどです。
しかし、中高一貫校の教育では、授業をしっかりと聞いて理解するだけでなく、与えられた課題を地道にこなし、それを復習して反復することの繰り返しが必要になります。しかし、それを知らないでいると、落ちこぼれてしまうのです。
原因② スタートダッシュについていけない
中高一貫校では大学受験を意識しているので、授業の進みが非常に速くなります。
しかし、中学受験を終了して勉強習慣が途切れてしまうと、中学に入学後の授業や他の生徒のスピードについていけなくなってしまうのです。すると、初回の定期テストから低い順位となり、その後は勉強に対してやる気がなくなり、落ちこぼれてしまうのです。
中高一貫校生が落ちこぼれないための対策
それでは、中高一貫校生が落ちこぼれないためには、どのようにすればよいのでしょうか。
対策① 中学受験が終わったら大学受験を意識する
高みを目指す中高一貫校生は、中高一貫校の受験が終わったらすぐに、意識を大学受験に向けています。
中学受験が終了してから中高一貫校入学までは、2ケ月近くの期間が空くことがあります。その期間にしっかりと勉強できるかが、入学後の成績に大きく影響するので、落ちこぼれてしまうことを防げます。
対策② 落ちこぼれそうになったらすぐに対策する
中高一貫校の授業スピードは非常に速いので、一度つまずいてしまうと挽回することが非常にむずかしくなります。
ですから、「中高一貫校の勉強についていけてないかも…」と思ったときには、すぐに学習塾や予備校に相談に行くことをおすすめします。
信頼できる塾や予備校を見つけましょう
難関といわれるような中学受験をクリアして、夢を抱いて中高一貫校に入学したにも関わらず、短大や専門学校に進学する生徒もいます。
個人の夢の実現のためや家庭の事情等もあるので、Fラン大学や短大、専門学校への進学は、一概に悪いこととは言えません。しかし、落ちこぼれによる成績不振の結果だとしたら、本人や保護者の方にとって、これほどツライことはないと思います。
そのようなときには、塾や予備校が中高一貫校生の中学生にとっての強い味方になります。落ちこぼれになってしまった後でも、中高一貫校生の正しい学習方法を身に付けることで、状況を改善することができます。
それでも、改善する時期は早いに越したことがありません。落ちこぼれそうになったら、一刻も早く塾や予備校を頼って、希望の進路を実現できるようにしましょう。