医学部受験において、数学はかなりの配点をしめます。
そのため、数学の問題集選びは慎重に行いたいところです。
「とりあえず難しい問題集を選んでおけばいいんじゃない?」
確かに、簡単な問題集だと少し物足りないでしょうし、入試で初見の問題を解けるだけの力はつかないでしょう。
しかし、ただ難しい問題集を選んだり、入試問題のような問題がたくさん掲載されているような問題集にしたら良いというわけでもありません。
今回は、医学部受験において数学の問題集を選ぶ3つのポイントをお伝えします。
目次
医学部受験数学問題集の選び方① 説明のレベルが適切か
医学部受験をするとなると、できる限り早い段階から対策をしておきたいところです。
しかし、高校1年生や高校2年生では、受験生に比べると知識の定着率はやや低いでしょう。
その場合、説明文や解説文がかなりシンプルな問題集を選んでしまうと、他の参考書で調べながら理解しなければならなくなったりと、かなり面倒です。
そのため、解説文を読んでみて、今の自分で理解できる説明の書き方かを確認しておくと良いですね。
医学部受験数学問題集の選び方② 入試問題に近い形式か
大学によって、入試問題の出題形式はそれぞれです。
条件などがたくさんついている複雑な問題ばかり出す大学や、シンプルすぎて問題が一文しかない大学もあります。
誘導問題として(1)、(2)などの小問がついている問題を出してくれる大学もあります。
過去問の出題形式に合わせて、似たような形式の問題がたくさん掲載されている問題集を選ぶことで、合格に少しでも近づくことができると考えています。
(あまりに特殊な問題が多い大学の場合には、過去問を徹底的に解いて、完答できるようにすることを第一優先にしましょう。そうすることで問題の解き方の傾向がつかめて、「この公式を使う問題、結構出ているな」などと気づくことができます。その気づきをもとに、自分のレベルに合った問題集で、よく使われていた公式を使う問題を選んで解いていくのも1つの手です。)
医学部受験数学問題集の選び方③ 公式の説明が書いてあるか
数学の問題集の中には、ただ公式だけが書かれていることがあります。
しかし、難関大学の中には、公式の証明をするという問題を出すことがあります。
「公式の証明!?どうやって証明するか全く見当もつかない・・・」
そうなってしまうと、本番中にとても焦ってしまいますよね。
問題集の中には、公式の証明方法が書いてあるものも存在しています。
(Focus Goldなど)
問題集で問題を解きながら、公式の証明方法のとっかかりだけでも知っておくと、本番でも焦らずにすみます。
できれば、本番までに何度か公式の証明をしておくことをおすすめします。