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大学受験の推薦の仕組みを理解しよう!
大学入試は推薦入試と一般入試の大きく2つに分けることができます。
推薦入試には総合型選抜と学校推薦型選抜があり、学校推薦はさらに指定校推薦と公募推薦に分けられます。
①総合型選抜
②学校推薦型ー(1)指定校推薦 (2)公募推薦
推薦入試は一般入試とは違い、基本的には学力試験一発の入試ではありません。
それよりも、高校3年間の生活の中でやってきたことが重視されます。
毎回の定期テストや授業態度などの総合評価である評定平均や、部活動や委員会活動での受賞や功績、ボランティア活動などの諸活動も評価の対象となります。
今回の記事では学校推薦型選抜についてご紹介します。
指定校推薦とは?
指定校推薦は私立大学が主に採用しており、大学側が指定した高校から決まった定員の分だけ合格を出す試験になります。
〇〇大学の〇〇学部、〇〇学科は3名と毎年、大学側から人数が指定されます。
学校内の選抜で成績順に学内選抜で選ばれた人のみが、出願する権利があります。
その学校内での成績の目安である評定平均が決められており、それを上回る場合しか学内選抜に希望を出すことができません。
高校1年生から3年生の1学期までの成績がどのぐらいかによって、決まると言っても過言ではありません。
定期テストや提出物など、日頃からの学習が指定校推薦の学内選抜に直結します。
公募推薦とは?
一方、公募推薦は国公立大学、私立大学共に採用しています。
大学の出願条件に当てはまる人であれば、誰でも出願できるのが公募推薦です。
指定校は調査書や面接のみで合否が決まり、公募推薦は小論文などの何らかの試験が課されることが多いです。
近年、指定校推薦にも学科試験や小論文などが課されるようになり、その部分においてはあまり違いがなくなってきています。
たとえ学校内での選考を通ったとしても公募推薦は落ちる事があります。一方、指定校推薦は学校内での選考を通過すれば基本的に落ちる事はありません。。
公募制推薦にも種類がある?
公募制推薦にも公募制一般推薦と公募制特別推薦の2つがあります。
公募制一般推薦は指定校推薦と同様、評定平均値に基準があることが多いです。
しかし、公募制特別推薦には評定平均値が決められていることが少なく、特別活動の記録を重視する点が公募制一般推薦と異なります。
特別活動とは、部活やクラブチームなどのスポーツ、絵画やスピーチコンテストなどの受賞経験や文化活動の功績を指します。
英検や日商簿記などの資格試験を持っていると有利な入試もあります。
高校在学中に多岐に渡って活躍した人材が、大学入試で優遇されることが多いです。
日頃からさまざまなことに力を入れていきましょう!