自己アピールは、受験生にとっては第一印象を左右する大きな問題。推薦入試の書類や、面接などでも必要になる場合があります。
そこで今回は「大学受験の自己アピール作成のコツ」をご紹介。自己アピールを考える必要があるけれど、どう書いたらいいかわからないという人は是非参考にしてみてください。
目次
- ○ そもそも自己アピールとは?
- ○ 自己アピールを書くときのポイントは?
- ・①高校生活で頑張ったことを「なるべく具体的に」書く
- ・②高校生活で頑張ったことを「前向きに」書く
- ・③高校生活で頑張ったことを「将来につながるように」書く
- ○ わかりやすい自己アピール作成を!
そもそも自己アピールとは?
自己アピールとは、事前に面接官に「私はこういう人間です」と伝えておくための情報源です。
面接官は一日に何人もの受験生と面接をします。しかも、あなたが面接官に自分の熱意を伝えられる時間は数十分程度しかありません。短い時間で、面接官に自分の人となりを伝えきるというのはなかなか難しいでしょう。
そのため、「自己アピール欄をうまく使う」必要があるというわけです。面接官が手にする事前情報である自己アピールに、あなたが頑張ってきたことや得意なこと、伝えたいことを盛り込んでおきます。面接官が面接中に質問しやすくなるような情報を書いておくと、あなた自身も受け答えしやすくなります。
自己アピールを書くときのポイントは?
高校生活で頑張ったことを、
①なるべく具体的に書く
②前向きに書く
③将来につながるような文章で書く
というところがポイントです。①から順番に解説していきます。
①高校生活で頑張ったことを「なるべく具体的に」書く
頑張ったことを書く、といっても、「勉強を頑張りました」「部活で頑張りました」と書くだけでは、どのように頑張ってきたのかが伝わりません。
(例)
勉強面…「高校在学中に英検2級を取得しました」
部活動…「全国大会でベスト16に残りました」
特別活動…「委員長としてメンバーをまとめました」「行事を成功に導きました」
このように、成果を具体的に書くことが重要です。数字に残るような成果がない場合でも「チームの一員として、士気が高まるよう声掛けを積極的に行いました」のように、自分が思う頑張ったポイントを1つでもいいので入れましょう。エピソードを語りやすくなりますし、面接官の印象にも残りやすくなります。
②高校生活で頑張ったことを「前向きに」書く
自己アピールのときに気を付けたいのは、「前向きに書く」という点です。
自分のことをポジティブに書くことに抵抗がある人もいるかもしれませんが、あくまでも自己アピールのための場所なので、過剰な謙遜は入れないようにしましょう。
「実力を発揮しきれず…」「都大会への進出はできず、反省の残る現役生活で…」のように、後ろ向きな表現は避けます。仮にこうした表現を入れるのであれば、続く文章に前向きな言い方をプラスしてください。
(例)
「実力を発揮しきれず、残念な結果に終わりましたが、その分後輩たちにいい結果をのこしてほしいという思いから、引退後も指導をしています」
③高校生活で頑張ったことを「将来につながるように」書く
さらに、高校時代に頑張ってきたことが将来につながるように書けるとなおよいです。
(例)
「部活動で培った『初めてのものにも臆せず挑戦できる』という長所を、グローバル精神を大事にする貴学でさらに伸ばし、将来的には世界で活躍する起業家になりたいです」
自分の強み—高校時代の経験—大学でやりたいこと—将来的にやりたいこと、というふうに、一本の軸をイメージして自己アピールを構成できると、伝わりやすい文章になりますよ。
わかりやすい自己アピール作成を!
わかりやすい自己アピール作成で、推薦入試対策は一歩リード!自己アピール作成のときに行った自己分析や頑張ったことの可視化は、面接のときにも役立ちます。
とはいえ、自分で自分のことを分析するのはなかなか難しいもの。困ったことがあれば、いつでも横浜予備校の先生たちに相談してくださいね。