大学受験には足切りがあるのをご存じですか?
この制度は私立大学にはなく、国公立大学にあるものです。
国公立大学は2段階選抜制をとっているのが、一般的です。
一次試験は大学入試共通テスト、二次試験は国公立大学の個別の試験になります。
大学入試共通テストには、各大学ボーダーラインが設けられており、それを超えられないと足切りされてしまいます。
足切りをされないように、しっかり点数を取れればよいのですが、もし取れなかった場合はどうすればよいのでしょうか?
また、足切りはどのように分かるのでしょうか?
目次
足切りにかからないためには?
足切りにかからないようにするためには、もちろん、大学入試共通テストでしっかり得点を取り、ボーダーを超えることです。
ボーダーは、各国公立大学ごとに河合塾や駿台、東進ハイスクール等の大手予備校がその割合を発表しています。
自分の志望の国公立大学が全科目を総合して何割ぐらい取ればいいかを確認し、模試等でもそれを目安に得点を上げていってください。
日頃からその目安をきちんとクリアすることで、当日の得点も足切りのボーダーラインを越えられるはずです。
大学入試共通テストの後は
大学入試共通テストは、毎年1月の半ばの土日に行われます。
1日目が文系科目、2日目が理系科目です。
大学入試共通テストを受けた直後には、高校で共通テストリサーチというのを出します。
これは、大学入試共通テストの自己採点を行い、自分が志望大学の中で全国のどの位置にいるかをAからEの判定で導き出してくれるものです。
大学入試共通テストリサーチの結果を見て、自分の志望大学への出願を決めることができます。
共通テストリサーチを出せば、自分が足切りラインを超えているかが一目で分かります。
A判定であれば、第一段階は突破している可能性が80%以上になりますが、B判定やC判定はボーダーラインすれすれの可能性が高いです。
年度によっては、志望大学を再検討する必要があるかもしれません。
自己採点をする時も、少し辛めに点数をつけておくと、足切りされる可能性が減ります。
足切りはいつ確実に分かる?
大学入試共通テストリサーチの結果、国公立大学へ実際の出願をした場合、2月15日前後に本当の結果が分かります。
1次試験が通った場合は、2次試験に進むことができます。
でも実際に足切りを実施している大学は全てではなく、全国の約2割~4割程度と言われています。
志望する人が多い難関大学や医学部では、毎年足切りが実施されている現状があります。
自分の志望大学は足切りがあるのか、しっかり事前に調べておきましょう!