そこで今回は、医学部の小論文で課されるテーマの具体例、テーマ設定のコツをまとめています。医学部の小論文対策でお悩みの方はぜひチェックしてみてください。
目次
- ○ 医学部小論文で出題されるテーマの例
- ・①医療技術の進歩と倫理観について
- ・②医療格差と社会的公平性
- ・③医療人材のマルチプロフェッショナリズム
- ・④医学教育と医療人材の育成
- ・⑤医療の国際協力とグローバルヘルス
- ○ 医学部小論文を書くときに使える視点
- ・①医療に関わる社会問題を取り上げる
- ・②倫理的な問題について考察する
- ・③ボランティアなどの体験を示す
- ○ 医学部小論文対策は第三者にみてもらおう!
医学部小論文で出題されるテーマの例
医学部の小論文では、以下のようなテーマが出題されることがあります。ただし、具体的な出題内容は大学や年度によって異なります。医学部の小論文のテーマは多岐にわたる可能性があり、志望校の過去問題集やホームページ、募集要項等で出題傾向を必ず確認するようにしてくださいね。
①医療技術の進歩と倫理観について
医学技術の進歩がもたらす倫理的な問題について考察し、自分の意見を述べる、というテーマです。
例:遺伝子編集技術の倫理的な問題についての議論と、自分の立場や意見について述べる。
②医療格差と社会的公平性
医療格差の問題とその解決策について考え、社会的公平性をどう実現すべきかについて論じるように求められるパターンです。
例:高齢者の医療費負担と公平性の問題について、自分の意見や提案を述べる。
③医療人材のマルチプロフェッショナリズム
医療現場における異なる専門職の連携について論じます。
例:医師、看護師、薬剤師などの職業間の連携とその重要性について、自分の考えを述べる。
④医学教育と医療人材の育成
医学部教育の課題や改善策について考え、医療人材の育成方法について提案します。
例:医学教育のカリキュラム改革についての意見と、より有効な医療人材の育成方法について述べる。
⑤医療の国際協力とグローバルヘルス
医療の国際協力の重要性や課題、自分が果たすべき役割について述べます。
例:発展途上国における医療支援と自分の貢献方法について、具体的な提案を述べる。
医学部小論文を書くときに使える視点
与えられたテーマのなかで、どのような切り口で自分の考えを示すのかは小論文執筆において重要です。医学部向け小論文を書く際に使える、アイデア例をまとめました。
①医療に関わる社会問題を取り上げる
例えば、高齢化社会や医療格差といったテーマを取り上げ、自分の意見や提案を述べることで社会的な意識や思考力を示せます。
②倫理的な問題について考察する
例えば、人工臓器の使用や遺伝子治療の倫理などのような「倫理的な問題」について考察することで、自分の意見や立場を示せます。
③ボランティアなどの体験を示す
病院でのボランティア活動や医学関連の研究に参加した経験がある場合、その経験を通じて得た知見を盛り込むことができます。
医学部小論文対策は第三者にみてもらおう!
小論文で結論をわかりやすく大学側に伝えるためには、
・どのようなエピソードを取り上げるのがよいか?
・なにを深く掘り下げるべきなのか?
を慎重に選定する必要があります。
医学部の小論文では問題提起や意見の記述だけではなく、論理的な展開や具体的な事例の引用、提示された資料の読み取りなどが求められることもあります。出題傾向を把握しつつ、テーマ例に対する自分の考えやアイデアを練っておくのがおすすめです。わかりやすく論理的な展開で意見をまとめられるよう、さまざまなテーマで練習しておくようにしましょう。
小論文対策の近道は、先生など第三者に読んでもらい、アドバイスをもらうことです。横浜予備校では、小論文対策もばっちり行えます。医学部小論文対策をスタートしたいという方はぜひご相談ください。