しかし、予備校での時間割はすべての生徒が同じではなく、個々の学力や目標、志望校に合わせてカスタマイズされています。
そこで今回は、生徒ごとの時間割の違いがどのように生まれ、どのように進めていくべきか、そのポイントを解説していきます。
自身に合った時間割を活用し、目標達成へ向けた効果的な学習方法を見つけましょう。
目次
- ○ 予備校の時間割と高校の時間割の違い
- ○ 生徒ごとの予備校の時間割
- ・現役生の時間割
- ・浪人生の時間割
- ・高校2年生以下の生徒の時間割
- ・医学部を目指す生徒の時間割
- ○ 予備校の時間割をうまく進めるポイント
- ・計画を立ててから授業を入れる
- ・授業を詰め込みすぎない
- ・早寝早起きを心がける
- ・時間割を時々見直す
- ・息抜きの時間も大切
- ○ 予備校の時間割で抑えておきたい注意点
- ・予備校により授業をする時間帯が違う
- ・1コマあたりの授業時間も予備校ごとに異なる
- ・カリキュラムによって時間割が変わる
- ・時間割外の自習時間も大切にする
- ○ 予備校に通う生徒の時間割
予備校の時間割と高校の時間割の違い
高校は一部選択制がありますが、基本的に学校が用意した時間割に沿って授業が進められます。
基本的に空白のコマはなく朝から夕方までの6時限または8時限みっちり授業が行われます。
一方の予備校は、一部個別学習もありますが、基本的に講義形式となるのが高校との大きな違いです。
自身が受けたい講義を選んで受講するスタイルです。
もちろん、志望大学・志望学部に向けた予備校生の学力に応じたカリキュラムが提案されます。
生徒ごとの予備校の時間割
学習塾は学校の授業内容を補完する位置づけですが、予備校は受験対策に特化した教育機関です。
目的が明確であるため、生徒一人ひとりに合ったカリキュラムが組まれます。
生徒の状況もさまざまで、主に現役生と浪人生に分けられます。
現役生でも1年生や2年生、さらには3年生によって授業内容や時間割に違いがあり、志望が医学部の場合より厳しい時間割が組まれることもあるでしょう。
ここでは、生徒の状況に応じたそれぞれの時間割について解説します。
現役生の時間割
高校の授業が終わってからのため、18時頃から1教科目の授業が始まる時間割となります。
50分1コマで、22時までとすれば4コマの授業が一般的です。
これは、高校の授業と合わせた「フルコース」の時間割です。
生徒の希望により受ける授業を絞れば、1日1コマあるいは2コマ程度の授業となります。
予備校で授業を受ける生徒にとってあらかじめ、理系か文系かをはっきりさせること、大前提として志望学部を明確にしておく必要があり、志望学部を意識した時間割となります。
浪人生の時間割
現役生と違って浪人生は受験勉強に対する時間を多く割くことができます。
フルコース授業になると朝から晩まで1日の大半を勉強に充てることが可能です。
しかし、勉強のしすぎが懸念されることもあり、バランスの取れた時間配分が求められます。
一般的なフルコース授業では、朝9時過ぎに授業が始まり、19時過ぎに終わる10コマ構成です。
このようなフルコース授業では、土日は予備校での授業がない「予備日」として利用されることが多く、休日の過ごし方が受験対策における重要なポイントとなります。
高校2年生以下の生徒の時間割
高校1年生・2年生となると予備校よりも学習塾に通う生徒の割合が多くなります。
難関大学や学部、さらには医学部志望といった目的が明確になっている生徒であれば1年生のときから予備校に通うケースも増えてきます。
時間に余裕のある1年生は基礎固めをメインにした時間割が一般的ですが、2年生になると志望学部など目標に合わせた時間割に移行期間といえるでしょう。
高校の授業後に予備校に通う場合、1日に2コマ程度の授業が一般的です。
土日には午前または午後に3コマから4コマ程度の授業を受ける生徒も多いです。
医学部を目指す生徒の時間割
医学部を目指す生徒には、予備校でもハイレベルな授業が求められます。
予備校によっては医学部専門コースや医学部専門予備校があり、これらのコースでは、現役生や浪人生を問わず、利用可能な時間をすべて勉強に充てるフルコースの授業が行われます。
土日も含め、勉強漬けの日々が続く可能性が高いです。
なかには、帰宅時間すら惜しむような合宿コースを提供する予備校もあるでしょう。
横浜予備校では、生徒一人ひとりのスケジュールに合わせた効率的な時間割を作成し、無駄なく効果的に学習を進められるようサポートしています。
医学部専門の指導においても、ハイレベルな授業が提供され、特に合格に向けた徹底的なサポート体制が整っています。
土日や長期休暇も含め、集中的に学べるプログラムも充実していますので、ぜひ横浜予備校の無料相談をご利用ください。
予備校の時間割をうまく進めるポイント
予備校では現役生や浪人、さらには志望学部によってさまざまな時間割が用意されているうえ、足りないところを補完するための選択コースなどもあります。
また、志望学部別・難関大学別などさまざまなカリキュラムがあり、受験対策を徹底して行える体制が確立されています。
自主学習だけでは限界があり、予備校の用意した時間割に沿って計画的に勉強を進めることが重要です。
ライバルが近くにいることで、切磋琢磨して実力以上の成績を目指す環境が整います。
ここでは、時間割を効果的に活用するためのポイントを解説します。
計画を立ててから授業を入れる
がむしゃらに勉強するのも一つの方法ですが、無計画な勉強は効率が悪く、成果が出にくくなります。しっかりと計画を立て、それに沿って学習を進めることが非常に重要です。
計画通りに進まないこともありますが、一度立てた計画を粘り強く実行する意識を持ちましょう。
計画がなければ、目標が曖昧になり、モチベーションの低下を招くこともあります。
受験の最終目標は志望校合格です。道筋をしっかり立てておくことで、万が一挫折があっても立て直しが可能です。
横浜予備校では、生徒一人ひとりに合わせた学習計画を専属のコーチがサポートしながら作成します。
また、その計画に沿って無駄のない学習が進められるよう、効率的なカリキュラム・授業を提供しています。
さらに、得意・不得意に合わせて授業の受け方(指導方法)を選ぶことが可能です。
授業を詰め込みすぎない
予備校でもよく指導されることですが、焦りから授業を詰め込みすぎると、理解が浅くなりかえって効率が悪くなることがあります。
1コマ1コマを確実に理解し、自身のものにするためには、無理のないペースで授業を受けることが大切です。
フォローする時間をしっかり確保しないと、授業を受けただけで終わってしまう危険性があります。
復習を含めた最後の追込み期間以外は余裕をもった時間割を組むようにしましょう。
早寝早起きを心がける
効率的な勉強を実現するには、リズミカルな生活習慣が不可欠です。
集中力が高まるのは、十分な睡眠をとった後の「寝起き3時間」とされています。
そのため、早寝早起きの習慣を身につけ、毎日同じ時間に起きることを心がけましょう。受験当日の朝も早く、すべては受験当日に照準を合わせた生活リズムを心がけます。
特に浪人生は徹底した生活習慣が必要です。
午前中から頭が働くようにするために、頭をウォーミングアップするためにも時間割の1時間目に数学の計算練習や化学の計算練習、暗記テストなどが組み込まれているのが理想的な時間割です。
時間割を時々見直す
時間割の見直しも重要です。着地点は志望大学志望学部への入学です。
そのため、この時間割で合っているのか常に自分自身に問いかけましょう。
学力の向上や進捗に応じて、定期的に時間割をチェックし、時間割を見直すようにしましょう。
度々変更するのは一貫性の意味でよくありませんが、時間割の硬直は避けるべきです。
目的意識をしっかりと持った時間割を考えるようにしましょう。
息抜きの時間も大切
現役生では学校で友人と雑談を楽しむことができます。
予備校に通うにしてもメリハリのある生活を送ることができます。
しかし、浪人生は勉強に多くの時間を費やすことになり、ストレスが溜まりやすくなることもあるでしょう。
そこで、勉強のモチベーションを維持するためにも、息抜きの時間をしっかり確保することが大切です。
すべてを理解しようとしても時間は限られており、すべての時間を勉強に充てると体調を崩してしまう恐れがあります。
適度なリフレッシュを取り入れ、体調管理とモチベーションの維持に努めましょう。
横浜予備校では、アットホームでリラックスできる環境が整っています。
友人や講師との交流を大切にしながら、勉強に打ち込むことで、ストレスを溜め込まずに学習を進められます。
温かい雰囲気の中で、しっかりと息抜きの時間を確保しつつ、受験に向けた計画を進めましょう。
予備校の時間割で抑えておきたい注意点
どの予備校も同じではありません。
大学合格が至上命題ですから、合格のためのさまざまなカリキュラムを用意し、生徒をサポートしています。
現役生・浪人生を問わず志望大学に合格するために、自身の学力を伸ばしてくれる予備校選びが大切になります。
全体的なレベルアップを目指すか、苦手科目を重点的に補強するかなど、選ぶポイントもさまざまです。
予備校選びの際は、自身の目標や弱点に合わせたカリキュラムが提供されているかをしっかり確認することが大切です。
予備校により授業をする時間帯が違う
予備校によって授業の時間帯やカリキュラムは大きく異なります。
現役生を専門とする予備校もあれば、日中は浪人生を、夜間は現役生を対象に授業を行う予備校もあります。
多くの生徒を対象に集団授業を行う予備校では、授業の時間に合わせて出席しなければならず、全体的なレベルアップを図るスタイルです。
一方で、横浜予備校のように個別指導に力を入れている予備校は、柔軟な時間割を作成でき、生徒一人ひとりの生活や学習スタイルに合わせた授業を受けることが可能です。
個別授業では、生徒の苦手科目をしっかりと強化できるため、学力を伸ばすことができます。
1コマあたりの授業時間も予備校ごとに異なる
1コマ50分、休憩10分で回す授業が一般的です。
これは、高校の授業時間に慣れている生徒が多いため、予備校でも同様の時間割が採用されることが少なくありません。
実際に、共通テストでは国語が90分、数学は70分と変則的な時間配分です。
慣れの意味では共通テストの時間割に合わせた授業を行う予備校も少数ながら存在しています。
模試なども授業時間よりも長めなので、授業時間にも注意を払うようにしましょう。
カリキュラムによって時間割が変わる
一般的には集中力が途切れにくいとされる50分授業が多く採用されています。
志望学部によって柔軟にカリキュラムを用意する予備校が増えており、集団授業をベースにしながら個別指導で補完していくスタイルが効果的です。
硬直した時間割を組むよりもカリキュラムに即した臨機応変な時間割をとるようにしましょう。
時間割外の自習時間も大切にする
授業時間を効果的に活用するだけでなく、自習時間を確保して学習内容を深めることが、学力向上の鍵となります。
自習時間は、授業で得た知識を復習し、理解を深めるために必要不可欠です。
しかし、ただ自習するだけではなく、効率的な学習方法を取り入れることが大切です。
横浜予備校では、効果的な学習をサポートするために、個別演習授業の「ハマトレ」を導入しています。
ハマトレは先生一人につき平均4名~5名の生徒が各自の自習課題を勉強していきます。
先生と一緒に勉強をするので参考書や問題集で分からない所はその場で質問をして勉強をすすめることができます。
また、専属コーチが一人ひとりの学習計画を立て、進捗管理までサポートするため、計画通りに学習を進めやすく、無理なく効率的に学力を伸ばすことができます。
予備校に通う生徒の時間割
予備校では、自身に合った時間割を作ることが大切です。
適切な時間割は、実際に予備校に通い、授業や環境を体験して初めて分かることも多いでしょう。
もし時間割が自身に合わないと感じたら、積極的に見直し調整していくことが重要です。
大切なのは、志望学科・志望大学に合格するというゴールを見据えて、適切な環境と時間割を活用し自身の学力を最大限に引き上げることです。
横浜予備校では、生徒一人ひとりに合った時間割の作成をサポートしており、専属コーチと共に適切な学習計画を立てられます。
学力の向上に向けて、個別指導や「ハマトレ」、専属コーチによる学習管理を活用し、効率的に学習を進めることができます。
志望大学合格に向けて、効果的なサポートが欲しい方は、ぜひ横浜予備校の無料相談をお申し込みください。