「どのような対策をすればよいのだろう」「大学の志望理由をうまくまとめられない!」と悩んでいる方は多いことでしょう。
本記事では、大学受験の面接で鍵となる志望理由の準備方法やポイントを解説します。
さらに避けるべきNG例や、医学部入試における面接に役立つ具体的な対策も紹介し、受験生が自信を持って面接に臨めるようサポートします。
大学受験の面接対策をするうえでやるべきことを明確にしたい方は、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
目次
- ○ 大学受験の志望理由を答えるための事前準備
- ・自分の経験や過去のエピソードをまとめておく
- ・志望する大学や学部について調べておく
- ・志望大学で学びたいことをまとめておく
- ・志望大学・学部と自分の接点をまとめておく
- ○ 大学受験の面接での志望理由の答え方
- ・自分の言葉で答える
- ・丸暗記はしない
- ・結論から話す
- ・1分程度にまとめる
- ○ 大学の志望理由のNG例
- ○ 医学部入試の面接のポイント
- ・面接形式を事前に調べておく
- ・模擬面接や面接指導を受ける
- ・よく聞かれる質問を対策する
- ・医療情報を日頃から収集する
- ・将来の展望を考えておく
- ○ 大学受験の面接のポイントや志望理由の答え方
大学受験の志望理由を答えるための事前準備
大学受験の面接で、志望理由の準備は重要です。
とはいえ、志望動機をうまくまとめるのは簡単なことではないかもしれません。そこで、まず以下の点をメモに書き出してみることをおすすめします。
・自分の経験や過去のエピソード
・志望する大学や学部について調べたこと
・志望大学で学びたいこと
・志望大学・学部と自身の接点
これらの情報を整理し、簡潔な言葉で話せるよう準備しておけば、面接時に自信を持って答えることができるでしょう。
具体的にこれらの情報をどのようにまとめればよいのか、一つずつチェックしていきましょう。
自分の経験や過去のエピソードをまとめておく
志望する大学に入りたいと思ったきっかけとなる自分の経験や、過去のエピソードはありますか?
まずは自分の過去のできごとを振り返り、自己分析をしてみましょう。
例えば、「自分や身内が病気になった際に医師になりたいと思い医学部を志している」「自分の親が弁護士をしていてその姿をみて自分も憧れを持ち、法学部を志すに至った」など、具体的なエピソードがあるかもしれません。
もし具体的なエピソードがなくても、これまで取り組んできた部活や学外活動、得意科目について考えることで、自己分析が進み、自分がその学部を志した理由が見えてくることもあります。
たとえ部活や学外活動で際立った成績を残していなかったとしても、長く取り組んできたことや頑張ってきたことをアピールすることは重要です。
あなたの忍耐強さやチャレンジする意欲を面接官に伝えるチャンスにもなるでしょう。
志望する大学や学部について調べておく
志望する大学や学部について調べておくことも重要です。
面接では、漠然とした希望学部だけでなく、なぜその大学を志望しているのかを聞かれることもあります。
大学のパンフレットや公式ホームページで入念に調べておくようにしましょう。
また、日程が許せば大学説明会に参加して、情報収集するのもおすすめです。
大学に足を運んだり、教授や在校生の話を聞いたりすることで、志望理由がより明確になることでしょう。説明会に参加したことを面接でアピールすれば、その大学や学部への強い関心を示すこともできます。
志望大学で学びたいことをまとめておく
志望大学や希望の学部で学びたいことを整理し、まとめておくことも大切です。
志望する大学の学部でしか学べないことを他大学と比較しながら考えてみるようにすると、自分の考えがまとまってくるかもしれません。
大学説明会に参加すると、教授や在校生の話を聞くことができ、学びたいことがより具体的になることもあります。海外研修や独自の学習プログラムなどがある場合は、それらへの参加希望を示すことで、意欲的な姿勢を表現することもできるでしょう。
また受験予備校には大学に関する情報が集まっているため、予備校を活用して大学について調べることも有効でしょう。
志望大学・学部と自分の接点をまとめておく
志望大学・学部と自分の接点を探し、まとめておくことも面接における重要なポイントです。
具体的には、自分の親族がその大学を卒業したエピソードや、医学部であればその大学出身の医師に憧れがあるなどのエピソードが挙げられます。
これらのエピソードから志望大学・学部と自分の接点をアピールできれば、志望動機として説得力が増すことでしょう。
私たちの予備校では、こうした志望理由をまとめるためのアドバイスや面接対策も行っております。
ぜひ一度、ご相談ください。
大学受験の面接での志望理由の答え方
続いて、大学受験の面接での志望理由の答え方について解説していきます。
ポイントは以下の4点です。
・自分の言葉で答える
・丸暗記はしない
・結論から話す
・1分程度にまとめる
これらのポイントを抑えることで、面接官に好感を与えるとともに、志望理由が伝わりやすくなります。
自分の言葉で答える
志望理由を説明する際には自分の言葉で答えることを心がけましょう。
大学のパンフレットや公式ホームページからそのまま引用したような言葉を使うと、文章が不自然になることがあるため注意が必要です。
不自然な回答にならないようにするためには、話したいことのキーワードを頭に入れておき、自分で文章を組み立てる練習をするのがおすすめです。
丸暗記はしない
面接で聞かれる質問を予想し、あらかじめ回答する文章を考えておくことは重要ですが、一言一句丸暗記するのは望ましくありません。
丸暗記した場合、少しでも忘れてしまうとパニックに陥ってしまい、言葉が続かなくなってしまうリスクがあるためです。
丸暗記したせいで、忘れてしまわないか心配になり、緊張が増してしまうことも考えられます。
また予想外の質問をされた場合に、考えてきたものと違うことで不自然な回答になったり、パニックになったりするかもしれません。
面接官にとっては、丸暗記してきた受験生よりも、柔軟な思考で質問に回答できる受験生の方が好ましいと感じることでしょう。
これらのことを防ぐためにも、丸暗記をするのではなく質問の内容を大まかに考えておき、それに答えるためのキーワードを用意しておくことが重要です。
どのような質問をされても柔軟な回答ができるように準備しておきましょう。
結論から話す
志望理由を伝える際は、結論から話すことも重要です。
志望理由がいくつかある場合には、一番の理由を最初に伝えるようにしましょう。
一文に多くの内容を伝えようとせず、一番の理由をまず簡潔に述べることで相手に伝わりやすくなります。
結論を伝えたうえで、具体的なエピソードを挙げていくと説得力が増し、面接官に志望理由が伝わりやすくなるでしょう。
1分程度にまとめる
志望理由はダラダラと話すのではなく1分程度にまとめることを意識しましょう。
あまりに長すぎると、相手に重要なことが伝わりにくくなってしまいます。簡潔にまとめることで、面接官に一番伝えたいことが伝わりやすくなります。
また緊張すると話すスピードが速くなりすぎることも考えられるため、事前に練習しておくとよいでしょう。適度なスピードで、ハキハキと話すことを心がけることで面接官に好感度を与えます。
話すスピードも考慮しながら、1分程度で志望理由を伝えられるように繰り返し練習しましょう。
私たちの予備校では、面接対策として具体的なフィードバックを行い、繰り返しの練習を通じて自信を持って面接に臨めるようサポートしています。
プロの指導で万全の準備を整え、志望校への合格を目指しましょう。ぜひ無料相談で詳細をお聞きください。
大学の志望理由のNG例
面接で失敗するのが怖いと考えている受験生は多いことでしょう。
ここでは、そんな不安を抱える受験生のために、面接で避けるべきNG例を説明します。
志望理由を答える際に避けるべきポイントは、以下の3点です。
・漠然とした答え
・他人から聞いた話をそのまま使う
・大学・学部に関する知識が不足している
漠然とした答えや他人から聞いた話をそのまま使うと、質問に対して話を膨らませられず、面接官にあなた自身の思いが伝わりにくくなります。
自分の意見を端的に伝えつつ、具体的なエピソードを添えられるよう準備しておきましょう。また、大学・学部に関する知識が不足している場合にも、本当に志望しているのか面接官に疑問を持たれかねません。
公式ホームページやパンフレットに書かれている内容は事前に調べ、頭に入れておくことが重要です。
これらのポイントを抑えれば失敗するリスクを回避でき、安心して面接に臨むことができるでしょう。
医学部入試の面接のポイント
医学部受験を控えている受験生にとって、一般的な面接との違いがわからず対策に悩むこともあるでしょう。
ここでは医学部入試における面接対策について解説していきます。ポイントとなるのは以下の5点です。
・面接形式を事前に調べておく
・模擬面接や面接指導を受ける
・よく聞かれる質問を対策する
・医療情報を日頃から収集する
・将来の展望を考えておく
それぞれについて詳しく説明していきます。
面接形式を事前に調べておく
面接形式は大学によってさまざまです。
具体的には個人面接や集団面接、集団討論などの形式があり、個人面接と集団面接どちらも受ける必要がある場合もあります。
個人面接では受験生一人と面接官で行われるため、自分をアピールするチャンスです。ほかに受験生がいないため、深い質問をされることも考えられます。
集団面接は受験生二人以上と面接官で行われるため、個人面接と比べると一人あたりの解答時間は少なくなります。別の受験生が答える間も、自分ならどう答えるか考えましょう。その時の姿勢も評価されます。
集団討論は、一般的に4〜6人の受験生でグループとなり、与えられた議題について討論するものです。
論理的思考力や発言力、言語化能力、協調性などが評価されます。
受験生の中から司会者を選ぶこともあり、積極性や意見をまとめる力も見られます。
また、一部の大学ではMMIと呼ばれる方式の面接が行われます。
この面接は受験者の論理的思考能力を試す面接になるので十分な対策が必要になります。
模擬面接や面接指導を受ける
面接対策においては模擬面接や面接指導を受け、本番で緊張しないように練習しておきましょう。
横浜予備校では、医学部入試の面接対策を無償で何度でも行えます。
前年度までの傾向を把握した講師から客観的な意見をもらうことで自分の改善するべき点がわかります。
よく聞かれる質問を対策する
医学部入試の面接でよく聞かれる質問は以下です。
・どうして医師になりたいのか
・理想の医師像
・自分の長所・短所
・中学・高校で取り組んできたこと
・併願校について
・最近読んだ本や関心のあるニュース
これらの質問は聞かれやすいため、回答を用意しておきましょう。
医療情報を日頃から収集する
面接では、日頃から医療情報に関心があるかどうかも見られています。
ニュースや新聞から医療に関する情報にアンテナを貼り、自分の考えを言語化できるようにしておくとよいでしょう。
将来の展望を考えておく
将来どのような医師になりたいか、どのように働きたいかということも聞かれることがあります。
自分が医師になりたいと思ったきっかけと絡めたエピソードを話したり、これまで見てきた医師からなりたいイメージを思い浮かべてみたりすると具体的にイメージしやすいかもしれません。
大学受験の面接のポイントや志望理由の答え方
いかがでしたでしょうか?大学受験の面接対策に悩む受験生に向け、答え方のポイントや志望理由のNG例、医学部入試の面接のポイントについて解説してきました。
まずは志望動機をまとめ、聞かれやすい質問を想定し回答を考えておきましょう。丸暗記するのではなく、キーワードを頭に入れておくことで緊張しにくく、自然で柔軟な回答ができます。
また、本番をイメージした面接練習を繰り返し行うことも重要です。
横浜予備校では面接対策を無料で行っており、医学部入試に特化した面接対策も行っております。
前年度までの傾向を熟知した講師による面接対策を行うことで、自信を持って本番に臨むことができるでしょう。
気になる方はぜひ横浜予備校にご相談ください。