医学部受験の際に、併願校を受験する方は多くいらっしゃいます。
第一志望校に悩む方はそこまで多くありませんが、
「第二志望以降、どうしよう・・・」
と悩むケースはよく見ます。
今回は、医学部の受験校を選ぶ際のポイントを3つにしぼって、ご説明します。
目次
偏差値
偏差値で受験校を選ぶということは、最も一般的で思いつきやすいものでしょう。
偏差値という観点で考えると、
・自身の偏差値より高い学校(チャレンジ校などと呼ばれます)
・自身の偏差値と同じくらいの偏差値の学校
・自身の偏差値より低い学校
の3パターンに分かれます。
個人的には、3パターンとも申し込むことをおすすめします。
「自分より偏差値が高いところを受けても、正直受からないから意味がないんじゃ?」
「偏差値が低いところを受けるともったいないのでは?」
と思う方もいるかもしれませんが、受験直前1~2ヶ月で偏差値は大きく変化します。
見られる傾向としては、よく勉強し続けている現役生は偏差値が上がって、その上がり方についていけない場合には偏差値が下がってしまうということです。
だからこそ、偏差値の上下を考慮していくつか偏差値をばらけさせて受験することをおすすめします。
入試問題
自分の偏差値より高い学校でも、合格点に達することはあります。
反対に、偏差値では安全圏だと思っていた学校を受験しても思ったような結果にならないこともあります。
その理由の1つとしては、入試問題との相性が挙げられます。
自身が解きやすい問題形式の場合は、たとえ偏差値が高くても合格点に達することもあります。
そのため、偏差値だけでなく、入試問題との相性も見て受験校を決めましょう。
実習先
医学部ならではのポイントとして、実習先が近いかというものが挙げられます。
実習が附属病院でほとんど完了するのであれば、普段住んでいる家からも通えるケースがほとんどですし、負担を減らすことができます。
反対に、附属病院が遠い場合や附属病院以外での実習が多い場合には、自宅から通えなくなり、マンスリーマンション等を借りないといけない可能性もあります。
実習の準備等で忙しい時期に、家を借りるための手続きであったり、慣れない家電を使用するためにエネルギーを割くのは痛手でしょう。
実習で遅刻などを繰り返すと単位認定もされないので、どこまで通わないといけないのかは卒業がかかっているということになります。
朝が苦手な方はなおさら、どこで実習しないといけないのかは把握しておくと良いでしょう。