皆さんは、受験までの勉強の計画をどのように立てていますか?
できるだけ早く教科書の内容を終わらせられたら良いのだろうなと漠然と思っていても、どのような計画を立てたら良いのか難しいところです。
実際に受験でたたかう他の受験生は、一体どのようなスケジュールで進めているのでしょうか?
今回は、難関大学を受験する場合の理想の勉強スケジュールをご紹介します。
目次
教科書の内容を終わらせるのは?
本格的に志望校の過去問を解く前には、まず教科書の内容を終わらせて、ある程度の知識を固めておきたいところです。
教科書の内容は、どれだけ遅くても、高校3年生になった春には終わらせましょう。
学校の進度が遅くても、自習や塾の講義でどんどん先取りしていくのです。
その理由についてご説明します。
難関大学や医学部受験生には、中高一貫生が大変多いです。
中高一貫校の生徒は、中学3年生の時点で数学ⅠAは終えていますし、高校2年生の時点では教科書の内容はほとんど終えています。
高校2年生の冬から入試対策を本格的に行っているような生徒と同じ土俵で戦うためには、同じかそれ以上に入試対策の時間を確保する必要性があるというわけです。
もしこの記事を読んでいらっしゃる方が中高一貫校に通う生徒の方だとしても安心はできず、自分が通う以外の中高一貫校ではもっと学習が進んでいるかもしれないと思いながら、進めましょう。
先取りが難しい場合は?
ただ、学校の進み具合以上に学習を進めるのが、課題や部活等の関係上どうしてもできないと感じる方もいるでしょう。
そのような方は、高校1年生時からできる入試対策をします。
その入試対策というのが、共通テストの数学ⅠA、国語の現代文の対策です。
高校一年生時点で学習が終わる数学ⅠAと、学年によって知識が大幅に変わることのない現代文の対策から始めましょう。
共通テスト対策問題集など、共通テストに特化した問題集を使用することをおすすめします。
余力がある場合には、古文、漢文も対策しましょう。
薄い本一冊に載っているような知識さえあればある程度解けるので、自習で対策できます。
推薦入試を受ける場合は?
推薦入試をメインに考えている場合には、先取りよりも学校の進度も意識して学習するということも重要視しましょう。
基本は先取りしながら勉強するようにしておき、試験の2週間前からは先取り学習は一旦中止して、テストの対策に集中します。
授業態度、提出物、テストの点数などが成績に関係します。
推薦入試においては成績も重要になりますので、学校の成績もないがしろにはできません。
(反対に、成績に自信がない場合でも、一般入試であればその日の成績が良ければ合格します。)
注意点としては、推薦入試の合格人数は少ないので、それをメインとしていても一般入試まで受験生活が続くことも。
その時に同じ土俵でたたかえないということがないように、テスト期間以外は先取り学習はしておいた方が良いでしょう。