「どの参考書を選べばいいのかわからない」「自分に合った参考書を見つけたいけれど、情報が多すぎて決められない」そんな悩みを抱えていませんか?
大学受験の勉強を進める上で、参考書選びは効率的な学習を実現するための重要なステップです。
しかし、参考書の種類が豊富で、どれが適切なのか迷ってしまう方も多いでしょう。 適切な参考書を選ぶことは、学力を伸ばす上で大切な鍵となります。
一人ひとりに合った参考書を使うことで、得意科目をさらに伸ばし、苦手科目を克服することが可能です。
本記事では、参考書の種類や選び方、注意すべきポイントを具体的に解説します。
「どれを選べばいいのかわからない」と迷っている方も、この記事を読むことで、自分にぴったりの参考書を見つけるためのヒントを得られるでしょう。ぜひ最後までお読みください。
目次
参考書にはどのような種類がある?
参考書の種類には主にインプット系とアウトプット系があります。
インプットもアウトプットも両方大事で、どちらかが欠けてはなりません。
では、そもそも参考書におけるインプット・アウトプットとは何でしょうか。
具体例を挙げつつ解説します。
インプット系
インプットとは、新しい情報を取り入れることを主とした作業のことです。
例えば、教科書を読むことや講義を聞くことがこれに該当します。
この段階では、情報を正確に理解し、概念をしっかりと把握することが重要です。
インプット系の参考書としては、英単語集が一例として挙げられます。
効果的な使い方としては、一冊を徹底的に学習することを目指し、必要に応じて書き込みを加える方法がおすすめです。
例えば、英単語集を使う際には、覚えるべき単語やフレーズをマークすることで、試験前に苦手な範囲を効率よく復習することができます。
こうした工夫により、学習効果を高めることができるでしょう。
アウトプット系
アウトプットとは、記憶したことを思い出す作業を指します。
例えば、テストを解くことや人に教えることがこれに該当します。
このプロセスを通じて、記憶がどれだけ定着しているかを確かめることができます。
アウトプット系の参考書としては、問題集が一例として挙げられます。
問題集はインプット系参考書とは異なり、書き込みを控えるのが望ましいでしょう。
繰り返し問題を解く際に、書き込みがあると妨げになるためです。
勉強を効率的に行うためには、アウトプットを学習のメインに据えることが適切です。
実際、インプットとアウトプットの比率を「3:7」に保つことが効果的であると、科学的な研究で証明されています。
その根拠の一つとして挙げられるのが「ラーニングピラミッド」です。
これはアメリカ国立訓練研究所が提唱したモデルで、7つの学習方法を平均学習定着率の順にピラミッド型にまとめたものです。
このモデルを活用することで、アウトプットの重要性をさらに理解することができます。
ラーニングピラミッドの7つの階層と平均学習定着率は、上から下に向かって以下のように並んでいます。
・講義(5%)
・読書(10%)
・視聴覚(20%)
・デモンストレーション(30%)
・グループ討論(50%)
・自ら体験する(75%)
・他人に教える(90%
ピラミッドの下に行くほど学習定着率が高くなります。
つまり、他人に教えるという方法がとても効果的で、学習内容の90%が定着するとされています。
しかし、アウトプットが大事だからといってインプットをしなくてよいわけではありません。
両方必要でそのバランスをとることが大切です。
参考書を選ぶポイント
参考書選びは合格に近づくために重要であると前述しました。
しかし、どのような基準で選ぶべきか迷われている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、その基準について解説します。
目的にあったものを選ぶ
参考書選びの第一歩は、自分の学習目的を明確にすることです。
インプット用の参考書が必要なのか、それとも不得意科目を克服するための問題集が必要なのか、目的によって選ぶべき参考書は異なります。
例えば、得意科目をさらに伸ばしたいなら応用問題集が適しています。
一方で、基礎の見直しが必要であれば、解説が充実した基礎向けの参考書を選ぶべきです。
目的が曖昧なままだと、不要な参考書を買ってしまい、時間やお金を無駄にしてしまう可能性があります。
「今の自分に足りないものは何か」をよく考えてから選びましょう。
難易度から選ぶ
目的が明確になったら、次に考えるべきは参考書の難易度です。
模試で偏差値を把握している場合でも、自分に適した難易度の参考書を選ぶのは意外と難しい課題です。
ここでのポイントは、解説を読んで理解できる内容を選ぶことです。
例えば、問題がまったく解けず、解説を読んでも理解できない参考書では、学習のモチベーションが低下してしまうでしょう。
反対に、簡単すぎる参考書では、十分な学力向上が見込めません。
適切な難易度の参考書を選ぶことで、達成感を味わいながら挑戦的な問題に取り組むことができます。
このバランスこそが、学習を継続するために欠かせない要素といえます。
解答が丁寧に解説されている参考書を選ぶ
効率よく勉強を進めるには、解説が丁寧であるかどうかを参考書選びの基準の一つにすることをおすすめします。
私たち講師も、解説が充実した参考書が学習の効率を高める重要な要素であると実感しています。
解説を読むだけで内容を理解できれば、質問する時間を短縮でき、勉強のペースを維持することが可能です。
さらに、わかりやすい解説は、生徒の学習意欲を引き出し、挫折を防ぐ効果もあります。
解説がしっかりしている参考書は、学習を自立的に進める助けとなり、最終的には学力の向上につながります。
参考書を選ぶ際には、実際に手に取り、解説のわかりやすさを確認することを強くおすすめします。
受験までの学習時間を考慮する
受験までの残り日数を考慮して参考書を選ぶことが重要です。
分量が明らかに多すぎるものや少なすぎるものは、効率的な学習を妨げる原因になりかねません。
分厚い参考書を選ぶと最後まで終わらない可能性があり、逆に内容が少なすぎると必要な知識を十分に網羅できないかもしれません。
「頑張れば終わる」くらいのボリュームの参考書を選ぶことで、適度な危機感を持ちながらモチベーションを維持しやすくなるでしょう。
以下の手順を参考に、適切な参考書を選んでみてください。
・受験までの残り時間を把握する
・学習計画を立てる
・網羅可能な内容の参考書を選ぶ
また、学習の段階に応じて参考書を選ぶこともポイントです。
例えば、基礎固めの段階では短期間で基礎を固められる要点をまとめた参考書が適しています。
一方で、応用力養成の段階では典型問題や過去問題集を使った実践的な問題演習が効果的です。
直前期には要点整理や暗記に特化したコンパクトな参考書を選ぶことで効率よく学習を進められるでしょう。
学校や予備校の先生にアドバイスをもらう
学校や予備校の先生にアドバイスを求めるのも有効です。
特に、目指す大学に合格した先生や先輩からの助言は、実践的かつ具体的な内容であることが多いため、大きなヒントになるでしょう。身近に頼れる人がいない場合には、SNSやブログで情報を収集する方法もあります。
先生にアドバイスを求めるメリットには次のようなものがあります。
・客観的な評価
・経験に基づく助言
・新しい情報の入手
先生は、生徒一人ひとりの成績や学習傾向を把握しているため、あなたに合った参考書や勉強法を的確に提案してくれます。
また、多くの生徒を指導してきた経験から、効果が期待できる参考書をよく知っています。
教育現場にいる先生は、新しい参考書や学習方法にも詳しく、貴重な情報源です。
1.テストを受験
2.合格マップで適切な参考書・問題集を決める
3.年間計画を立てる
4.年間計画を日々のスケジュールに落とし込んで専属コーチと管理
学習に不安を感じている方、効率よく勉強を進めたい方は、ぜひお気軽にお申し込みください。
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横浜予備校では、次の手順で合格までに自学自習の参考書・問題集の年間計画と、スケジュール管理を行います。
参考書を選ぶときの注意点
上記に加え、参考書を選ぶ際の注意点についても解説します。
ついやってしまいがちなことを避けることで、参考書選びの失敗を防ぎ、より効果的な学習を進められるでしょう。
参考書を選ぶ際には、ぜひ意識してみてください。
複数冊をまとめて購入しない
参考書はいくつも買わないほうがよいでしょう。
複数冊をなんとなく理解するより、一冊を極める方がよい成果を出せる可能性が高いです。
さらに、以下のようなデメリットがあります。
・買うだけで満足してしまう
・無駄な出費になる
・学習計画が複雑になる
参考書を購入する際には注意が必要です。
まず、参考書を手に入れたことで安心感を得てしまい、実際に活用せずに終わるケースが少なくありません。
購入しただけで満足してしまうと、学習が進まず時間を無駄にしてしまいます。
また、必要以上に参考書を購入すると、使い切れないまま無駄な出費となる場合があります。
さらに、複数冊を並行して使用しようとすると、どれを優先すべきかわからなくなり、どれも中途半端に終わるリスクが高まります。
このような問題を避けるためには、必要な参考書を厳選し、一冊ずつ着実に取り組むことが大切です。
最新版を購入するようにする
新しい情報を反映した参考書を使用することは、合否を左右する重要な要素となる場合があります。
共通テスト対策用の参考書については、最新版の方が最新の試験分析が反映されているため、より効果的です。
また、試験範囲や出題傾向の変更に対応できる点も大きな利点です。
一方で、古い教材を使用すると単元の増減に対応できない可能性があり、不必要な内容を学習してしまったり重要な内容が欠落したりするリスクがあります。
このような理由から、最新版の参考書を選ぶことが適切だといえます。
苦手教科はデザインや見やすさを重視して選ぶ
大学受験において苦手科目を克服するためには、デザインや見やすさを重視して参考書を選ぶことが重要です。
その理由は以下の通りです。
まず、理解のしやすさという点では、図解や図説でわかりやすくまとめられた参考書が直感的な理解を助けます。
次に、学習意欲の向上の観点から、カラフルで見やすいデザインの参考書は学習への抵抗感を減らし、勉強意欲を高める効果があります。
さらに、視覚的に整理された情報は記憶に残りやすく、効率的な学習につながります。
親しみやすいデザインの参考書を使用することで、苦手科目への心理的なハードルが下がり、見やすく構成された参考書は長時間の学習でも集中力を保つのに役立ちます。
これらの理由から、デザインや見やすさを重視した参考書は、苦手科目の克服に向けて効果的な取り組みを可能にします。
ただし、市販の参考書は万人向けに作られているため、あなたの苦手科目や個別の学習ニーズに完全に対応しているとは限りません。
そこで、横浜予備校では、生徒一人ひとりの学力や得意不得意を徹底的に分析し、それに基づいた参考書やオリジナルテキストを使用しています。
このオリジナルテキストは、内容が生徒の理解を深めるために最適化されており、学力を効率的に伸ばすことができます。
横浜予備校が作っている「英語が苦手な人」に特化した参考書をご紹介します。
また、少人数制(1クラス平均2名)を徹底し、個別のニーズに応じた指導を提供しています。
さらに、受験のプロがあなただけのオリジナルカリキュラムを作成し、苦手科目の克服から得意科目の伸長まで、包括的にサポートします。
苦手科目を克服し、志望校合格を目指す方は、ぜひ横浜予備校の無料相談をご利用ください。
専門スタッフが丁寧に対応し、あなたに適切な学習プランをご提案します。
一緒に目標達成を目指しましょう!
参考書の活用方法
ここまで紹介した方法で参考書を選び終えたら、いよいよ学習開始です。
ここでは、学習を進める際の注意点を解説します。
復習ができるように問題集・参考書に文字を書き込みすぎない
問題集や参考書に文字を書き込まないことには多くのメリットがあります。
まず、同じ問題を繰り返し解くことで、理解度の変化を確認できる点です。
また、時間を置いて再度取り組むことで、長期的な記憶の定着を促進します。
ただし、問題集・参考書に書き込まないことにはデメリットもあります。
例えば、問題と解答の間に空白が生じ、効率的な学習を妨げる可能性があります。
しかし、このデメリットはノートを併用することで解消できます。
ノートを使えば、自由にメモや途中式を書き込むことができ、複数の情報を一元化することも可能です。
こうした理由から、参考書・問題集への書き込みを避け、ノートを活用することで、効果的な復習と柔軟な学習を実現できます。
参考書の内容が身についたら参考書を変える
参考書の内容が十分に身についたら、新しい参考書に切り替えることを検討してもよいでしょう。
この切り替えにはいくつかのメリットがあります。
まず、新しい参考書を使うことで、同じ内容を異なる視点から学ぶことができ、理解をさらに深められます。
また、難易度の高い参考書に進むことで、より高度な問題に挑戦でき、実力の向上が期待できます。
さらに、異なる出題形式や解説方法に触れることで、多様な問題に対応する力を身につけることが可能です。
このスキルは、試験本番で予想外の問題に出会った際に特に役立ちます。
ただし、参考書を変更する際にはいくつかの注意点があります。
まず、目的を明確にし、自分の学習レベルに適したものを選ぶことが重要です。
また、複数の参考書を同時に使用することは、学習の焦点が定まらなくなり逆効果となる可能性があります。
そのため、1冊ずつ集中して取り組むことが効果的です。
内容がまだ十分に身についていない段階で新しい参考書に移るのは避け、学習の進捗に合わせた計画的な切り替えを心がけましょう。
大学受験のための参考書を選ぶときは自身にあった参考書を選ぼう
参考書選びについて見てきましたが、合格を目指すためには、適切な参考書を選び、正しい学習方法を実践することが重要です。
自分に何が必要かを考えることが大切だとお伝えしましたが、実際に自分自身の状況や弱点を正確に把握するのは難しいでしょう。
さらに、参考書の選択や学習プランに迷ってしまうと、貴重な時間を浪費する可能性もあります。
そこで、私たち横浜予備校では、受験生一人ひとりの学力や目標に合わせた参考書の提案に加え、独自に開発したオリジナルの参考書やテキストをご用意しています。
このテキストは、重要ポイントを分かりやすくまとめた内容と効率的な構成により、生徒が短期間で成績を伸ばせるよう工夫されています。
さらに、受験のプロである講師陣が、あなた専用の学習プログラムを設計し、効果的な学習方法を丁寧に指導します。
このように、余計な迷いを排除し、勉強に集中できる環境を提供することで、多くの生徒が成績を向上させてきました。
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