
早慶上理やMARCHなどの難関大学を目指したいものの、現在の偏差値が40で、どのように勉強を進めればよいか悩んでいる方もいるかもしれません。成績を上げて難関大学に合格するためには、効率的な学習方法を知り、適切な環境を整えることが重要です。
偏差値40であっても、工夫次第で成績を伸ばし、難関大学への合格を目指すことは可能です。
この記事では、偏差値40から合格が狙える大学や効果的な勉強法、受験に向けて意識すべきポイントについて解説します。
目次
偏差値40の学力レベルとは

偏差値40とは、全国の受験生の中でどの程度の学力に相当するのでしょうか。本項では、偏差値40の位置づけや、そのままでも合格が可能な大学について解説します。
偏差値40は下位何%か
偏差値40は、試験の受験者全体の中で下位約16%にあたります。そもそも偏差値とは50を中央値とし、数値が大きいほど学力が高く、小さいほど学力が低いことを示す指標です。正規分布に基づくと、偏差値は通常20〜80程度の範囲に収まり、特に30~70の間に多くの受験者が分布します。
偏差値40の方が100点満点の試験を受けると、目安として30点前後を取る計算になります。ただし、これは試験の難易度や受験者層によって変動するため、模試の偏差値を確認する際は受験者層を考慮したうえで自身の学力を振り返ることが重要です。
偏差値40のままで入れる大学はあるか
偏差値40のままで入学可能な大学は存在しますが、多くの大学では基礎学力を問われるため、追加の学習が必要です。
偏差値40前後の大学としては、私立大学では帝京大学・山梨学院大学・東海大学などが挙げられますが、学部によってはそれ以上の偏差値を求められることもあります。また、地方の国公立大学では指定校推薦や総合型選抜入試など、特定の選抜方法を利用することで合格の可能性を上げることができます。
偏差値40から難関大学は狙えるか

偏差値40から難関大学を狙えるかどうかは、志望大学のレベルや受験勉強を始める時期によって大きく異なります。この項では、大学のレベルごとに詳しく解説していきます。
日東駒専クラスは3年生からでも狙える
結論からいうと偏差値40から日東駒専へ合格することは可能です。日東駒専に合格するために必要な学習時間の目安は1,800〜2,000時間といわれています。高校3年生からの大学受験勉強を始める場合は1日4〜6時間程度の学習時間が必要です。
高校1年生から学習を始めれば1日1〜2時間程度の勉強時間で十分といえます。学習時間だけで述べると上述のとおりですが、高校3年生の時点で偏差値40からの日東駒専への合格は容易ではありません。
これまでの自身の生活習慣や学習方法を見直し、受験勉強を中心とした生活リズムに変えていく必要があります。日東駒専のレベルは私立大学の中堅大学のなかでも上位に位置する大学群です。近年では入試の難易度が上昇しており、単に学習時間を確保するだけでは合格が難しくなっています。合格を目指すには、自身に合った効果的な学習方法を取り入れることが重要です。
1年時であればMARCHクラスの合格も狙える
MARCHのレベルは偏差値53〜67程度で大学と学部によって異なりますが、平均値は62.5程度です。偏差値40からはかなりのステップアップが必要といえるでしょう。
MARCHに合格する受験生の学習時間は3000~4000時間が目安といわれています。高校1年生のときからMARCHを目指して1日5時間程度学習すればよい計算になります。偏差値を上げるためにはどの科目も基礎が大切です。
高校3年生の時点で偏差値40の場合、基礎が身についていない可能性が高いのでMARCHへの合格はかなり難しいといえます。学習時間については学校や部活動があるときには1日5時間が理想ですが、学習時間を確保することが難しいこともあるでしょう。
ただ基礎力をつけようと闇雲に学習をするのではなく、優先順位をつけて学習することがおすすめです。MARCHへ合格するためには英語の試験結果が大切で、比重が高いといわれています。英語以外の科目の優先順位は受験する学部によって異なります。
そのため、自身が学びたい分野や将来の進路を踏まえ、優先順位を考えながら学習を進めることが大切です。
早慶上理クラスは難易度が高い

早慶上理に合格するために必要な学習時間は約5,000時間前後といわれています。しかし、これには個人差があるため、学習の進捗状況に応じた柔軟な対策が必要です。早慶上理クラスの大学を目指す多くの受験生は、高校入学以前から志望校を意識し、学習に取り組んでいることが少なくありません。
高校入学後に大学受験に向けた学習を計画的に進めないと、合格は難しいでしょう。
横浜予備校は、医学部や難関大学に強い予備校として、高い評価を得ています。一人ひとりの学力を徹底分析し、個別カリキュラムを作成。少人数制(1クラス平均2名)を通じて、確実な理解と応用力を身につけられます。また、オリジナル教材を活用し、効率的な学習をサポート。さらに、模試の結果を基にした学習戦略により、志望校合格への道筋を明確に示します。
学力を最大限に引き上げる環境が整っているため、指定校推薦を狙う方だけでなく、一般入試を考えている方にも適しています。
「今の成績では志望校は難しいかも…」と感じているなら、ぜひ横浜予備校の無料相談をご利用ください。あなたの目標に合わせた適切な学習プランをご提案し、第一志望合格へと導きます。
偏差値40から成績アップするための勉強法

偏差値40から成績アップをするためにはどのように勉強をすればよいか悩む方もいるでしょう。この項では、科目ごとに効果的な学習方法を解説します。
国語は語彙力・文法など基礎固め
基礎が身についていない場合、何が書かれているのかや何が問われているのかを正しく理解できていない可能性があります。
そのため、語彙力をつけ文法を勉強する必要があります。言葉の意味をひとつずつ丁寧に勉強する、音読をするなど少しずつ着実に勉強していくことが大切です。
数学は中学の範囲から見直す
数学の学力が伸びるかは中学レベルからの積み重ねが重要です。中学レベルの問題から見直し、基礎を身につけるようにしましょう。中学レベルを完璧に理解した後、高校1年生レベル・高校2年生レベルと順番に学習を進めます。
基礎問題が解けるようになった段階で偏差値は50程度まで上がることが多いです。時間はかかりますが焦らず、丁寧に学習することが大切です。
英語は文法より単語を重視する
英語では、いくら文法がわかっていたとしても単語がわからなければ文章を理解することができません。
そのため、まずは単語の学習がおすすめです。単語学習の際は、ただ暗記するのではなく、実際に文章の中で使われている例を見ながら覚えることが効果的です。
例えば、英単語帳だけでなく短い英文を読んで前後の文脈とともに単語の意味を理解するようにすると、記憶に定着しやすくなります。また、発音やスペルも同時に学習することで、リスニングやライティングの力も向上します。
理科は1年時の基礎から着手する
物理科は高校1年次の基礎を固めることが重要です。物理や化学では計算、生物や地学では暗記が求められるため、各科目の基本概念を確実に理解する必要があります。
まずは教科書や参考書を活用し、「力のつり合い」「モル計算」「細胞の構造」など、各分野の基礎を押さえましょう。その後、問題演習を通じて知識を定着させることで、応用問題にも対応できるようになります。
社会は通史理解から始める
社会は暗記科目です。机に向かい淡々と勉強をしていても興味がないと勉強が捗らないことが懸念されます。
偏差値40だと基本的な知識が十分に定着していないと考えられるため、漫画やYouTubeなどを用いて楽しみながら通史の理解をすることをおすすめします。
横浜予備校では、生徒一人ひとりの学力を詳細に分析し、それぞれに適切なカリキュラムを提供しています。医学部や難関大学に特化した対策を行い、少人数制(1クラス平均2名)での徹底した個別指導を実施。さらに、授業外でもLINEを活用したサポートがあり、疑問が生じた際にいつでも質問できる環境が整っています。
また、横浜予備校ではアウトプット重視の「プレゼン授業型指導」を導入。学んだことを人に説明することで知識の定着を促し、模試や入試本番でも確実に実力を発揮できるようサポートしています。
「独学ではなかなか成績が伸びない」「効率よく短期間で成果を出したい」とお考えの方は、ぜひ横浜予備校の無料相談をご活用ください。あなたの目標達成に向けて、適切な学習プランをご提案いたします。
偏差値40から難関大学を狙うポイント

上記では効果的な学習方法について触れました。この項では偏差値40から難関大学を狙うために、どのような環境に身を置き学習するとよいのか解説します。
勉強せざるをえない環境をつくる
偏差値40から難関大学への入学を希望する場合、人一倍学習に励む必要があります。学習する環境に誘惑があると集中することができません。
そのため、学校や予備校の自習室を使用するなど、集中して勉強できる空間に身を置くことが大切です。
個別・少人数指導の予備校を利用する

偏差値40の場合、基礎から理解できていないことがほとんどです。決められた受験日までに基礎から応用までの学習をする必要があるので少しも時間を無駄にできません。
理解できず躓いたときに、自身の理解度に合わせて的確に教えてくれる方がいると学習の進捗がぐんとアップします。そのため個別や少人数制の予備校を活用し、気軽に質問できる環境をつくることもおすすめです。
偏差値40から難関大学を狙うなら少人数指導の予備校がおすすめ

これまで述べてきたように、偏差値40から難関大学へ合格するのは容易ではありません。どの科目も基礎から見直して身につける必要があります。
そのなかでも効率よく学習をするためには少しも時間を無駄にすることはできません。受験当日までの時間が限られていても、焦って応用問題に取り組むのではなく、基礎から学習し着実に実力をつけることが大切です。
学習を進める中で、問題につまずいた際には、すぐに解決できる環境があると学習効率が向上します。そのため、疑問をその場で解消できる少人数指導を行っている予備校を活用することも一つの選択肢です。
横浜予備校では、講師が生徒の理解度に合わせた細やかな指導を実施し、苦手を克服しながら効率的に学習を進めることができます。また、横浜予備校オリジナルの参考書やテキストを活用し、短期間で効果的に学力を伸ばす仕組みを整えています。以下に偏差値40前後から4か月で成績を飛躍的に伸ばした生徒の成績推移をご紹介します。
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