「どの参考書から取り組むべきか分からない」「勉強の進め方に自信が持てない」といった悩みを抱える受験生は少なくありません。
特に化学は、医学部や難関大学を志望する高校2・3年生にとって選択科目として人気がありますが、苦手に感じる学生も多い科目です。
しかし、正しい順序で参考書を選び、効果的に学習することで着実に得点力を伸ばせる科目でもあります。
この記事では、化学の参考書選びのルートを学力や志望校に応じて紹介します。
また、効率よく勉強を進めるためのポイントもご紹介しますので、ぜひご確認ください。
目次
- 学力別化学の参考書ルート
- 化学が得意な人におすすめの参考書ルート
- 化学が苦手な人におすすめの参考書ルート
- 志望校別の化学参考書ルート
- 日東駒専レベルの大学
- MARCHや地方国公立レベルの大学
- 早慶や難関国公立レベルの大学
- 東大や京大レベルの大学
- 参考書ルートと一緒に気をつけたい参考書の選び方
- 直近の入試傾向への対策がされているか
- 現在の自身のレベルにあっているか
- 化学の辞書として活用できるか
- 解説がわかりやすいか
- 効率よく化学を勉強するポイント
- 丸暗記をしない
- 計算力をつける
- 1冊の参考書全問が解答できるようにする
- 不明点は高校や予備校の先生に聞く
- 参考書ルートをもとに化学の得点アップを目指そう
学力別化学の参考書ルート

学力別の化学の参考書ルートは、得意な人と苦手な人で異なります。
自分の学力に合ったルートを把握し、適切に学習を進めることが重要です。
それぞれの詳細を確認してみましょう。
化学が得意な人におすすめの参考書ルート
化学が得意な人向けのおすすめルートは、基礎をしっかり固めた後、応用問題や志望校の過去問に挑戦する方法です。
これにより、さらに実力を伸ばし、試験での得点力を向上させることができます。
・二見太郎の早わかり化学
・リードLightノート 化学基礎
このルートは、「ある程度化学の知識がある」「試験までの余裕がある」という方向けです。
化学の基礎から応用までしっかりカバーする、内容が充実した参考書を利用することをおすすめします。
厚めの参考書は、解説や例題が豊富に掲載されており、忘れていた分野や苦手な単元が出てきても、確実に理解を深めながら学習できます。
化学が苦手な人におすすめの参考書ルート

化学が苦手な人向けのおすすめルートは、基礎固めに特化して学習を進めることが重要です。
焦らずに、一つ一つ学び直していきましょう。
・宇宙一わかりやすい高校化学
・とってもやさしい化学基礎・化学
・化学基礎問題精講
これらのルートは、「化学に苦手意識がある」「試験までの時間が限られている」という方に適しています。
基礎に特化した薄めの参考書からスタートし、ここだけは絶対に押さえるべきポイントをしっかりと身につけていきましょう。
化学に限らず、どの科目でも基礎を固めずに発展的な問題に挑戦するのは難しいものです。
焦って難問から始めるのではなく、まずは基本から確実に学んでいくことが大切です。
化学の参考書ルートに迷っている方は、ぜひ一度横浜予備校にご相談ください。
横浜予備校では、生徒一人ひとりの学力や得意・不得意に合わせて、適切な参考書の選定から学習ルートの提案までを個別に行っています。
「化学が苦手で基礎からやり直したい」「ある程度できるけど、どの参考書を使って演習を積めばいいかわからない」といった悩みに、経験豊富な講師が丁寧に対応いたします。
また、定期的な学習進捗の確認や24時間対応のLINE相談など、サポート体制も万全です。
市販の参考書をただこなすのではなく、「どの順番で」「どう使うか」まで戦略的に学べるのが横浜予備校の強みです。
化学の成績を本気で伸ばしたい方は、まずはお気軽にご相談ください。
志望校別の化学参考書ルート

志望校別の化学参考書ルートを確認することはとても重要です。
志望校のレベルに合わせた参考書を活用することで、効率的かつ効果的に受験勉強を進めることができます。
それぞれの詳細を確認してみましょう。
日東駒専レベルの大学
日東駒専レベルの大学のおすすめ参考書ルートは以下のとおりです。
・宇宙一わかりやすい高校化学
・高校これでわかる基礎問題集
・化学入門問題精講
化学に苦手意識がある方や、偏差値60未満の方は、まずこちらのルートからスタートするとよいでしょう。
イラストやキャラクターを使い、化学を楽しく学べるだけでなく、解説がとてもわかりやすい点が特徴です。
ただし、難関大学を目指す方にとっては物足りなく感じることもあるため、志望校のレベルに応じて次のステップへ進むことが重要です。
MARCHや地方国公立レベルの大学
MARCHや地方国公立レベルの大学を志望する方向けのおすすめ参考書ルートは以下のとおりです。
・鎌田の倫理化学の講義
・福間の無機化学の講義
・鎌田の有機化学の講義
これらの参考書は、解説が講義形式でとてもわかりやすく丁寧に書かれている点が特徴です。
そのため、化学が苦手な方でも理解しやすく、スムーズに学習を進めることができます。
また、「なぜその解答になるのか」という理由も詳しく解説されており、暗記に頼ることなく、自分で考える力を養うことができます。
早慶や難関国公立レベルの大学

早慶や難関国公立レベルの大学を志望する方向けのおすすめ参考書ルートは以下のとおりです。
・化学の基礎を固めたい場合:化学[化学基礎・化学] 基礎問題精講
・本番と同じレベルの問題に慣れておきたい場合:実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学
・より高度な問題を目指す場合:[化学]重要問題集 化学基礎・化学(B問題)
これらの参考書は、早慶や難関国公立の入試で実際に出題されるレベルの問題を多く含んでいます。
難易度は高くなりますが、解けるようになると本番の試験もスムーズに進められるようになります。
基礎知識が定着した段階で、これらの問題集にチャレンジしてみましょう。
東大や京大レベルの大学
東大や京大レベルの大学を志望する方向けのおすすめ参考書ルートは以下のとおりです。
・難関大入試の典型問題を完璧にしたい場合:化学[化学基礎・化学] 標準問題精講
・ハイレベルな問題を何度も解いて自信をつけたい場合:化学の新演習
・理論化学をしっかり学びたい場合:鎌田の理論化学の講義
これらの参考書は、難関大学入試で出題される典型的な問題を完璧にすることを目指しています。
特に、ハイレベルな問題を繰り返し解くことで、自信をつけながら実力を養うことができます。
化学の参考書の中でも難易度は高く、問題数も豊富ですが、理解し解けるようになれば、どの大学の入試でも自信を持って挑戦できるようになるでしょう。
参考書ルートと一緒に気をつけたい参考書の選び方

参考書ルートを選ぶ際に気をつけたいポイントには、「入試対策」「自身のレベル」「辞書としての活用」「解説の充実度」など、さまざまな要素があります。
それぞれのポイントについて詳細に確認していきましょう。
直近の入試傾向への対策がされているか
2025年の大学受験から、新課程に対応した入試が開始されます。
化学の参考書を選ぶ際には、新課程に対応しているかを確認することがとても重要です。
入試対策が適切に施されているかをチェックし、直近の傾向に対応している参考書を選びましょう。
対策が不十分な参考書を選んでしまうと、知らずに間違った知識を覚えてしまうことになります。
したがって、最新の入試対策がされているかをしっかりと確認することが大切です。
現在の自身のレベルにあっているか
化学の参考書を選ぶ際、自分の学力に合ったものを選ぶことも重要です。
レベルに合った参考書は、解説や問題が理解できる範囲で提供されているものです。
「解説が理解できない」「問題の意味がわからない」と感じる場合、参考書の難易度が自分のレベルに合っていない可能性があります。
その場合は、少し易しめの参考書に切り替え、理解できる内容から学んでいくことが大切です。
化学の辞書として活用できるか
化学の参考書は、1冊で全分野をカバーしているものを選ぶことが重要です。
辞書のように体系的にまとめられている参考書は、深い知識を得るためにとても役立ちます。
化学の分野は大きく、「理論化学」「無機化学」「有機化学」「高分子化学」の4つに分かれており、それぞれに膨大な知識や暗記すべき用語があります。
これらを効率的に学ぶためには、1冊で包括的にまとめられている参考書を選ぶと便利です。
「化学の知識を深めたい」「どこから手をつけるべきか分からない」と悩んでいる方には、辞書のように体系的に整理された参考書が有用です。
解説がわかりやすいか
化学の参考書を選ぶ際、解説のわかりやすさを重視することはとても重要です。
解説が難解で理解できないと、参考書の効果を最大限に引き出すことができません。
参考書は、基礎知識から応用までを網羅し、特に苦手分野を克服するために活用します。
自分が理解できる解説が書かれている参考書を選ぶことをおすすめします。
具体的に解説がわかりやすい参考書としては、教科書よりも詳細な説明がされており、例題の解答例が化学が苦手な方でも理解しやすい内容になっているものが適しています。
効率よく化学を勉強するポイント

効率よく化学を勉強するためには、「丸暗記をしないこと」「計算力をつけること」「参考書を網羅すること」「不明点を先生に質問すること」などが重要です。
それぞれのポイントについて詳細に確認しましょう。
丸暗記をしない
化学では、知識を覚えるだけではなく、覚えた知識を応用する力が求められます。
暗記と理解をバランスよく織り交ぜながら学習を進めることが、化学の力を伸ばすための重要なポイントです。
暗記と理解を明確に区別して学習を進めることが、効率的な勉強法といえます。
暗記に偏りすぎると応用力が不足し、理解だけに頼ると基礎知識が不十分になるため、両者のバランスを取ることが大切です。
具体的には、重要な単語や概念を色分けしてノートにまとめる方法が効果的です。
また、授業や予備校後にその日の内容を振り返る習慣をつけると、理解が深まり、記憶も定着しやすくなります。
計算力をつける
化学では計算問題も多いため、計算力の向上も必要です。
計算問題を解く際は、小数点の処理や筆算での計算ミスを減らすことを意識しましょう。
具体的には、ノートに計算スペースを設け、計算過程をしっかりと記録できるようにします。
間違えた問題については、その原因を分析し、再発防止策を考えることが大切です。
また、化学の計算式は何を計算しているのかがわかりにくくなりがちです。
そのため、計算式に言葉で説明を加える習慣をつけると、より理解が深まり、解答の精度も向上します。
1冊の参考書全問が解答できるようにする

知識を暗記して問題を解いてみると、「解けない」と感じることがよくあります。
インプットするだけでは、十分に理解したとは言えません。
重要なのは、学んだ内容をしっかりとアウトプットできるようにすることです。
そのためには、参考書や問題集を何度も解くことが必要です。最低でも2〜3周解くことを目安にし、分からない問題が無くなるまで繰り返し学習しましょう。
網羅的に問題を解ききることを優先し、何度も地道に繰り返すことで、大学ごとの過去問や入試問題の特徴、頻出問題が見えてきます。
この繰り返しが、実力を確実にアップさせる鍵となります。
不明点は高校や予備校の先生に聞く
勉強の過程で、どうしてもわからない、理解できないことが出てくることはあります。
その際は、素直に学校や予備校の先生に質問しましょう。
また、「自主学習や家庭学習で集中できない」「自分だけでは上手く勉強できない」と感じている方も多いでしょう。
その場合は、個別指導塾を利用して、勉強習慣を身につけることも有効です。
自分に合った勉強方法や学習環境を選ぶことは、勉強の効率を上げるだけでなく、自信や知識の向上にもつながります。
「自分に合った化学の参考書ルートがわからない」「どの問題をどの順序で解けば力がつくのか迷ってしまう」そんな方は、ぜひ一度、横浜予備校にご相談ください。
横浜予備校では、医学部や難関大学合格を見据えたカリキュラムをもとに、一人ひとりの学力や進度に合わせた適切な化学参考書ルートを個別にご提案しています。
市販の教材だけに頼るのではなく、独自に開発した教材と反復学習プログラムにより、基礎から応用まで段階的に理解を深めることが可能です。
また、24時間いつでも質問できるLINEサポートや、演習内容を振り返るプレゼン形式の授業など、「わからない」を放置しない指導体制が整っており、学力の底上げに直結する環境を提供しています。
効率的に、そして確実に化学の実力を伸ばしたい方は、まずはお気軽にご相談ください。
参考書ルートをもとに化学の得点アップを目指そう

参考書を利用する際、「買っただけで終わってしまった」「参考書を手にしても続けられるか不安」「今のやり方で本当に合格できるのか」といった悩みを抱える方は少なくありません。
・自分の学力レベルを把握する
・自分に合った勉強法を見つける
・自分の学力に合う参考書ルートを選ぶ
これらを実践し、志望校に合った参考書ルートを進めることで、化学を得点源にすることができます。
ただし、志望校への合格を保証するものではありません。
もし、自分だけでうまくいかないと感じた場合は、個別指導塾を利用予備校を積極的に活用してサポートを受けましょう。
横浜予備校では、医学部・難関大学を目指す生徒一人ひとりに対し、学力や志望校に応じた適切な学習計画を個別に設計しています。
経験豊富な講師が、理解度を確認しながら進行管理を行い、「わからないまま放置することがない」万全のサポート体制が整っています。
さらに、専用教材・復習指導・プレゼン形式授業などを通じて、インプットとアウトプットを効果的に循環させる学習法を実践することが可能です。
「このままでは不安」「参考書をどう使えばよいかわからない」と感じている方は、まずはお気軽にご相談ください。
横浜予備校が、あなたにぴったりの学習戦略と化学攻略ルートをご提案します。
