このコラムでは受験生の英作文の練習にもまた、受験生の心にも効きそうな名言を用いて英作文の練習をしていきます。ちょっとでも英作文のコツを楽しみながら掴んでもらえると嬉しいです。
目次
勉強中の雑念を振り払うには?
勉強する「やる気」はあるのに…「ちっとも集中できない、頭に入ってこない…」って状況、誰にでもありますよね。
「集中しようとしているのに、耳障りな音がする、気になるニオイがする、メールやLINE通知が飛び込んでくる…」
「机に向かっていても、ボーッとしたり、他のことが気になったりして勉強がはかどらない…」
勉強するにも「集中力」はとても大切ですが、何故か集中できなかったり、突然の眠気に襲われたりと、ここ一番集中力に欠けることがありますが、そんな時に限って集中できない自分に対して罪悪感を感じたり、自信を失ったりしがちです。
こんな時、一体どうすればよいのでしょうか?
実は、 『ストイックになるよりリラックスした方が物事に集中しやすくなる』という考え方があります。
脳が最大限機能するためには、変な力みがあるよりも、「余裕」があった方がいいから、というのがその理由。
集中できない自分を嫌になる必要はありません。『集中力』というものは通常、30分~1時間程度しか持ちません。 自分で「今、全然集中できてない…」って自覚するだけでもチャンスです。自分なりの方法で、思い切ってリラックスする選択を選びましょう。頑張った自分へのご褒美も必要です。時間を決めて気分転換できたら、「集中力」の質も上がるはずです。
そこで、今回の名言。
羽生善治さんの「雑念を振り払う」名言
“頭の中に空いたスペースがないと集中できない。”
羽生善治:生 1970年9月27日
日本の将棋棋士。将棋界で初のタイトル七冠全ての独占を達成した。史上最強棋士候補の一人として名前が挙がることもあるが、本人は大山康晴十五世名人を史上最強棋士に挙げている。
名言を英語にしてみよう!
さて、この名言を「英訳」してみましょう。
①英語にはまず主語が必要ですが、名言等で使われる主語を「一般的な人」とすれば、「You」が思いつきます。続けて動詞部分「集中する」は『concentrate』、語法は『concentrate on』ですね。すると…
“頭の中に空いたスペースがないと集中できない。”
You can’t concentrate on anything
と前半部分が完成します。
②続けて、「頭の中に空いたスペースがなければ」と考えて、『unless』を使います。開いたスペースは簡単な単語で『empty space』、頭を『mind』で表現しましょう。
ちなみに、VISAのカードの創設者ディー・ホック(Dee・Hock)の言葉の中にもこんな名言があります。
“頭の中に空いたスペースを作っておけば、創造性が満たしてくれる。”
この記事が日々勉強を頑張る高校生、受験生の参考になれば嬉しいです。