目次
- ○ 早慶上智を受験予定の人のための比較
- ○ 早稲田大学の特色
- ・早稲田大学の校風や教育方針
- ・早稲田大学の難易度
- ・早稲田大学のユニークな学部は?
- ○ 慶応義塾大学の特色
- ・慶応大学の教育方針
- ・慶應義塾大学の難易度
- ・慶應義塾大学のユニークな学部は?
- ○ 上智大学の特色
- ・上智大学の校風や教育方針について
- ・上智大学の難易度
- ・上智大学のユニークな学部は?
- ○ 早慶上智のまとめ
早慶上智を受験予定の人のための比較
「早慶上智」といえば多く受験生が憧れる人気の大学。知名度抜群で就職でも有利であるばかりか、アナウンサーや芸能人になる方も多く、華やかな東京の大学というイメージがありますよね。
しかしそれだけ人気があるということは、それだけ難易度も高いということ。一筋縄で合格できる大学ではありません。
憧れの早慶上智に合格するための第一歩として、まずはしっかりと情報を集めましょう。今回は横浜予備校が早稲田、慶応、上智大学が具体的にどれだけ難しいのか、どのような学部があるのか、各大学のユニークな学部について順にご紹介してまいります。
早稲田大学の特色
まずは早稲田大学の特徴についてご紹介していきます。
早稲田大学の校風や教育方針
「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」という方針で、大隈重信が1882年に設立した大学です。
慶應義塾大学と並び歴史のとても長い大学と言えますが、強いて言えば、早稲田は、慶應よりも伝統を重んじる、外見をあまり飾らないバンカラなカッコよさがある大学と言えるかもしれません。財界や文化人、芸能人など様々な分野の人材を輩出しています。
早稲田大学の難易度
早稲田大学は13の学部から成り立っています。難易度は偏差値60~70。理系の方が少し難易度が低い傾向があります。偏差値は河合塾の2020年度の偏差値を参考にしています。
・文学部67.5
・政治経済学部67.5~70.0
・法学部67.5
・教育学部62.5~65.0
・商学部70.0
・文化構想学部67.5~70.0
・社会科学部70.0
・国際教養学部67.5
・スポーツ科学部65.0
・人間科学部62.5~67.5
・基幹理工学部65.0
・創造理工学部62.5~65.0
・先進理工学部62.5~65.0
早稲田大学のユニークな学部は?
早稲田のユニークな学部は「国際教養学部」です。ほぼすべての授業が英語で行われ、内容は学問体系にとらわれないさまざまな授業を行っています。
課題の量が欧米の大学並みで少し大変ではありますが、日常的に英語を使うため、非常に高い英語力が身につくことはまず間違いなし。将来英語で仕事をしたい早稲田志望者は検討してみましょう。
慶応義塾大学の特色
続いて慶応義塾大学の教育方針や難易度、それから特徴的な学部についてご紹介していきます。
慶応大学の教育方針
慶応大学は「独立自尊(人に頼らず、自らで事をなし人としての品格を保つこと)」「自我作古(じがさっこ:過去に前例がないことを行い、自ら歴史を作ろうといった意味)」という精神で福沢諭吉が設立した大学。
「三田会」と言って慶応大学のOB・OGで構成されているグループがあり、先輩と繋がりができやすい環境が作られているのも特徴です。
また「慶応ボーイ」といった言葉もある通り、美男美女が多いことでも有名。早稲田と同じように、テレビで活躍している人もたくさんいますよね。
慶應義塾大学の難易度
慶應義塾大学は10学部で構成され偏差値は60~72.5。早稲田と違い、医学部や薬学部といった医療系学部が充実しているのが大きな特徴です。将来医療に携わりたい人の、最高峰の私立大学です。
・文学部65.0
・法学部67.5~70.0
・総合政策学部72.5
・経済学部65.0~67.5
・商学部65.0~70.0
・医学部72.5
・理工学部62.5~65.0
・看護医療学部60.0
・薬学部62.5~65.0
・環境情報学部72.5
慶應義塾大学のユニークな学部は?
「総合政策学部」と「環境情報学部」、いわゆる「SFC」と呼ばれる湘南藤沢のキャンパスにある2つの学部。
両学部は必修の科目がほとんどなく、建築系、デザイン系、法律系、教育系、情報系、言語系、医療系、スポーツ科学系にまで至る、非常に多種多様な学問の中から自分の好きなことを選んで学ぶことができます。
※ちなみに2020年度、新型コロナ感染症の広まりからこの環境情報学部は以下のようなメッセージをホームページで公開して学生にメッセージを送ったことが大変話題になりました。シンプルなカッコいいメッセージは「いかにもSFCだ!」と評判です。
環境情報学部 新入生・在学生のみなさんへのメッセージ | 慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC)
上智大学の特色
最後に上智大学の特徴や難易度についてご紹介して参ります。
上智大学の校風や教育方針について
上智大学は「叡智が世界をつなぐ」という教育方針で、イエスズ会が日本で最初のカトリック大学として1913年に創立した大学です。
キャンパスが分かれておらず、多くの学生が四谷キャンパスで学ぶのも特徴。そのため学部を越えて学生間の繋がりが強い傾向があります。
また早稲田や慶応と比べて女子が多いのも特徴です。12,000人近くの学生の中で女子生徒が7,000人と半分以上。キリスト教系の大学だけに西洋式の作りの校舎がとてもおしゃれです。
上智大学の難易度
上智大学は10の学部から構成されています。難易度は55~67.5です。
・総合人間科学部57.5~67.5
・神学部55.0~57.5
・文学部62.5~65.0
・総合人間科学部55.0~67.5
・法学部65.0~70.0
・経済学部65.0~67.5
・外国語学部62.5~65.0
・理工学部57.5~62.5
・総合グローバル部65.0
・国際教養学部 一般入試なし
上智大学のユニークな学部は?
上智大のユニークな学部として「文学部新聞学科」がおすすめです。全国的にも新聞学科はとても珍しく、日本で最も古いマスコミ系を学べる学科。新聞やテレビ制作実践的な授業もありますので、マスコミ業界に就職したいと考えている人におすすめです。
早慶上智のまとめ
今回は、早稲田慶応上智大学のそれぞれの特徴や、おすすめ学部についてご紹介して参りました。
私立の中でも偏差値が高いトップ3のこれらの大学は、お洒落で華やかな雰囲気もあって、昔から大変高い人気を誇っています。同級生やOB・OGとのつながりも強いため、就職でも有利に働き、なりたいと思える仕事に就けます。
合格までの道のりはとても険しいですが、最高の4年間と充実した人生が約束されることを考えれば、十分見返りがあるはず。今は苦しくても、きっと来年「やっぱりがんばってよかった!」と思える大学ですので、一日一日を大切に勉強をがんばりましょう。