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早稲田大学、偏差値低い学部なら楽勝ってほんと??
こんにちは! 横浜予備校の竹下です。
このページに辿り着いたあなたは、横浜予備校のコアなファンか、そうでなければ「早稲田大学 偏差値 低い」で検索したことでしょう……わかります、その気持ち。
夏休みに入り、ある程度自分の偏差値というものをつかんでくる時期、自分と志望校の間にある隔たりが少しでも縮まればと、志望校内でも比較的偏差値の低い学部が知りたくなってしまう……わかります、その気持ち(2回目)。
しかして!
偏差値が低いということは、必ずしも入りやすいということに直結するのでしょうか?
この記事では、“偏差値低い=楽勝”説について、検証していきたいと思います。
結論から述べると、“偏差値低い=楽勝”説は誤りであると言えます。
そもそも、偏差値はあくまで当該学校の人気度に過ぎません。実際の入試問題の難易度に関わらず、人気があれば高く、なければ低い数値が割り当てられます。よって自分の偏差値が志望校と合致、あるいは多少上回っていたとしても、実際の入試問題対策をしていなければ歯が立たない、なんてこともよくあります。逆に、多少足りていなくとも、入試問題対策をしっかりと行えばカバーしきることも可能だということです。
特に昨今の文系私大入試は混沌を極め、早慶に受かるからと言ってMARCHに受かるわけではなく、逆にMARCHに落ちたからと言って早慶に受からないわけではありません。
偏差値だけでは測れない事象が絡み合って、最終的な合格者が決まっている、というのが現状なのではないかと思われます。
あまりに大きな開きはこの限りではありませんが、特に偏差値60を超えてからは、どこも合格しやすさ(あるいはしにくさ)は一律と言っても過言ではありません。
ここまで読んでみて、「だから何だよこの記事なんの役にも立たねぇな」と思われている方も多いでしょう……。しかしここからが本題です!
「結局早稲田大学で入りやすい学部を探すにはどこをポイントにすればいいのか」、を、個人の体験談としてご紹介していきます!
1.受験科目
早稲田文系学部の中には、受験科目に地歴と数学を選択制にしている学部がちらほらあります。これは一体何を想定しているかと言えば、国公立志望者の第二志望以下として受験されることです。しかしながら、これは方式が違うわけではないので得点調整によって皆同じ土俵で戦わされます。しかも早稲田を第二志望以下に持ってくるということは、相手はいわゆる旧帝大やら東大やらを第一志望に据えている可能性が高いということになります。しかも弱点である地歴を選択する必要もなく、早稲田を第一志望とする受験生にとってはひたすら厄介な相手です。よって、地歴と数学が選択制となっている学部は、偏差値に関係なく入りづらい学部と言うことになるのでしょう。
Ex)社会科学部、商学部など
2.一般入試志願者の既卒生率
意外と参考になる、と私が感じているのは、一般入試志願者の既卒生率です。既卒生でも早稲田大学を第一志望にしているという受験生も確かにいますが、マジョリティは国公立志望の既卒生なのではないでしょうか。これを踏まえると、一般的に難しいと言われる政治経済学部や法学部、社会科学部などは比較的既卒生率が高めになっています。これも1と同じく、早稲田を第一志望としない格上のライバルが多く含まれていると読み取ることが出来るでしょう。なお、一般的に入りやすいとされる人間科学部、スポーツ科学部も既卒生率が高いのですが、これは早稲田第一志望タイプと考えられます。
ちなみにこうした情報は、大学パンフレットの各種データのページに載っています。
Ex)政治経済学部、法学部 など
3.入試問題
これは私の体験談なのですが、やはり多少なりとも興味のある学部を第一志望として据えることが、合格への近道かなと感じます。と、いうのも、入試問題はあるていどその学部での学習を反映した内容となっていることが多いからです。それが顕著に表れるのが地歴問題。私は日本史選択で、文学部系を第一志望に据えていたのですが、早稲田の文・文化構想の日本史には、入試ではあまり出ないとされている古代範囲、また文化史が出題される割合が比較的高くなっています。文学部系志望の私にとってはこの範囲はどんぴしゃにはまっていて、かなり勉強を進めやすかったという記憶があります。また現代文で取り扱われる内容にも、学部ごとにそこでの学習内容が大きく反映されているため、受験学部に少しでも興味があれば、その理解度もかなり変わってくるでしょう。
まとめ
以上、入りやすい学部を選ぶポイントを個人的にまとめてみました。
しかしながら、結局のところどんな学部を選んでもとても入りやすい、ということはないんじゃないかな、と思います。(入りにくい学部はある、というのが世知辛いですね……)
逆に言えば、どの学部にも等しく可能性は残されているという訳で…弱気にならず、入りたい学部を志望することが、合格への近道です! 頑張ってください!!!