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横浜市立大学医学部医学科一般選抜の難易度についてご紹介!
横浜市立大学、通称横市(よこいち)の医学部医学科の人気は高まっており、その入試の難易度はどのくらいなのか気になっている方も多いと思います。一体どの程度の学力を求められるのでしょうか?一緒に見ていきましょう。
横浜市立大学医学部医学科の選抜方式は一般選抜、特別公募制学校推薦型選抜、国際バカロレア特別選抜の3つありますが、今回は、一般選抜の難易度についてまとめてみました。
まずは偏差値を見てみよう!
まず初めに、各予備校・模試による横市医学部の偏差値を見てみましょう。偏差値のみでその大学の難易度を計れる訳ではありませんが、十分参考になります。
~横浜市立大学医学部医学科の偏差値〜
河合塾:67.5
駿台予備校:67
東進予備校:72
ベネッセ:74
比較のため、東京大学理科一類の偏差値もご覧ください。
〜東京大学理科一類の偏差値〜
河合塾:67.5
駿台予備校:68
東進予備校:72
ベネッセ:73
いかがでしょうか。4つの予備校・模試が算出した、横市医学部と東大理科一類の偏差値はいずれもほぼ同じであることがお分かりいただけると思います。偏差値とは、その母集団の中で学力がどの位置にあるのかを表したものです。つまり、東京大学理科一類に合格する人たちと同じ学力層の受験生が、横市医学部に合格できるということです。
これだけでも、横浜市立大学医学部の難易度がどのくらいなのかが、なんとなく理解できたと思います。しかし、東大と横市では、入試問題の傾向が大きく異なります。難易度の高さが同じとは言っても、その難しさの種類が違うのです。横市医学部合格のためには、東大合格のために必要とされる偏差値をただ目指せば良い訳ではなく、具体的にどういった学力を身につければ良いのかを把握する必要があります。それを一緒に確認していきましょう。
横市医学部の入試問題の難易度は?
結論から申し上げますと、横市医学部の入試問題の難易度は、東大の入試問題よりは高くありません。特にここ数年は、横市の他学部と共通の問題が出題されているので、比較的標準的な問題が多く出されています。しかし先程、横市医学部と東大理科一類の偏差値は同じくらいであることを確認したばかりです。一体どういうことなのでしょうか。
それは、横市医学部と東大理科一類それぞれで合格のために必要な得点率が異なるためです。横市医学部の方が問題の難易度は低いので、当然東大理科一類合格よりも高い得点率が求められます。東大理科一類合格のためには、比較的難易度の高い問題を完璧に解けるようになる必要はないのですが、横市医学部合格のためには、標準レベルの問題で高い正答率を出さなくてはいけません。一見、それだと東大の方が合格は難しいのではと思えるのですが、標準問題を素早く正確に解くことは意外と大変なことなのです。この傾向は横市に限らず、国公立の総合大学など他学部と共通の問題が出題される医学部に多くみられます。
まとめ
いかがでしたか?偏差値から横市医学部の難易度、そしてその難しさがどんなものなのかについて理解できたと思います。今回ご説明した通り、偏差値はその大学の難易度を把握する上での参考にはなるのですが、同じ偏差値の大学でも求められる学力の種類が異なります。皆さんも実際に志望校の難易度を知ろうと思ったら、その大学の入試問題も必ず確認しましょう。自分に合ったスタイルの学力を求めている大学を志望校にするのもありでしょう。