目次
なぜ本番に弱いのか?試験本番に実力を出しきれない理由
いよいよ受験本番になってきましたね。試験本番を迎えるにあたって意識して行いたい勉強法をこのコラムではお伝えします。このコラムが頑張る受験生のお役に立てれば幸いです。
試験本番に弱く実力を発揮できない原因①
真夜中の方が集中できるという理由で、試験本番では昼間にある英語の試験を真夜中に解いて練習していないでしょうか?
自分の都合に合わせて過去問を解く練習をしていくと本番に「頭が思うように働かない」という事態に陥ります。
これでは、せっかく受験勉強を頑張ってきたのに力が発揮できないまま終わってしまいますね。
人間にはサーカディアンリズムと呼ばれる体内時計が存在します。この体内時計が乱れると問題を解くリズム、考えるリズムなども同時に乱れていきます。
アスリートが試合本番に体調のピークを持っていくのと同じように、試験本番に向けて脳のピークをもっていけるようにしましょう。そのためにも、「本番の試験と同じ時間に同じ教科の過去問練習」をしていくように心がけていくといいです。
試験本番に弱く実力を発揮できない原因②
試験は1科目だけでなく、社会→国語→英語のように連続して複数教科実施されることが多いですね。
受験生を見ていると「調子の良い時間に気分的にやりたい教科の過去問演習」をしている人が多いです。こういう受験生は
「本番はなんとかなる」
「試験本番は緊張しているから集中力が保つ」
などと考えがちです。
しかし、試験は複数教科が連続しておこなわれます。
これにより、脳の疲労”が後の教科になるほどたまっていきます”。
社会→国語→英語のような試験の場合、「英語」の頃には脳の疲労がピークに達しているのです。過去問練習で1教科のみをやる場合はこの脳の疲労がない状態で問題をといているわけです。
脳の疲労がない状態のパワーを100とすると、試験本番では英語の時間には社会・国語が終わった後なので脳のパワーは70程度に落ちているわけです。脳の状態が100の時と、70の時とでは闘い方が変わってきますね。
多くの受験生は試験本番に自分の脳が100の状態ではないと気づくわけです(試験本番に実力が出せない)。
こういった事態を避けるためにも、「試験本番と同じ時間で複数教科の過去問演習」を必ずおこなっていきましょう。
試験本番で実力を出しきるための勉強法
脳の働きを最大化するために体内時計を意識し、脳の疲労具合を考慮して勉強していきましょう。そのためにも、試験直前は、試験の時間割と全く同じように過去問の練習をする!
を心がけていきましょう。
試験直前の調整をしっかりと行って試験本番を迎えましょう。この「試験直前は、試験の時間割と全く同じように過去問の練習をする!」を行うだけで(多くの受験生は実行していません)、最大限に自分の力を試験本では発揮できるようになります。