医学部受験生の中には、生物を選択されている方もいらっしゃるでしょう。
生物というのは、0点を取りにくい科目でもありますが、満点を取りにくい科目であるとも言われています。
競争率が高い医学部合格のためには、1点1点を大切に確実にとっていく必要があります。
また、合格後にも生物の知識を使う機会は多く、いかに知識を定着させておくかということが重要です。
その一方で、配点が高い数学や英語に勉強の時間を割きたいという方も多いでしょう。
そのため、今回は少しでも合格に近づくために選びたい問題集を、3つのポイントに分けてご紹介します。
目次
- ○ 医学部受験 生物参考書の選び方① 入試の出題形式に近いか(暗記系?計算系?考察系?)
- ○ 医学部受験 生物参考書の選び方② 解説が丁寧で、理論に基づいているか
- ○ 医学部受験 生物参考書の選び方③ 実験の問題が豊富か
医学部受験 生物参考書の選び方① 入試の出題形式に近いか(暗記系?計算系?考察系?)
生物の場合、入試には暗記系の問題も出ますし、計算をすることも、実験結果からの考察が必要な問題も出ます。そのバランスは、志望校によって差があります。
自身が何に力を注ぐかを決めていくことが受験生には必要ですので、まずは志望校の傾向を知ることから始めましょう。
そして、入試で出やすい形式の問題が十分に含まれている問題集を購入することをおすすめします。
医学部受験 生物参考書の選び方② 解説が丁寧で、理論に基づいているか
解説文を読んでみると、少しシンプルすぎるようなものもあります。
また、解説を読んでみると、入試で答えに辿り着くための“コツ”を説明して、理論に基づいていない解説であることがあります。
難関大学で出題される生物の問題では、思考力や記述力が試されることが多々あります。
本番で正しい理論に基づいて、適切な用語で解答できるようにしておくためには、普段から問題集などの解説で正しい思考に触れていなければなりません。
そのため、問題集を購入する時には、解説の部分まで確認しておいた方が良いでしょう。
医学部受験 生物参考書の選び方③ 実験の問題が豊富か
医学部や難関大学の入試では、実験問題からの考察が出題される確率が比較的高いです。
知識と考察力、時には記述力が必要とされるので、初見の問題を見た際に対応できるかが重要です。
そのため、1つ1つの解き方を覚えるというよりも、考え方を知るために実験問題を解いていきましょう。
生物の場合には、実験が数段階に分かれていることも多く、各段階で出ている実験結果を適切に解釈していく必要があるので、考察の力が他の教科よりも求められます。
自分なりの言葉で記述するような場合には、正しく記述できているかを先生に確認した方が良いでしょう。