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はじめに
こんにちは!横浜予備校です。本日は大学入試英語の中でも長文に関するお話です。単語帳や、文法書であれば「覚えているかどうか」という分かりやすいゴールがあるので取り組みやすいと思います。ですが長文問題集に関しては使い方が曖昧な人もいると思います。この記事では僕の経験に基づいた、僕が考える最も良い長文問題集の使い方を紹介していきます。
①普通に解く
まずは当たり前ですが、普通に問題集の問題を解きましょう。ただし、この解く過程の時に注意してほしいポイントが1つあります。それは長文を読んでいてわからなかった単語、上手く解釈ができなかった文章に何らかの印をつけておいてください。これによって自分の抜けをそのままにしておくことを防げます。
②答え合わせ
これも当たり前ですが問題を解き終わったら答え合わせをしましょう。そして○×をつけ終わったら、必ず全ての問題に関して解説を読んでください。自分が正解していた問題でも解答の根拠が一致しているかを確認するためです。間違えた問題については、なぜそこが解答の根拠になるのか理解しましょう。そして自分がなぜ、その根拠を見つけられなかったかの分析までできると最高です。またこの答え合わせの時に、マーキングした分からなかった単語、解釈のできなかった文章の確認もしましょう。
③全訳との照らし合わせ
僕が思う長文問題集を解く上での最も大事なポイントがここです。長文問題集には各長文にそれぞれ全訳がついていると思います。今一度、本文を自分で解釈、訳出しながら全訳と照らし合わせてください(1行ずつ、なんなら1文の中の固まりごとに照らし合わせても良いと思います)。そうすると自分が合っていると思っていた解釈がズレていることがしばしばあると思います。ここでどうして全訳ではその解釈になっているのか考えてください。また普段単語帳に記載されている訳で、英単語を和訳していると思います。ですが長文を読む中で、(多義語ではないケースで)どうしても意味がちょっと変になってしまうような時がありませんか?そこで何が起こっているのかというと、日本語の言い換えがうまく出来ていないのです。問題集に載っているような全訳では非常にスマートな訳出が行われていることが多いです。全訳と照らし合わせることで場面に応じた訳出の仕方を覚えることができます。この過程は時間はかかるかもしれませんが、得られるものは非常に多いです。
➃本文を読み込む
全訳の照らし合わせによって、その本文のどの文章についても解釈はできる状態になっていると思います。なのでこの過程では、本文を5回から10回程度読みましょう。音読にしても良いと思います。また、この時に頭の中で解釈および訳出しながら読んでいくことが大切です。はじめのうちはそれほど早く読まなくても良いので、英文を左から訳せるように訓練しましょう。もちろん読んでいくうちに解釈に詰まったらその都度確認しましょう。この➃の過程までなるべくその日のうちに終えたほう良いです。
⑤復習
最後の過程が復習です。①〜➃をやった日の翌日、3日後、1週間後の計3回は最低でも復習しましょう。この復習では、上の「本文を読み込む」と同じことを行います。つまり、本文を読みながら頭の中で英文を左から解釈してください。もちろん詰まったらその都度確認してください。設問について復習の段階では解答の根拠を理由とともに確認するぐらいで良いです。
最後に
ここまで僕が思う長文問題集の効率良い使い方についてお話ししてきました。正直なところ①〜⑤のやり方で長文問題集に取り組めば確実に成績は上がると思います。ですがあくまでもこの方法は僕個人の経験に基づいたものであるので、誰にも当てはまるやり方ではないと思います。なのでこの記事は参考程度にしていただき、自分に合った最高の勉強法を探して見てください。