難関大学になればなるほど、入試問題は複雑になり、大きな解答用紙に解き方も含めて書くような形式が増えてきます。
証明問題を取り入れている大学も多くあります。
長い時間をかけて解いていると、途中で(あれ、どういう結果に導きたかったんだっけ・・・)と、方向性を忘れてしまうこともあります。
最後まで道筋を見失わずに解ききるために、いくつかの手順がありますので、今回はその手順をご紹介します。
目次
数学問題の解き方の手順① まず思いついた道筋を、簡単に書く
細かい計算などをする前に、
(この公式を使って、出た答えから次にこんな式を作って、次にここの値を出して・・・)
と道筋を書きます。
余白に書いておいても良いですし、私は問題用紙の余白を見て解答用紙を見てと移動するのが面倒だったので、解答用紙に薄い文字で書いていました。
(消すのを忘れないように、あえて解答用紙の中央など目につくところに書いていました。)
数学問題の解き方の手順② 何パターンか思い浮かんだら、全部メモする
思いついた道筋を書いている途中で、
(あれ、こっちの手順もあるかもしれない・・・?)
と他の道筋が思い浮かんでくることもあります。
その場合には、思いついた方の手順もメモしておきましょう。
最初にこの道筋だと思って進んでいて間違っていた時に、そのメモを参考に他の方法で答えに辿り着くこともあるのです。
ですので、思いついたものは全てメモしておきましょう。
そして、それと合わせて使いそうな公式が思い浮かんだら、忘れないうちに各道筋の横に書きとめておきましょう。
実際に解いている間に忘れてしまうこともありますので、とにかく思いついたことはメモしておくことが鉄則です。
数学問題の解き方の手順③ 余白を十分にとりながら書いていく
解答用紙に答えを書いていると、
(あ、この式にも細かい説明が必要だったかな・・・)
(ここに一言書き足したいな・・・)
と思うこともあるでしょう。
また、一部消したかっただけなのに、近くの他のところまで消えてしまったという経験もされたことがあるのではないでしょうか?
このように、一部だけ消したり、反対に書き加えたりしたい時のために、余白を作りながら解答を書くことをおすすめします。
時間がない時にざっくりと証明を書いておいて、後は書ける範囲で追記しようという時にもぴったりです。
余白に注意するだけで、書き直す手間が省けるので、制限時間がある入試においては大変重要なポイントになります。