数学の勉強に力を入れている人は多いでしょう。
特に理系の学部では数学の配点は高いですし、数学の勉強に力を割くようにしている人が多いかと思います。
しかし、時間をいくらかけたとしても、効率的に勉強をしていなければ、中々効果は表れづらいです。
今回は、私の経験も踏まえ避けた方が良い勉強法を3つご紹介します。
目次
問題集を1ページ目から解いていく
「さあ、勉強するぞ!」となった時に、前から1ページずつ解いていく人がいます。
その方が漏れなく勉強できるような気がして、確かにそれも一理あります。
しかし、受験までの時間が限られています。
つまり、優先順位を決めて、効率的に勉強した方が良いのです。
なので、自身の苦手な分野から取り組むことが重要です。
模試などを受けた時に、「あなたの苦手分野は○○です」などとアドバイスが書かれていますので、そこから問題集に取り組みます。
高校1年生の時から少しずつ解く場合を除いて、受験までの時間が1年半以内なのであれば数学の問題集の“全て”ではなく、自分にとって重要なところから解くようにしましょう。
解説を書かずに○×しか書かない
数学の問題を解いて丸つけをする時に、○×しか書かない人がいます。
しかし、間違えた問題に対して×をつけて解説を読むだけでは、復習としては不十分です。
解説を丸写しするだけでも良くありません。
なぜ間違えたのか?
どの公式を覚えていなかったのか?
どこで計算ミスをしたのか?
自分が答えに辿り着けなかった理由を見比べて、そこがわかるように、自分のための解説をノートにまとめるようにしましょう。
単元ごとの問題しか解かない
定期試験で得点できるのに、模試や入試では得点できない場合に多いのが、単元ごとの問題を解くことに注力してしまって、複数の分野の知識を組み合わせた応用問題を解く力が身についていないという状態です。
問題集の基礎問題などは、分野ごとの問題が記載されていますし、分野がわかっているためにどのような知識を使うのかの予想がたってしまいます。
しかし、本来必要なのは、問題を見たときにどのような公式を使って、どの知識同士を組み合わせるのかを瞬時に引き出す能力です。
その力をつけていくためには、問題集をただ解くのではなく、入試問題や模試の問題を解いてその知識の引き出し作業に慣れていくしかありません。
そのため、特に受験が迫ってきたら単元ごとの問題しか解かないということは避けましょう。