地理の知識は幅広く、内容も多岐にわたるので、覚えるのに苦労している人は多いでしょう。
しかし、地理の配点は決して高くなく、理系の場合は二次試験ではもはや試験科目でもありません。
そのようなことも加味すると、地理はできるだけ効率的に勉強して、配点が高い教科に割く時間を増やしたいと思う人も少なくないでしょう。
そこで今回は、効率よく勉強していけるための参考になるように、NGな勉強法を2つご紹介します。
目次
- ○ 文章のみで知識を整理する
- ○ 古い参考書を使う
文章のみで知識を整理する
地理の場合、教科書の内容はイラストや画像を使用して説明されています。
また、出題に関してもイラストつきで行われることが多くあります。
そのため、イラスト付きで出題された時に「このことを表しているイラストなんだな」と瞬時に理解して答えに辿り着けるように、地理の知識はイラストもセットにして頭に入れるようにしましょう。
印刷してノートに貼り付けるということも1つの方法ですし、もし現在高校1年生でまだ入試までに時間があるのであれば、教科書を見ながら書き写すと、その段階でイラストをよくよく見つめるので、特徴的な部分なども覚えやすくなるでしょう。
(覚える段階においても文章だけよりも、イラストつきの方が視覚的に理解できやすいのでおすすめです。教科書だけでなく、資料集なども片手に勉強をすることをおすすめします。)
古い参考書を使う
地理は、知識のアップデートが必要な科目です。
あらゆる教科の中で、最も知識の正誤が変わる教科といっても過言ではないかもしれません。
簡単な例を出すと、ある食品の世界の生産量ランキングは年々変化します。
古い参考書を使用していると、掲載データが古く、今の正しい知識とは異なることがあるのです。
そのため、参考書などの教材は、基本発行から3年以内のものを使用するようにしましょう。
問題集・過去問においても同様で、あまりに古すぎる問題だと解答・解説が変わる恐れがあるので、できるだけ新しい参考書で勉強して、新しい問題集を使用して勉強しましょう。
センター試験過去問も、過去10年分ほど収録されているものもありますが、個人的には過去5年分ほど解いて、他は予想問題集や学校で購入している問題集で良いのではないかと考えています。
特に統計データを使用しているような問題の場合は、6年以上前のものは避けるようにした方が無難です。