生物は理系の学部受験者にとっては、配点が高い科目です。
しかし、数学や物理などとは異なって、暗記要素の強い科目がゆえに、理系学生にとってはあまりよい得点源にはならないことがあります。
生物は、ただ教科書を読んでいたり、ただ問題集を解くだけでは点数が伸びません。
そこで今回は、生物でしてはいけない、NGな勉強方法に関して3つご紹介します。
数学・英語ほど、生物に時間が割けずに困っている人は必見です。
目次
- ○ 量を重視する
- ○ インプットのみを繰り返す
- ○ 満点を目指す
量を重視する
生物は、基本的には暗記科目です。
生物の場合は問題の出し方にレパートリーがあるわけではないので、様々な出題形式を知る為の勉強法ではなく、知識をしっかりと身につけるための勉強法が必要になります。
そのため、何冊も問題集を購入して取り組むのではなく、1冊を完璧にすることが重要です。
「一度見た問題は忘れない」という意識を大切に、とにかく持っている問題集1冊を完璧に仕上げましょう。
また、問われる知識の中にも、頻出の知識があります。
よく問われる知識の傾向を知るために重要なものは模試・過去問ですので、それらの内容を踏まえて頻出の知識をまとめ直すことも、質を重視した勉強法の1つです。
インプットのみを繰り返す
他の教科にもいえることですが、インプット、つまり知識を入れるということだけでは、入試という問題を解く力を求められる場では力不足です。
数学や物理では問題を解きながら実力をつけていく一方で、生物などの暗記科目では教科書や参考書を読んでまとめるなどの、インプットの割合が高めになる人が多いです。
身につけた知識は、アウトプット、つまり問題を解くために使いましょう。
知識のアウトプットの仕方にはコツが要ります。
そのため、問題を頻繁に解くようにして、身につけた知識を使うことに慣れていってください。
満点を目指す
入試において、生物で満点をとることはかなり困難です。
理科系科目の中で、最も満点がとりにくい科目として知られています。
その反対に、数学や化学は、満点がとりやすい科目です。
満点を目指すのであれば、取りやすい科目で目指しましょう。
つまり、生物はある程度の高得点がとれたら、それ以上を目指すよりも他教科に時間を割いた方が、総合的に見て高得点につながるケースがあります。
生物の今の得点と他の教科の得点とのバランスを見て、意識的に割く時間を調整しましょう。