理系の学生の多くが選択する科目、それが化学です。
理系学部を受験する人の多くが、化学と生物の組み合わせか、化学と物理の組み合わせで受験するでしょう。
国公立大学であれば、ほぼ避けては通れない化学の入試に関して、今回はNGな勉強方法をご紹介します。
目次
無機化学などの暗記科目のみの対策
進度的にも、有機化学はかなり後半に学習しますので、対策に十分な時間の確保をするのは正直大変です。
また、有機化学は知識を応用した実験問題も多く出題されるので、苦手意識が強い人も多いでしょう。
そうなると、「無機化学などの暗記科目に注力する方が効率的なのでは?」と思ってしまう人もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、実際は有機化学で出題される問題にはパターンがあり、実験問題においていえばほとんどレパートリーがありません。
つまり、値が多少違ったとしても、同じ解き方で答えに辿り着けるケースが多くあるというわけです。
有機化学を苦手としている学生が多い中で、実験問題のパターンに慣れておくだけで、一歩リードできますよ。
量を重視する
化学の問題集は、1冊か2冊(難易度の高い問題集を集めた薄い問題集と、基礎の問題から掲載されている分厚い問題集)と過去問程度にすることをおすすめします。
先程もお伝えしましたが、化学は問題の出題形式にレパートリーがそこまで多くはありません。
そのため化学は、多くの問題を解くよりも、1問1問の理解を深めた方が良い教科だといえます。
「たくさんの問題を解くぞ!」と意気込んでたくさんの問題集を買うのではなく、学校で買った問題集と過去問をとにかく完全に解けるようになるまで繰り返して勉強しましょう。
単元ごとの問題のみを解く
化学の問題は、複数の分野の知識を組み合わせなければ答えに辿り着かないことが多くあります。
そのため定期試験でしか得点できず、模試や入試では中々得点が伸びないと悩んでいる人に多いのが、複数の分野の知識を組み合わせることに慣れておらず、応用問題を解く力が身についていないという状態です。
そのため、模試や入試で高得点をとるためには、分野ごとに分かれている問題集の問題のみしか解かないということを避けましょう。
(推薦のために定期試験で良い点数をとるための勉強をする際には、分野ごとの勉強をして定期試験での高得点を狙っていきましょう。)