国語はあえて時間を確保して入試対策する人が、比較的少ない科目かもしれません。
特に現代文においては、時間をわざわざ確保しなくてもある程度の点数がとれるので、「国語以外の教科に時間を割きたい」と思う人もいるでしょう。
しかし、国語も重要な得点源です。
理系だとしても、二次試験で国語を取り入れている大学も難関校にはあるのです。
それでも、数学や英語に時間を割いて勉強したいという気持ちもわかるからこそ、効率的に国語を勉強できるように、避けてほしい国語の勉強法をご紹介します。
目次
現代文に注力しすぎる
現代文は読みやすいですし、低学年の時には比較的得点しやすいですよね。
古文や漢文を解くためには知識が必要ですし、知識がない段階では読むことが難しく感じられるのは自然なことです。
しかし、勉強をして知識を増やすことで得点しやすくなるのは、圧倒的に古文と漢文です。
文法や単語の意味など、知識を身につけるだけで古文・漢文の得点はぐんと伸びるのです。
国語の点数を安定して伸ばしたいのであれば、古文・漢文を優先的に勉強しましょう。
たまにしか勉強しない
国語の勉強をする際のスケジュールにおける注意点は、週に1日だけ何時間も国語の勉強をするなどの、勉強の頻度の低いスケジュールにしないということです。
毎日、せめて隔日で、1~2時間ずつでも良いので勉強するようにしましょう。
他の教科にも同じことがいえるのですが、問題を解く際には“慣れ”が必要です。
どのようなことが問われやすいのか?
文章の答えになりそうなことは、段落のどの部分に書かれていることが多いのか?
どういう選択肢は答えにならないのか(最初に選択肢から外せるのか)?
など、経験から感覚が研ぎ澄まされるようになり、解けるようになることもあります。
数学や英語は予習のためにも毎日勉強する人が多いのですが、国語となると頻度が低い人もいます。
そのため、意識的に日々国語を勉強するように注意してスケジュールを組むようにしましょう。
解答のある部分の目星をつけずに読む
問題の本文を、前から読んで、そこから設問の問題文を読んでしまう癖はやめておきましょう。
日頃から設問を先に読むようにして、答えがありそうなところから読むようにしましょう。
目星をつけずに読み始めてしまうと、設問を後から読んでその答えを探しに行くことになるので、時間がかなりかかってしまいます。
設問を先に読むことで、「ここの段落に設問に出てきたようなテーマが書かれているな」と思いながら意識をして読むことでより集中もできますので、とてもおすすめの方法です。