目次
- ○ 定期テスト漢文勉強法を元高校教員が徹底解説
- ・漢文定期テスト対策の基本
- ・1.ストーリーをチェック
- ・2.漢字の読み方と意味をチェック
- ・3.句法をチェック
- ・4.書き下し文をチェック
- ・5.現代語訳をチェック
- ・漢詩の定期テスト対策
- ・まとめ
定期テスト漢文勉強法を元高校教員が徹底解説
こんにちは!横浜予備校です。
古典のなかでも、一見難しそうな「漢文」の対策。どこから手をつけていいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
しかし、実は漢文は「対策するポイント」を押さえて勉強すれば、効率よく得点できる分野でもあるのです。
そこで今回は、「漢文の定期テスト勉強法」をご紹介。高得点を目指したい人も、最後の仕上げに是非チェックしてみてください!
漢文定期テスト対策の基本
漢文のテスト対策の基本は以下の2点セットです。
・現代語訳する
2つをクリアするために、「5つのチェックポイント」を使って復習してみてください。
1.ストーリーをチェック
まずは、テスト範囲になっている部分のストーリーを復習しましょう。あらすじがわかっていると内容理解もスムーズ。読解問題が出題されたときにも解きやすくなります。
2.漢字の読み方と意味をチェック
・教科書の脚注に意味がついている語
・教科書本文にふりがながついている語
・授業の中で解説された語
を中心にして、「読み方」と「意味」をセットで覚えます。
3.句法をチェック
テスト範囲内に使われている句法は要復習です。
・読み方
・現代語訳
こちらも、セットで覚えます。
句法を含んでいる1文は、優先して確認します。「書き下しなさい」「現代語訳しなさい」といった出題がされるケースが多いためです。
【さらに高得点を狙いたい人は……】
句法を含んだ1文を、
・訓点なしで書き下せるようにする
・自分で訓点をつけられるようにしておく
ところまで対策できておくと、応用問題にも対応できます。
4.書き下し文をチェック
書き下し文に直してみましょう。訓読文をだけを見ながら音読できるか?で最終チェックも忘れずに。声に出して読むことで、テストで問われやすい「難読語が読めているか」も確認できます。
5.現代語訳をチェック
書き下し文に直したら、今度は現代語訳をします。ここまでで確認してきた語句の意味・句法に気を付けて訳を作ります。合っているか確認する場合も、句法が訳出できているかは必ず見ましょう。
漢詩の定期テスト対策
漢詩については、漢文本文の対策に+αの知識が求められます。テスト範囲に漢詩が含まれている場合、必ず確認してほしいのは以下の3つです。
有名な詩人は特に、作者名を書けるようにしておきましょう。
②詩の種類
1句のなかの文字数……五言/七言
句の数……絶句/律詩
を組み合わせて、「五言絶句」「五言律詩」「七言絶句」「七言律詩」の4種類に分類できます。それぞれの定義を覚えて識別できるようにしておきましょう。
③押韻・対句
詩の種類によって、韻を踏む場所・対句になる箇所が決まっています。詩の種類と合わせて覚えておくと、原則どの詩にも当てはめられます。
詩に込められた心情を一言で説明できるようにしておけば、対策はバッチリです!
まとめ
テストに出題されやすい場所が絞りやすく、対策を立てやすいのが漢文分野です。
基礎基本を押さえたら、演習問題で応用にもチャレンジしてみてくださいね。