物理は計算要素が強く、
「とにかく解くしかない」
と思っている人も多いかもしれません。
ただ、自身の物理の問題を解くレベルに合わせて、勉強法を変えていくことも重要です。
そこで今回は、共通テストや模試での点数ごとにあった勉強法をお伝えします。
(急激に難化したものを除いて、点数はあくまで目安としてお伝えします。)
目次
共通テスト点数別物理勉強法
50点を目指す場合
物理で50点をとるとなると、まずは公式とその使い方を覚えることが重要です。
その公式を使って、簡単に解ける問題を中心に得点していきます。
公式はノートなどに使い方とともに書いて、問題を解く際に、その公式のどれを使うのかを選びます。
問題集の中でも、基礎問題や練習問題程度の問題から取り組んで、「よく使う公式はどれか?」という感覚をつかんでいきます。
重要な公式は何度も使う中で覚えていきますので、とにかく何度も解くことを意識しましょう。
70点を目指す場合
70点を目指す場合、基礎力が十分に身についている必要があります。
最終問題等の、複数の分野にまたがる知識を駆使しなければ解けない複雑な問題は一旦置いておいて、1つの分野の知識で解ける問題は得点できるようにしましょう。
70点がとれるようにするためには、問題集だけでなく、過去問演習に力を入れていきます。
その中で、比較的得意な分野を2,3個選んで、その大問の最後の問題以外は解けるようにしましょう。
85点を目指す場合
85点を目指すのであれば、次のどちらかは達成しなければなりません。
・苦手な分野も含めて、最後から2つ目の問題までは全て解けるようにしておく
・苦手な分野の最後2問程度は解けなくてもよいが、得意な分野は最後の問題まで解けるようにしておく
どちらが自分に合っているかは、自分の得意・不得意と相談しましょう。
100点を目指す場合
物理は100点を目指せる科目です。
得点するためには、共通テストや第二志望校、二次試験の過去問を繰り返し解いていきます。
全ての問題での正解を目指すとなると、共通テストという厳しい時間制限があるため、知識を瞬時に引き出せるかどうかも鍵になります。
複数の分野にまたがって、知識を引き出せるようになるためには、問題集ではなく、過去問に取り組む必要があります。
(問題集だと、分野ごとに問題が分かれていますので、何の公式を使うか等の目処が立ってしまいます。もし問題集を使うのであれば、通常の問題集の章末問題や、多大学の過去問が収録されている問題集を使うようにしましょう。)