目次
- ○ 定期テストはなぜ重要か?
- ・評定平均(内申点)に関わる
- ・定期テストができなければ一般入試の問題は解けない
- ○ 定期テストで得点するためのポイント
- ・普段の授業を大切にする
- ・テスト範囲を正しく知る
- ・出題傾向を押さえる
- ・基本問題を完璧にする
- ○ まとめ
定期テストはなぜ重要か?
はじめに、定期テストを疎かにしてはいけない理由を2点紹介します。定期テストができなくても、本番の入試で得点できれば良いと考えている高校生は多く見受けられますが、そのような考え方は甘いと知りましょう。
評定平均(内申点)に関わる
推薦型の入試を受験する場合は、基本的には評定平均で受験できるかどうかが決まります。そのため、学校推薦型選抜を狙う高校生は評定平均を高く保つ必要があります。また、総合型選抜でも評定平均の基準を設けている学校が多くあります。評定平均が低くて受験のチャンスを逃すのはもったいないですよね。
中学校では、授業に向かう姿勢等も評価に入ることが多いですが、高校では、それよりもテストの点数の方が重視されることがほとんどだと思います。授業に出席するのは当たり前で、その上でテストでも高得点を取ることが、評定平均を上げるためには大切だとも言い換えられます。
定期テストができなければ一般入試の問題は解けない
大学の一般入試が高校で学習する全ての範囲から出題されるのに対し、定期テストでは、その学期に学習した一部の範囲からしか出題されません。そのため、定期テストすら満足に解くことができない場合は、より範囲が広い一般入試の問題を解いていくことは現実的には難しいと言えます。また、所属する高校によっても変わりますが、ほとんどの高校では、定期テストで出題される問題の難易度は入試問題より低いはずです。大学の過去問が出題される場合は別ですが、教科書の基本問題程度しか出題されないならば、全てを完璧に解き切る実力が欲しいところです。
定期テストで得点するためのポイント
それでは実際に、どのようなポイントを意識して勉強すれば定期テストで高得点を取れるのかを解説します。定期テストの延長に大学入試があることを深く理解しながら、それぞれの項目を読んでみてください。
普段の授業を大切にする
最も基本的なことですが、授業を真面目に聞くことができていない高校生が多いです。普段からしっかりと勉強していれば、テスト前に焦って対策をしなくても自然に点数は取れるようになります。
・先生の話を聞いて必要ならばメモを取る
・予習と復習を行う
これらを欠かさずに行うことが高校生の勉強方法です。分からないものをそのままにせず、その日のうちに理解を終えるように心がけましょう。
テスト範囲を正しく知る
学校から指定されるテスト範囲を間違えないようにすることも大切です。テスト範囲を正しく知ることから始めないと、対策をすることもままなりません。教科書はどの程度が範囲となり、問題のレベルはどこまで出題されるのかを確認しましょう。また、副教材や授業プリント等が用意されているならば、それらについてもよく調べておくと良いです。テスト勉強で漏れがないように、あらかじめ気を付けることが重要だと言えます。
出題傾向を押さえる
高校の定期テストは、担当する先生によって個性が出ます。そのため、先輩等から過去問を入手することができれば、有利に対策を進めることができます。同じ問題が出る可能性もありますし、もしそれがなかったとしても、問題の構成や難易度を知ることは必ずプラスに働きます。また、前回受験した定期テストの問題を参照することも有効です。期末テストの対策をする前には、中間テストの内容を一通り振り返り、どのような問題のパターンが見られるかを分析すると良いでしょう。
基本問題を完璧にする
最後は一番オーソドックスです。数学で出題される問題に対して正しく答えられるようにするということです。教科書に載っている内容については、隅々まで学習し、正確に理解することが大切です。この際に、単に教科書の問題が解けるようになったかどうかで理解度を判断するのは良くないです。教科書に書かれている公式や定理を、自分自身で正しく説明できるかどうかまで確認しましょう。具体的には、証明の意味を理解しながら教科書を読み解いていく作業がこれに当たります。基本問題を完璧にすることで、初めてその次の段階である応用問題に取り組むことができるようになります。そして、その応用問題の延長に大学入試の問題が存在します。基本的な内容の理解を積み重ね、身に付いた力を試す一つの場所が定期テストだと思うと良いです。
まとめ
高校の定期テストで得点するためには、日常学習というアプローチとテストのための対策というアプローチがあることを紹介しました。日常学習が完璧にできていればテスト前にそれほど焦る必要はないはずですが、どうしても高い内申点が必要な人は、過去問を入手するような手段を考えてみると良いと思います。