国語の中でも対策しにくいのが「現代文」。
「高校に入り、現代文が急に難しくなった」
「読めていると思ったのに、点数が取れない」
と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
でも実は、「読み方のコツ」を学ぶことで、一気に点数がアップする可能性もあるのです。今回はそんな「高校現代文の勉強方法」についてご紹介するので、ぜひ今日から実践してみてください!
目次
- ○ 現代文読解に必要なのは◯◯◯
- ・①対比
- ・②要約言葉
- ・③順接・逆接
- ・④具体と抽象
- ○ 接続詞を見極め現代文を得意にしよう
現代文読解に必要なのは◯◯◯
現代文の点数がなかなか取れないという人は、感覚的に「なんとなくこれかな?」で解いていませんか?実は現代文には、攻略のためのルールがあるのです。それは……「接続詞」を見極めること!
以下でご紹介する「接続詞ルール」に則って、現代文を読んでみてください。
①対比
「Aに対してB(つまりC)」
2つのものを比べているときは、そのあとに重要なまとめ……「筆者が言いたいこと」が来る場合があります。
②要約言葉
「つまり」「要するに」「まとめると」
今での話の流れを一言でまとめる時に使います。つまり、筆者が一番言いたいこと、大事なことが来るというわけですね。
③順接・逆接
「なぜなら」「こうして」「そして」
それまで話してきた内容をうけて、もっと深堀していく、内容を付け加えていくときに使います。
一方で
「しかし」「だが」「とはいえ」
というような逆接が来た場合には、それまでとは違う話が続きますよね。
どこまでが「筆者の言いたいこと」で、どこからが「筆者の言いたいことを強めるための文章なのか」を見極めるために、順接・逆接は役立ちます。
④具体と抽象
具体的な内容と、それをまとめた抽象的な内容があったとき、筆者が言いたいのは「抽象」である場合が多いです。文章の意図や、筆者の言いたいことをとらえるために、具体と抽象を見分けましょう。
具体は「例えば」「具体的には」といった接続詞を伴うことがあります。その時は、具体が終わる箇所を探し、それをまとめた抽象を理解しましょう。
(例)
お菓子の中でも特に好きなものがある。例えば、マドレーヌ、マフィン、パウンドケーキ。つまり、焼き菓子だ。
接続詞を見極め現代文を得意にしよう
大学入試の問題は、高校入試までで読んできた文章より長く、内容も難しいもの。ただ読んでいてもどこが大事な箇所なのか、問題の答えとなるのか、なかなか見つけられません。今回の接続詞を参考に、●大事な箇所にマークをつけながら読んでみましょう。筆者の言いたいことを読み解くことができ、高得点につながるはずです。