たくさんの科目を、広い範囲で同時に進めていかねばならない大学受験。受験日までに全ての範囲を終わらせ、志望校のレベルまで実力をつけるには、「どのように勉強を進めていくか」が非常に重要です。そこでこの記事では、受験生生活のなかでの勉強のスケジューリングについて解説していきます。
「勉強しないと!」という焦りはあるけれど、どんな風に進めたらいいのかわからない。範囲が広く、受験までに対策を終えられるのか不安がある。そんな人もぜひチェックしてみてください。
目次
基本は「ゴールから逆算」
最終的に到達していたい地点を先に決め、そこから逆算してプランを立てていきます。
そのためには「早めに志望校・志望学部を決める」のがわかりやすいです。早めに志望校が決まれば、ゴールが具体化・明確化でき、その分対策も立てやすくなります。志望校がピンポイントで決めるのが難しい場合は、目指す学部を決める、目指す学力レベルを決める、などでもOK。あとから変更してもOK。現段階の希望を決めておきましょう。
自分の今の実力を知る
志望校、目指した大学のレベルが決まったら、今の自分の学力と志望校合格に必要な学力との距離を把握しましょう。わかりやすいのは模試で志望大学・学部の合格可能性の判定を出すこと。苦手な教科・分野の分析も手に入るので、早いうちから受けておくのがおすすめです。
受験まであとどれくらいの期間があるかを考える
受験日当日までにあとどれくらいの時間が使えるのかによっても、対策方法は変わってきます。高校1年生?高校2年生?高校3年生の春?夏?残された時間が短ければ短いほど、志望校とあなたの実力との距離があればあるほど、1日に学ぶ量や内容も濃くする必要が出てきます。
目標は「中期」「短期」で立てる
「志望校に合格する!」という大きい目標だけ立ててしまうと、達成感を抱きにくいもの。長期で勉強を続ける必要がある受験勉強では、途中で心が折れてしまったり、モチベーションが保てないという声も多いです。
そのため、「志望校合格」という長期目標に対して、その中間地点に「中期」「短期」目標を設定するのがおすすめです。
以下に、高校3年生の春に「来春志望校合格!」という目標を設定した場合の例を記載しますので参考にしてください。
※中期目標の例
【受験時:志望校合格!】 ←ゴールから逆算します
冬休み:模試でA判定を取る
夏休み:模試でC判定を取る
春(現在):模試D判定だった
トータル〇点取る・そのために国語〇点・英語〇点……のように具体的な点数で目標設定するのもおすすめです。
※短期目標の例
1~3ヶ月スパンの目標を設定し、そこから「今日やること」まで細分化します。
【夏休みに模試でC判定を取る】
そのために……
(1)達成したい目標を数値化する
日本史の点数を20点あげる
(2)勉強する内容を具体化する
中世の歴史が苦手なので、夏までに対策する
(3)月ベースで目標を立てる
6月問題演習/5月暗記/4月教科書を読み直す
(4)今週のノルマ、今日のノルマまで落とし込む
今週は1単元分進める、そのために1日2ページ解く
得意・苦手ごと、重点的に押さえたい単元ごとに短期目標と日々のノルマを設定してみてください。どの科目にどれくらいの時間をかけられるのか、かけないといけないのかがわかります。「今日はこれを進めればいい」という1日単位のタスクを可視化できると、達成感も得られてモチベーションもあがりますよ。
受験勉強は計画的に!
スケジューリングするときのポイントは、詰め込みすぎないこと。そして、体調不良など予定外のことがあった場合でも対応できるよう、予備を設けてゆとりをつくっておくことです。
しかしそうはいっても、受験への不安やストレスはなかなか解消されないもの。勉強を頑張っているのに成績に繋がらないという期間はなおさらですよね。そんなときはぜひ、横浜予備校の先生たちにも相談してください!受験までのロードマップ作成のお手伝いもできますよ。