目次
- ○ 1.英語の傾向・対策
- ・○傾向
- ・○対策
- ・○オススメ参考書、問題集
- ○ 2.数学の傾向・対策
- ・○傾向
- ・○対策
- ・○オススメ参考書、問題集
- ○ 3.国語の傾向・対策
- ・○傾向
- ・○対策
- ・○オススメ参考書、問題集
- ○ 4.物理の傾向・対策
- ・○傾向
- ・○対策
- ・○オススメ参考書、問題集
- ○ 5.化学の傾向・対策
- ・○傾向
- ・○対策
- ・○オススメ参考書、問題集
- ○ 6.生物の傾向・対策
- ・○傾向
- ・○対策
- ・○オススメ参考書、問題集
1.英語の傾向・対策
○傾向
2017年以降、読解問題3題、語句整序問題1題の大問4題構成となっています。これは恐らく変わらないでしょう。合格最低点が高く、8割近い高得点を取ることが求められます。
読解問題の長文は医学系や自然科学系のものが頻出です。読みづらいと感じる人も多いと考えられ、日頃から読み慣れておく必要があるでしょう。
語句整序問題は標準的な傾向にありますが、やや難易度の高いものも見られます。
○対策
合格最低点が高得点であることから、基礎~標準レベルの問題は満点を取ることが必須です。まずは単語や文法の基礎を固め、読解問題が載った問題集で演習を進めましょう。ある程度長文が読めるようになったら、医学系や自然科学系の文章を読む習慣をつけ、読み慣れることが大切です。
○オススメ参考書、問題集
やっておきたい英語長文シリーズ
2.数学の傾向・対策
○傾向
近年大問4題構成で、試験範囲は数学ⅠAと数学ⅡBで数学Ⅲが出題されず、大問ほぼ全てが小問集合で構成されています。
難易度は問題によりバラバラですが、出題範囲が多岐に渡っているので、苦手分野を作らないことが大切です。合格最低点も7割程度と高く、帝京大学医学部の数学攻略は難しいといえるでしょう。
○対策
一つの分野の対策不足が命取りになるため、主要な単元は十分に演習を行いましょう。また、問題数が多く、時間との勝負の帝京大学医学部の数学では、時間を短縮する工夫をした別解や公式を勉強することが対策のひとつとなります。過去問演習は早い段階から取り組み、問題形式に慣れることが大切です。解けた問題はより要領の良い解法を考えることが大切です。
○オススメ参考書、問題集
3.国語の傾向・対策
○傾向
他の医学部と比べて珍しく、帝京大学医学部では国語を受験科目として選択可能です。大問5題構成で、うち現代文1題が必須解答、残りの現代文2題、古文1題、漢文1題の計4題の中から2題選択解答という形式になっています。現代文は評論、随筆、文学史、漢字などバリエーション豊かに出題されます。空所補充問題が頻出となっています。
古文や漢文は有名な文章が出ることが多いです。現代文に比べて難易度は低い傾向にあります。どちらも、基本的な単語や文法、句法などの基礎知識をつけて全体の流れを掴むことが得点へとつながります。
○対策
大問は古文漢文に比べ現代文の方が難易度が低く、古文漢文が苦手ではない方は、オススメです。
現代文の空所補充問題は内容を頭に入れた上で文脈や構成を考えて解く必要があるので、演出を多くこなしましょう。
古文や漢文は、古語と文法を最低限暗記し、標準的な問題集の演習で十分な対策となります。問題量に対して時間が短いので、確実に取れる問題から解きましょう。
○オススメ参考書、問題集
入試現代文へのアクセスシリーズ
古文単語ゴロゴ
漢文ヤマのヤマ
4.物理の傾向・対策
○傾向
近年大問3~4題構成で、すべて必須解答の形式を取っています。力学と電磁気学の問題が頻出ですが、近年は原子物理も含めて満遍なく出題されています。
基本的に標準レベルの問題がほとんどです。問題量に対して試験時間は十分にあるので、いかに標準的な問題を落とさないかが合否の分け目となるでしょう。
○対策
標準的な難易度の問題がほとんどを占めるため、公式を押さえ、例題の解法がすぐ思いつくようになるまで熟読します。後に、問題集でアウトプットを行い、様々な問題の解法を定着させましょう。
他の科目に比べ時間に余裕がありますが、一問にどれだけ時間を割くか、どの問題から解けば点数を稼げるのかを確認することで本番で確実に得点できるようにしましょう。
○オススメ参考書、問題集
セミナー物理
5.化学の傾向・対策
○傾向
近年大問4題構成で、すべて必須解答の形式を取っています。比較的理論化学が多い傾向であり、高分子化合物に関する問題も見られます。
問題の難易度は教科書~標準的なものが多い傾向です。全体的に計算が少なく、知識問題の比重が高いという特徴があります。教科書内の深い知識を問われることもあります。時間的余裕があまりないため、素早く正確に解くことが求められます。
○対策
いかに教科書を完璧にするかが第一の勝負です。計算から知識まで教科書からインプットし、漏れのないように極めていくことで合格率は高まります。合格最低点が高いことや幅広い分野から出題されることから、苦手分野の克服は必須です。
教科書で力をつけたら、基礎的な問題集で知識をより一層固め、特に知識問題が多いことから知識を整理し、細かいところまで覚えると良いです。
過去問演習では自分の実力を試すとともに、時間の使い方も意識しましょう。
○オススメ参考書、問題集
化学一問一答、セミナー化学
6.生物の傾向・対策
○傾向
大問3~4題構成で、すべて必須解答の形式を取っています。合格最低点は極めて高い傾向にあり、90%以上で合格圏内に入るレベルです。教科書の全範囲から出題されます。
標準的な問題が多いですが、教科書や資料集の端に書かれている細かな知識を問われることがあります。知識問題に比べて比重は少ないですが、計算問題や考察問題も出題されます。
○対策
高得点を取る必要があるため、教科書や資料集を熟読して幅広い知識をつけましょう。計算問題は簡単なものが多いので、確実に点を得たいところです。
問題集を進める中で抜けている知識があった時はすぐに振り返って補強しましょう。過去問演習は夏明け頃には始めることをお勧めします。
○オススメ参考書、問題集
生物一問一答、基礎問題精講