医学部受験対策を行っている塾・予備校は数多く、どの塾・予備校が自身に合っているか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
今回は、医学部受験のための塾・予備校の選び方について解説します。入塾のタイミングと費用相場も紹介しますので、医学部受験のための塾・予備校を探しておられる方はぜひ参考にしてください。
目次
- ○ 国公立大・私立大の医学部受験のポイント
- ・国公立大学医学部
- ・私立大学医学部
- ○ 医学部受験のための塾・予備校の選び方
- ・合格実績
- ・授業形態
- ・カリキュラム
- ・講師の質
- ・自宅からの距離
- ・自習室などの設備
- ○ 医学部に合格するための入塾のタイミングは?
- ・現役生の場合
- ・浪人生の場合
- ○ 医学部受験の塾・予備校の費用相場
- ・塾の費用相場
- ・予備校の費用相場
- ○ 医学部受験の塾や予備校の選び方
国公立大・私立大の医学部受験のポイント
国公立大学医学部と私立大学医学部では、選抜方法も対策も異なります。
それぞれにどのような勉強方法や対策が必要なのかを解説します。
国公立大学医学部
国公立大学医学部は私立大学医学部よりも学費が安い傾向があります。
一般選抜では、大学入学共通テストと大学が個別に課す2次試験の2段階選抜が基本です。
共通テストでは、総合点数で85%以上という高得点を目指す必要があります。
共通テストで受験する教科は、以下の6教科です。
・外国語(英語、リスニングを含む)
・理科(化学・物理・生物から2科目)
・数学(数ⅠA・数ⅡBC)
・国語
・地歴公民(日本史探求・世界史探求・地理探求・公共倫理・公共政治経済から1科目選択)
・情報Ⅰ(一部の大学で点数化しない可能性あり)
まず、共通テストの勉強では、過去問を繰り返し解き、時間を意識した模試を活用することが効果的です。
理科の選択科目については、各大学が指定している場合があるため、志望校の条件を確認する必要があります。
さらに、国語や地歴公民といった幅広い科目に対応するため、スケジュール管理が重要です。
次に、2次試験では、英語・数学・理科が中心となり、英語の長文読解や数学の応用問題、理科の実験問題など、各大学の出題傾向に応じた対策が必要です。
過去問を徹底的に分析し、志望校の傾向に合った問題集で対策を進めましょう。
さらに、国公立大学では面接や小論文が2次試験で課されることが多いため、面接の練習や、過去に出題された小論文テーマを参考にして予行演習を行うことが大切です。
小論文では、医学に関連する社会的なテーマが出されることが多いため、時事問題についての知識も欠かせません。
面接では、医学を志望する理由や、将来の目標について自身の言葉でしっかりと伝えられるように準備を進めましょう。
国公立大学医学部受験では、総合的な学力に加えて、面接や小論文対策も合格の鍵となります。
私立大学医学部
私立大学医学部の受験では、英語・数学・理科の3教科が中心となりますが、大学によっては国語を選択できたり、英語と理科のみで受験可能な場合もあります。
多様なパターンがありますが、ほとんどの私立大学医学部で英語が必須となっているため、十分な対策が必要です。
また、学力検査だけでなく、面接や小論文の試験が課されることが多いのが私立大学医学部の特徴です。
多くの大学では前期・後期ともに小論文試験が課されるため、こちらの対策も欠かせません。
小論文や面接にはそれぞれの大学ごとに傾向があるため、過去のテーマや質問例を分析し、専用の対策を立てることが重要です。
さらに、総合型選抜(AO入試)や学校推薦型選抜(推薦入試)を設けている大学もあります。これらの入試では、高校からの推薦に加え、面接や小論文による選考が行われます。
競争は厳しいものの、総合型選抜や推薦入試が利用できる場合、対策を絞ることができるため、より効率的な準備が可能です。
私立大学医学部を目指すためには、科目ごとの学習計画に加え、面接や小論文対策をしっかりと進め、各大学の傾向に合わせた対策を行うことが合格への近道です。
医学部受験のための塾・予備校の選び方
合格を左右する要素となる塾・予備校は、慎重に選びたいものです。
ここからは、医学部受験のための塾・予備校を選ぶ際のポイントを解説します。
合格実績
医学部の合格実績があるかどうかは、塾・予備校選びの重要な指標です。医学部への合格者数、合格率などの合格実績をチェックしましょう。
高い合格実績を誇る塾・予備校は、医学部に合格させるためのノウハウを持っており、講師や受験生に活気があります。
できれば、直近3年分の合格実績を確認し、合格実績の高い塾・予備校を選びましょう。
医学部に合格した卒業生が在籍時にたどった成績データを分析して指導してくれたり、志望校選びのアドバイスが得られたりと、受験生にとって心強い味方となってくれます。
さらに、直近の合格実績が高い塾は、新しい入試傾向に対応できる体制が整っているため受験生にとって合格への道筋をより明確に示してくれるでしょう。
合格実績が高いということは、受験生が塾の指導に基づいて確実に成績を伸ばしている証拠であり、その塾が提供する指導内容が合格に直結するものだといえます。
最後に合格実績を見る場合は、それが選抜クラスや特待生を除いた数字であるかどうかを見極める事も大事です。
多くの医学部受験生とそういった人たちはそもそもスタートラインが違うので参考になりません。私たちの予備校は無選抜、特待生ゼロの予備校です。
授業形態
塾・予備校の指導形態は主に、集団授業と少人数制授業です。
10人〜50人程のクラスで実施する集団授業は、受験に間に合うペースのカリキュラムで授業が進みます。
周りの受験生から刺激を受けながら勉強したい方や授業料を抑えたい方にはおすすめの授業形態です。
しかし、クラス全体の進度に合わせるため、自身のペースに合わない場合は、理解が追いつかないことが合否に影響する可能性があります。
10人以下の少人数制授業では、講師が生徒一人ひとりの得意・不得意分野、志望校を把握して細やかな指導を行います。授業内で講師と受験生の双方向のやりとりが成立するため、疑問点をその都度質問したい方に向いているでしょう。
医学部に特化した塾・予備校では、個別指導スタイルも珍しくありません。
受験生は手厚いフォローやサポート体制を受けながら、限られた時間で膨大な学習量をこなすための効率的な学習が期待できます。
横浜予備校の極少人数制授業は能力別・科目別の1クラス平均2名〜3名の授業なのできめ細かい授業を行うことが可能です。
また、マンツーマンの授業も行います。トッププロ講師が授業を担当するので効率的に勉強が進みます。
カリキュラム
塾・予備校は合格を実現するためのカリキュラムを設定し、受験生を合格に導きます。
医学部は他学部の入試とは傾向が異なります。同じ大学でも医学部はより難しい問題が出題されるケースも少なくありません。
塾・予備校選びの際には、医学部の受験に対応しているカリキュラムになっているのかチェックする必要があります。
医学部の入試対策に必要なのは難しい問題を解く力ではありません。
求められるのは、幅広い分野を素早くミスなく解く学力です。
適切なカリキュラムに沿ってコツコツと努力して勉強し、基礎から応用まで漏れなく網羅できれば、着実に学力を積み上げることができるため、短期間で成績を上げることが難しい医学部受験においても、効率的に学力を伸ばすことが可能です。
講師の質
どのような講師が指導するのかは塾・予備校選びの際には確認しておきたいところです。
カリキュラムが優れていても、実践できる講師がいなければ意味がありません。
講師の学歴や塾・予備校での勤務経験などの経歴・実績を調べましょう。
授業がわかりやすく、勉強への意欲を引き出す講師との出会いは、受験生のモチベーションの向上につながります。
また、医師になるためには、責任感や向上心、コミュニケーション能力など学力以外に学ぶべき要素があります。勉強の指導だけではなく、これから医師を目指す受験生に自覚を持たせる指導ができる講師の存在も大切です。
自宅からの距離
塾・予備校は、自宅や学校から近く、通いやすい場所にあると、移動時間を無駄にせず勉強に集中しやすくなります。
特に駅から近い立地だと、通塾がさらに便利で、移動の負担を軽減できます。
移動に時間がかかると、その分勉強時間が減り疲れがたまりやすくなるほか、交通費もかさむため注意が必要です。
親が送り迎えをする場合、毎日続けられる距離であることや、負担にならない塾・予備校を選ぶことが大切です。
学校帰りに立ち寄りやすい場所にあると、スムーズに通塾でき、勉強時間を効率的に確保できます。
また、学校が休みの日や長期休暇中も、移動時間が負担にならないか確認することがポイントです。
自習室などの設備
自主学習のために、授業以外の時間に塾・予備校の自習室で勉強する受験生もいます。
座席数が少なくて自習室がすぐに満席になったり、その都度予約が必要だったりする塾・予備校もあるので注意しましょう。
休日や季節講習の期間は、朝から晩まで塾・予備校で過ごします。ドリンクサーバーや飲食物の販売があると、飲み物や食事の用意をする負担が減らせます。
休憩専用の空間があることも、適度に気分転換をして効率的に勉強するためには大切です。
私たちの予備校では、受験生のために自分専用の自習席を完備しており、授業以外の時間でも集中して学習に取り組める環境が整っています。
横浜予備校では、無料相談も実施していますので、ぜひお気軽にお申し込みください。
医学部に合格するための入塾のタイミングは?
医学部合格のために塾・予備校を利用しようと考えても、入塾するタイミングに悩んでいる受験生もいるでしょう。
現役生と浪人生それぞれの塾・予備校に通い始める適切な入塾時期を解説します。
現役生の場合
現役生は学校行事や部活動などの兼ね合いもあり、入塾のタイミングに迷う方は少なくありません。
基礎が定着しているか、得意教科や不得意教科など受験生本人の能力に左右される側面もあります。
難関の医学部を志望する受験生は、ほかの医学部よりも高いレベルの学習が必要です。併願も視野に入れる受験生は、大学ごとの対策もしなければなりません。
一般的に、入塾のタイミングは早ければ早い程よいとされています。
医学部合格に必要とされる勉強時間の目安は、5,000時間以上です。特別な事情がない限りは早めの入塾をおすすめします。
部活動や学校行事と並行して勉強を進めるためには、効率的な学習プランを立てることが重要です。
入塾後は、現役生に合わせた無理のないスケジュールで指導が進むため、部活動との両立もしやすくなります。
浪人生の場合
浪人生は、勉強習慣を途切れさせない状態で翌年の受験に向かう方が効率的です。
浪人が決まった段階で、すぐに塾・予備校に入塾することをおすすめします。
医学部受験に対応しているほとんどの塾・予備校の浪人生の受付は3月には始まっています。
定員が少ない後期試験は狭き門です。2月、3月上旬の時点で合格ではない場合、浪人を視野に入れて動き出しておくと、浪人が確定したときのスタートダッシュがスムーズになります。
自由な時間が増える浪人生は、生活習慣が乱れてしまう場合があります。
勉強する環境を整えやすい塾・予備校を利用して勉強時間を確保しましょう。
特に自宅では集中しづらい場合、塾の自習室や専用の学習スペースを利用することで、計画的な学習を続けることが可能です。
医学部受験の塾・予備校の費用相場
通い続けて学力の向上を目指すには、費用を無理なく支払える塾・予備校であるかどうかも重要な要素です。
ここからは、医学部受験の塾・予備校の費用相場を解説します。
塾の費用相場
医学部受験に特化した塾の年間費用相場は、3,000,000円〜6,000,000円(多くの場合、講習費は別)です。
費用は高額ですが、医学部受験のノウハウを蓄積した塾・予備校を利用するメリットは大きいです。
少人数制の授業を導入している塾では、授業料が大手進学予備校よりも高くなる傾向があります。
特定の科目のみ受講する方法の塾・予備校は、受験生が受ける授業内容によって費用は変化します。
受験生の学力レベルに合う授業内容やコースを知りたい場合は、資料請求や説明会への参加を検討してみましょう。
予備校の費用相場
大手進学予備校の費用相場は、600,000円〜800,000円(講習費は別)です。
受験対策特化型の予備校は、優秀な講師を揃えています。
近隣に医学部に特化した塾・予備校がない場合や費用面から大手進学予備校の医学部コースを選択する受験生は少なくありません。
受講科目を絞り込んだり、オンライン授業を活用して、移動時間や費用を軽減する受験生もいます。
このように、予備校選びでは、費用だけでなく、提供される指導の質や自身に合った学習スタイルを考慮することが重要です。
それぞれの予備校のメリットを理解し、自身に適切な学習環境を選ぶことが、受験成功への近道となるでしょう。
医学部受験の塾や予備校の選び方
医学部に合格するためには、医学部受験に特化した塾・予備校選びが重要です。
合格実績、授業形態、そしてカリキュラムなど、検討すべきポイントは多岐にわたります。
高い学力を求められる医学部入試では、まずは現時点での学力を正確に把握し、それに基づいて効率的に学習できる塾・予備校を選ぶことが成功への鍵です。
もし、自身にとって適切な学習環境や対策方法を知りたい、あるいは塾や予備校の実際の雰囲気を確認したいと考えているなら、まずは横浜予備校の無料相談を受けてみてください。
さらに、資料請求や説明会にも参加することで、詳細な情報を手に入れ、適切な選択ができるでしょう。
次の一歩を踏み出すために、無料相談の予約や資料請求をぜひご利用ください。あなたの目標達成に向けて、全力でサポートします。