ここでは志望大学ごとの勉強時間の目安、学年別さらに浪人生の勉強時間、そして勉強する環境や効率のよい勉強法を解説します。
目次
- ○ 大学受験のための勉強時間はどのくらい?
- ・国公立大学を目指す場合
- ・私立大学を目指す場合
- ・医学部を目指す場合
- ○ 学年別の勉強時間の目
- ・高校1年生の勉強時間の目安
- ・高校2年生の勉強時間の目安
- ・高校3年生の勉強時間の目安
- ・浪人生の勉強時間の目安
- ○ 勉強を習慣化するには?
- ・環境を整える
- ・机に向かう
- ・記録をつける
- ○ 勉強のメリハリをつけるポイント
- ・生活のパターンを決める
- ・スマホの使用時間を決める
- ・休憩・睡眠はきちんととる
- ○ 大学受験のための勉強時間
大学受験のための勉強時間はどのくらい?
「四当五落」という言葉があります。
これは、睡眠時間を4時間にすれば合格し、5時間では不合格という意味で、睡眠を削って勉強時間を確保することを勧める戒めです。
現在は、効率的な勉強法が重視されていますが、十分な勉強時間を確保することは依然として重要です。
ここでは、志望大学別に必要な勉強時間を解説します。
国公立大学を目指す場合
国公立大学を目指す場合、共通テストを念頭に入れなければいけません。
多くの国公立大学で6教科8科目の受験をしなければいけません。私立大学と比べて受験科目が多く、得手不得手の科目をできるだけなくし、どれも平均点以上を獲得する必要があります。
受験科目数が多いため、受験勉強にかける時間も多く確保しなければいけません。
そのため、現役での合格を目指すのなら、3,000時間の勉強時間の確保が必要とされています。
高校入学から受験までの日数をおおむね1,000日と考えると、1日あたり3時間の勉強が必要となります。
3000時間という数字だけではイメージがわかない人は、単純に6教科あるので1教科に割ける時間はおよそ500時間だと考えましょう。
つまり、1日24時間、一睡もしないで1教科のみ勉強したとして、およそ21日間(3週間)で各教科を合格点にまでひきあげなければならない計算になります。
思ったよりも時間がないので国公立受験生は効率を意識し勉強を行いましょう。
私立大学を目指す場合
私立大学の入試科目は国公立大学よりも少ないのが一般的です。
それに伴って勉強時間の目安も国公立大学よりも少なく見積もってよいでしょう。とはいっても私立大学受験の難易度も千差万別です。
難関大学を目指すのなら、国公立大学の勉強時間の目安と同じ3,000時間は確保しましょう。独自性の強い問題(小論文や総合問題、自由英作文など)を出題する私立大学もあるので、その問題に特化した勉強時間の確保も必要となります。
一般的に2,000時間以上の勉強時間が必要といわれています。
医学部を目指す場合
医学部の偏差値は、ほかの学部と比べてもワンランクもツーランクも上です。
医学部に入ってからも大変で、そのための学力を中学校の頃からしっかりと高めておく必要があります。
そのため、高校での勉強時間は5,000時間以上必要とされています。
高校の2年や3年で急に医学部を目指そうと思っても確保できる勉強時間ではありません。高校入学時から5,000時間を目安に計画的な時間配分が必要となります。
横浜予備校では専属コーチとの面談で1週間で捻出できる時間とやるべき勉強内容を明確にしていきます。
まずは、自分が今から受験までにどれくらいの勉強時間を捻出できるか計算してみることをお勧めします。
この勉強時間には机に向かって勉強する時間だけでなく、学校までの移動時間や、学校の休憩時間などのコマ切れ時間もいれて計算してみると良いです。意外と多くの勉強時間を確保できることに気づくはずです。
学年別の勉強時間の目
受験勉強は自分自身との戦いですが、ほかの受験生がどのくらい勉強時間を確保しているのか気になるでしょう。
高校3年間での学校の授業以外の自主学習では3,000時間が一つの目安となります。
高校入学から受験までを1,000日と仮定すると1日3時間の勉強時間が導き出されます。毎日3時間ですが、高校3年間では授業の流れもあり、勉強時間の配分も考えなくてはいけません。
ここでは、高校3年間さらに浪人時代を考慮した勉強時間の目安を解説します。
高校1年生の勉強時間の目安
高校1年生での平均的な1日の勉強時間は1時間です。
1時間未満と答えた高校生は50%を超えています。
すでに志望大学を決めている方、志望大学が難関大学あるいは医学部ならば1日4時間を超える勉強時間をしっかり確保している方、していない方の差が顕著に出る時期です。
日々の勉強を習慣化する意味でも高校1年生から勉強時間の確保が大切です。
高校2年生の勉強時間の目安
高校2年生での平均的な勉強時間は1日1時間超です。
少なく感じますが、勉強している方は毎日4時間の勉強時間を確保しています。
特に難関学部・難関大学・医学部を目指す方なら高校2年生時にしっかり勉強をしておくことが成否に関わります。3年生はやるしかないので、2年生の時に基礎固めから応用力を鍛えておきましょう。
高校3年生の勉強時間の目安
受験期である高校3年生の平均的な勉強時間は4.8時間です。
もちろん、これ以上勉強する方も多く毎日7時間以上勉強する方も全体の25%近くいます。
人生のうちでもこれ以上勉強することはないくらい勉強する時期ですが、悔いなく頑張る時期でもあります。
学校の授業も受験モードとなり部活動からも解放されるので、勉強時間を確保しやすい時期です。
一方で無理をして体調を崩す方もいるので体調管理にも気を配る必要があります。
浪人生の勉強時間の目安
浪人生の場合は1日の睡眠時間以外をすべて勉強時間に充てることができます。
平均的な勉強時間は8時間を超えている方も少なくありません。
多くの時間を勉強時間に充てることができる反面、生活が間延びしてだらけてしまうことも少なくない傾向にあります。
浪人時代はしっかり勉強する時間帯を設けて間延びせず集中的に勉強するように心がけることが大切です。スケジュール帳で1時間単位で「何を」・「どこまで」やるか明確にして勉強時間を管理していきましょう。
私たちの横浜予備校では、個別指導を通じて一人ひとりに合った学習スケジュールを作成し、勉強の進捗を細かくサポートしています。
勉強時間を効果的に活用し、志望校合格に向けた計画的な学習ができる環境が整っています。
ぜひ、横浜予備校の無料カウンセリングや体験授業で、あなたに適切な学習プランをご相談ください。
勉強を習慣化するには?
昔から成績を上げたいなら勉強の習慣化が大切といわれてきました。
これは大学受験にもいえることです。範囲の狭い学校の定期テストならば短期集中の一夜漬けでもなんとかなるかもしれません。しかし、受験勉強は長丁場です。
3年生の1年間をがんばるのではなく1年生のときから勉強を習慣づけることで、毎日しっかり勉強して学力を高めていきます。
高校3年の1年間で確保できる勉強時間は毎週50時間自習を頑張っても2000時間程度になります。思っているよりも時間がないのでやはり、高1・高2からの積み上げが大事になってきます。
医学部の場合、目標とする5000時間以上はこの1年間だけでこえることはできません。
早い学年のうちから勉強習慣を整えましょう。
環境を整える
周辺環境を整えます。
近くにスマートフォンがある、肌身離さず持っているのなら、何かの通知が入ってきて気が散ることもあるでしょう。
思い切って、家にいるときは電源を切るなどしてスマートフォンを切り離す環境づくりが求められます。
ほかには部屋の掃除をするなどして、机の上も片づけて、普段は何も置いていない状態の机が理想的です。
いずれにしても勉強しやすい環境づくりは受験勉強を始めるにあたって重要と考えた方がよいでしょう。
机に向かう
勉強の習慣作りに効果的なのは机に向かうことです。
人によっては寝そべって本を見るなどリラックスした状態で勉強する方もいますが、机に向かって勉強することが基本形です。
何があっても机に向かうあるいは机につくことで、スイッチが入り勉強する状態に頭が切り替わることができれば、勉強の習慣化は大成功といえます。
記録をつける
理想は毎日の勉強ですが、勉強をするだけではダメで、何を何時間勉強したのかしっかりと理解したかが大切です。
そのためにも、日々の勉強の記録をつけるようにしましょう。
多くの方は、今日はここまでがんばろうという日々の目標を立てていることでしょう。結果も踏まえて可視化することが大切です。
何をどこまでやったのか、理解度はどうだったのか、理解が足りなければ後日その穴埋めをしなくてはいけません。理解度が高まると不安がなくなります。記録をつけることは勉強の習慣化とさらにそれ以上の価値があるでしょう。
横浜予備校には、一人ひとりの学習進度や理解度をしっかりとサポートするための専属コーチがいます。
個別に合わせた学習プランを立て、勉強の記録と進捗を管理しながら、確実に力を伸ばしていける環境が整っています。
また、集中できる環境として自分専用のMy自習席も用意しています。最高の環境で悔いのない受験勉強ができます
ぜひ、無料相談をお申し込みください。
勉強のメリハリをつけるポイント
毎日3時間の勉強時間を確保している方は、勉強することが習慣化されています。
一方で、単に勉強時間だけを確保していて、理解度が足りなければもったいない時間の使い方をしていると言わざるをえません。
いたずらに時間だけをかけているような受験勉強にそれ程大きな価値はないので、日々の生活のなかで集中できる時間帯にしっかり勉強時間をとるなど、勉強のメリハリをつけることがポイントとなります。
生活のパターンを決める
午前と午後では午前の方が集中力も高まるようです。
それなら朝の早い時間に勉強する時間をとるのもよいでしょう。
例えば朝の5時から7時まで勉強する、これだけでも2時間の勉強時間を確保できます。
夜の時間は流動的でも、朝の時間は確保しやすいので、毎朝2時間の勉強をする、生活のパターン化をすると勉強時間の確保の面ではかなり楽になります。
毎日2時間の勉強をルーティンにすることができれば毎日3時間の勉強時間を確保することは難しくありません。
なぜなら、1日のスケジュールを見直せばスキマ時間をかき集めてプラス1時間は勉強時間をとることが多くの場合可能だからです。
スマホの使用時間を決める
誰にとってもスマートフォンの誘惑に打ち勝つのは並大抵のことではありません。
勉強しているときにさまざまな通知が入ってきたら勉強に集中できる環境とはいえません。
ほとんどの受験生はスマートフォンの電源を切るなり遠ざけるなりして、勉強に集中できる環境づくりをしています。
スマートフォンは情報の宝庫であり、ちょっとした調べ物にも便利ですが、依存するのは禁物です。
そのため、スマートフォンの使用時間を決めて、それ以外はスマートフォンを使用しない意思の強さが受験生には必要です。
休憩・睡眠はきちんととる
高校1年生よりも2年生が、さらに3年生になるとどんどん睡眠時間を削る傾向にあります。
ある程度睡眠時間を削ってでも勉強しなくてはいけない状況であることは間違いありませんが、寝不足の状態では記憶力・集中力が減退し、効果的な勉強とはいえなくなってしまいます。
質のよい睡眠をしっかりとるように心がけることや、極端な睡眠不足に状態にならないことが大切です。
大学受験のための勉強時間
大学受験に向けた勉強時間は、学年によって異なりますが、メリハリをつけた勉強が重要です。特に、集中力を維持しながら計画的に進めることが求められます。
勉強の質を高めるには予備校を活用するのが効果的です。
予備校では、決まったスケジュールに沿って通うことで学習習慣を確立しやすく、周囲の受験生との切磋琢磨が刺激となって学習効率が向上します。
また、志望校に近いレベルの仲間とともに勉強を進めることで自身の位置や弱点を把握しやすく、効果的な学習計画を立てることができます。
横浜予備校では、個別に進路相談を行って受験生が直面する不安や疑問を解消し、最適な学習スケジュールを組むサポートをしています。
また、快適な自習室や、専任講師によるきめ細やかなサポートを提供しています。勉強に集中できる環境を整え、効率的に学力を伸ばすことが可能です。体験授業や無料相談を通じて、あなたにぴったりの学習環境を確認してください。