「難関大学の英語ってやはり難しい」「英語はどのように勉強すればよいのだろう」そうお悩みではありませんか?
英語は理系・文系に拘わらず必須であることが多いですから、英語が苦手で不安を感じている方もいらっしゃることでしょう。
たしかに難関大学の英語は簡単なものではありません。
しかし、適切な勉強法で得点を伸ばすことは可能です。
この記事では皆様が英語を苦手から得意に変える・得意をさらに伸ばすために、勉強法や対策を具体的に解説します。
目次
難関大学の英語が難しい理由
英語が難しいと感じている方のなかで、なぜ英語で思うような結果が出ないのか、その理由をしっかりと理解している方は多くないかもしれません。
しかし、結果を出すためには、自分の弱点を徹底的に分析し、苦手を克服する勉強が必要です。
まずは、自分に不足している部分を冷静に分析してみましょう。
いきなり分析するのが難しい場合は、以下に紹介する難関大学の英語が難しいとされる主な理由を紹介します。
英語学習で躓きやすいポイント
英語が難しいと感じる理由として、以下のような要因が挙げられます。
・単語・熟語のレベルが高い
・構文が複雑で長い
・答えが複数ある問題が出る傾向がある
・時間内に問題を解ききれない
例えば、使用される語彙のレベルがとても高く、一般的な大学受験用の英単語帳ではでてこないような単語や熟語も出てきます。
また、英文の量が多く、高度な読解力を求められる点も大きなハードルです。
加えて、正解が複数ある問題も含まれるため、選択肢を絞り込む判断力も必要です。
さらに、限られた時間内で多くの情報を処理する能力が求められることも、英語を難しいと感じる要因の一つです。
難関大学の英語の勉強法
英語の実力は短期間で身につくものではありません。
特に難関大学を目指すのであれば、毎日勉強する習慣を身につけることが欠かせません。
それでも、できる限り効率よく学力を伸ばしたいと思うのは当然のことです。
そこで、ここでは効率的な学習法をご紹介します。
英単語の覚え方
英単語は英語学習の基礎であり、得点アップのカギです。
英語で点数を上げるためには、英単語をしっかり覚えることが不可欠です。
効率的に覚えるためには、復習を繰り返すことが重要です。
復習のタイミングは学習後すぐ・1週間後・2週間後・4週間後という間隔で行うと効果的です。
この方法は、エビングハウスの忘却曲線に基づいています。
エビングハウスの忘却曲線は、人間の記憶が時間とともにどのように減少するかを示すグラフです。
具体的な記憶の減少率は以下の通りです。
・学習後20分で58%の記憶が残る
・1時間後には44%に減少
・1日後には26%まで低下
・1週間後には23%に
・1ヶ月後には21%まで減少
一度覚えても復習を怠れば、忘れてしまう可能性が高くなります。
科学的に証明されたこの学習法を活用し、効率的に単語を覚えてみてください。
長文読解のコツ
長文読解に手こずっている方は、まず単語力や文法の基礎が十分かを確認してみましょう。
そのうえで、以下のような読解のコツを取り入れると、効率よく理解を深めることができます。
・音読をする
・スキミング
・設問を先に読む
・スラッシュリーディング
音読のメリットは、声に出して読むことで文字情報を音声として処理する速度が向上し理解のスピードが上がる点にあります。
さらに、英語のリズムや発音に慣れることで、リスニング力の向上にもつながります。
また、試験で1点でも多く点を取るためには、スキミングの技術も有効です。
スキミングとは、タイトル・見出し・図表・各段落の最初の文などに注目して、文章全体の内容を素早く把握する方法です。
これにより、限られた時間内で効率的に情報を整理できます。
さらに、長文を読む前に設問に目を通しておくことで、どの部分に注目すべきかを明確にし、効率的に解答できるようになります。
最後に、スラッシュリーディングを活用するのもおすすめです。
文章を意味のまとまりごとにスラッシュで区切りながら読むことで、読み返しを減らしつつ、文章全体の理解を深めることが可能です。
英文解釈力をつける
英文解釈力を身につけることで、文章の正確な理解が可能になります。
特に、和訳問題で減点されがちな方にとっては、英文解釈を習得することで得点力を大きく向上させるチャンスが生まれます。
英文解釈力を磨くためには、英単語・英熟語・文法の基本を確実に身につけていることが前提です。
この土台がしっかりしていれば、以下の手順で効率的に解釈力を鍛えることができます。
・まずは頭の中で意味を取る
・構造と訳をノートに書き出す
・品詞・文型・修飾語・接続詞などの文法を意識しながら構造を分析する
・わからないところを先生に聞く
長文読解の学習に取り組む前に、まずは英文解釈力を高めておくと、より効率的に学力を伸ばすことができます。
まだ取り組んでいない方は、ぜひこの機会に挑戦してみてください。
英文和訳への取り組み方
日本の大学受験では、英文和訳は避けて通れない重要な課題です。
ここでしっかりと点数を取るためには、以下のポイントを意識するとよいでしょう。
・重要な表現を見抜き正確に訳す
・自然な日本語にすることを心がける
・文脈に合うように単語を訳す
英語の基礎が固まったら、あとは繰り返し演習を行うことで着実に力がついてきます。
最初から完璧を目指す必要はありません。間違えても落ち込まず、最終的にできるようになれば問題ありません。
焦らず一歩ずつ進めていきましょう。
できれば、信頼できる先生に英語の和訳を添削してもらいましょう。
要約問題にはパターンがある
英文は、抽象的な話題から具体的な例に移るのが一般的な構成です。
要約問題では具体例を含めず、文中の一般論を拾い集めて要約することを心がけましょう。
要約問題には字数制限があることが多いため、重要な要素を簡潔にまとめる練習が大切です。
的確に要約する力を磨くことで、限られた時間内で得点を取れるようになります。
英作文のポイント
英作文でも、単語や文法の確実な習得が基本です。
また、よく使われる表現や例文を覚えておくことで、スムーズに文章を書けるようになります。
受験は時間との勝負でもあるため、典型的な表現や例文を暗記しておくと効果的です。
和文英訳の練習では、必ず先生に添削してもらいましょう。
添削を受けることで、自分のミスを把握し、より得点につながる文章を書くスキルが身につきます。
また、英作文で点数を落とす主な原因は文法のミスです。
難しい表現に挑戦するよりも、文法的に正確な文章を作ることを優先しましょう。
シンプルかつ正確な文章作成を心がけることが、英作文で高得点を取るためのカギです。
横浜予備校では英作文をはじめとした記述問題の添削を個別に行っております。
差がつきやすい記述問題だからこそ、しっかりと練習して本番に挑みましょう。
難関大学の英語で得点を取るための対策
ここでは、効率的な勉強計画を立てるための具体的な情報をまとめています。
目標に向かって効果的に学習を進めるための参考にしてください。
予備校で正しい勉強法を学ぶ
勉強はやり方を間違えると、努力が成果につながらないことがあります。
時間を効率的に使い、成果を出すためには、正しい勉強法を見つけることが重要です。
ただし、勉強方法についてはさまざまな情報があり、どれが自分に合った方法なのかを判断するのは難しいかもしれません。
むやみに試して時間を浪費するよりも、受験の専門家に相談し、的確なアドバイスを受けることが成功への近道です。
横浜予備校では、生徒一人ひとりの学力を徹底的に分析し、その結果に基づいた適切な勉強法と学習環境を提供しています。
また、オリジナルの学習プランや専用の参考書を活用し、効率的に目標達成を目指す指導を行っています。
勉強方法に不安を感じている方、今の勉強法が自分に合っているか確信が持てない方は、ぜひ横浜予備校の無料相談をご利用ください。
専門スタッフがあなたの状況に寄り添い、適切な勉強法を提案します。
志望校合格への第一歩を、横浜予備校で一緒に踏み出しましょう。
英文法は高1までに勉強しておく
高1までに英文法を十分に理解しておくと、高3でほかの科目の勉強や過去問演習が忙しくなる時期に、英語の負担を軽減することができます。
また、英文法は複雑な英文を正確に理解するための基礎であり、大学入試では専門的な内容を含む英文を読み解く力が必要とされます。
そのため、早い段階で文法の基礎を固めておくことが望ましいといえます。
英単語・問題集・英文解釈を軸に進める
英単語や英文解釈が受験で重要であることは既にお伝えしたとおりですが、それに加えて問題集を活用することで、より実践的な英語力を身につけることができます。
学習の中でインプットとアウトプットをバランスよく行うことが重要です。
研究では、インプット(知識を取り入れる学習)とアウトプット(問題を解くなどの実践的な学習)の割合を3:7程度にすると効率が良いことが示されています。
このため、問題集を解く時間を増やすことで、効率的に学力を伸ばすことが期待できます。
必要な英語力は高2までに固める
高度な語彙力・文法知識・文章構造の理解など、大学受験に必要な英語力を身につけるには相当な時間と練習が必要になります。
高3での応用力向上に集中するためにも、高2までに基礎固めしておくことが望ましいです。
応用力向上の例として長文読解があります。
これは多くの受験生が苦手意識を持つ分野ですが、他の受験生と差をつける大きなチャンスでもあります。
高2の段階で基礎を完成させ、高3では長文読解の演習に時間を確保することで、合格への可能性を大きく広げることができます。
高3は過去問を解いて傾向を把握する
英語力の基礎が固まったら、過去問演習に取り組みましょう。
過去問は出題傾向を把握し、試験形式に慣れるための非常に効果的なツールです。
ただし、過去問を活用するためには、基礎がしっかりと身についていることが前提です。
過去問を解く中で、自分の課題を明確にし、優先的に対策を進めることで効率的な学習が可能となります。
難関大学の英語におすすめの参考書
書店に足を運んだりインターネットで調べたりすると、膨大な数の参考書が目に入ります。
その中から自分に適切な参考書を見つけ出すことは、受験生にとって容易なことではありません。
特に難関大学を目指す場合、参考書選びの重要性はさらに増します。
ここでは、難関大学向けの英語参考書をご紹介します。
英単語
多くの受験生に支持される英単語帳が『大学入試無敵の難単語 PINNACLE420』です。
この単語帳は、大学入試に特化して厳選された高頻出の難単語420語を収録。例文や語源解説で覚えやすく、文脈を通じて単語の使い方を学べます。
また、確認テストで習熟度を高められるほか、音声データやアプリ対応でリスニングや発音練習も可能。
コンパクトな構成で持ち運びにも便利なため、隙間時間の学習にも最適です。
難関大学を目指す受験生にふさわしい一冊です。
ただし、相当難しい単語帳なのでターゲット1900などの一般的な単語帳が完全に仕上がった後に取り組みましょう。
このレベルの単語帳が仕上がれば早稲田や慶應の英語で語彙力で他の受験生に競り負けることはなくなります。
英文法
『英文で覚える 英熟語ターゲットR』は、効率的に英熟語を学べるよう設計された参考書です。
実際の入試問題や英文の中で英熟語を覚えるスタイルを採用し、文脈を通じた深い理解が可能です。
また、頻出熟語を厳選し、学習効率を最大化しています。コンパクトで持ち運びしやすく、隙間時間にも学べる点が特長です。
音声データも付属しており、リスニングや発音練習にも対応。英熟語の定着を目指す受験生にとって、頼れる一冊となっています。
整序作文
『大学入試門脇渉の英語 整序問題 が面白いほど解ける本』は英語整序問題の解法に特化した参考書です。
整序問題を解くための具体的なアプローチやルールが分かりやすく解説されており、初学者から上級者まで使える内容となっています。
例題と演習問題を通じて、語順や文法の理解を深め、スムーズに問題を解く力を養成します。
また、丁寧な解説により、なぜその順序になるのかをしっかりと理解できるのが特長です。
整序問題に苦手意識を持つ受験生にとって、頼りになる一冊です。
ここで紹介した参考書は、あくまで一般的におすすめされるものであり、すべての方にぴったり合うとは限りません。
なぜなら、市販の参考書は不特定多数の生徒を対象として作られており、一人ひとりの弱点や学習ペースに合わせて設計されているわけではないからです。
「自分の課題に特化した参考書があれば……」そんな思いをお持ちの方に、横浜予備校では一人ひとりの学力を徹底的に分析し、適切な参考書を選定するサポートを行っています。
また、既存の参考書では補えない部分については、生徒専用のオリジナルテキストを提供しています。
これらのテキストは、生徒それぞれの弱点や目標を反映して作成されており、的確に課題を解消する内容が詰め込まれています。
市販の参考書では対応しきれない個別の課題に対して、より効果的なアプローチを可能にします。
横浜予備校では適切な参考書、生徒一人ひとりに合わせたオリジナル教材を選定したうえで志望校に合格するための年間計画を立てていきます。
この年間計画に基づいて毎週の計画を立て、その計画を専属コーチと一緒に管理していきます。
どのような学習の悩みでも、私たち講師が丁寧にお話を伺い、具体的なアドバイスやサポートをご提供します。
参考書選びに迷っている方や、効率的な学習方法を模索している方は、ぜひ無料相談にお申し込みください。
早めの対策で難関大学の英語試験を攻略しよう
大学受験で成功を収めるためには、早めの対策が何より重要です。
この記事では、英文法を高1までにマスターするべき理由や、英単語や長文読解の具体的な勉強法をお伝えしてきました。
早期の準備を進めることで、受験直前の負担を減らし、合格に向けた道筋を確かなものにすることができます。
しかし、勉強方法や進め方は個々の状況によって異なるため、多くの人にとっての良い方法が必ずしも自分に合うとは限りません。
だからこそ、個別対応で適切なアプローチを提案する環境が大切です。
横浜予備校では、無料相談を通じて、生徒一人ひとりの学力や目標に合わせた具体的なアドバイスを提供しています。
専門の講師陣が早期対策の必要性を踏まえ、志望校合格に向けた適切な学習プランを提案します。
また、効率よく勉強を進めるための方法や、学習の進捗を管理するサポート体制も整えています。
苦手な英語を克服して難関大や医学部に合格した生徒がたくさんいます。
最後に難関大に合格した生徒の英語の成績の上昇例(4か月)をご紹介します。
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