
英語学習に欠かせない英単語の暗記ですが、数多くの英単語帳がある中で、どれを選べばよいのか迷っていませんか?
本記事では、英単語帳の選び方と効率的な学習法を詳しく解説します。最後まで読めば、自分に合った単語帳を見つけ、スムーズに英語学習を進められるようになります。
志望校合格のためには、英単語の習得が不可欠です。 限られた時間の中で、できるだけ効率よく学習を進めるためにも、自分に最適な英単語帳を選び、効果的な学習方法を取り入れましょう。
目次
大学の受験勉強におすすめの英単語帳は?

数ある英単語帳の中から、大学受験の勉強におすすめの英単語帳を4つご紹介します。
それぞれの特徴とおすすめの使い方を解説しますので、自分の学習スタイルや目標とする志望校に合った英単語帳を選ぶ際の参考にしてください。
英単語ターゲット
英単語ターゲットは、これまで多くの大学受験生に支持されてきた定番の英単語帳です。限られた時間で効率よく学習できるよう、出題頻度の高い単語を中心に構成されています。
【レベル別ラインナップ】
・ターゲット1900:共通テスト〜中堅私大、共通テスト〜国公立二次・難関私大レベル
・ターゲット1400:高校基礎〜入試必修、共通テスト〜中堅私大レベル(基礎を固めたい方におすすめ)
・ターゲット1200:さらに基礎レベルから学びたい方向け
【補助教材と学習サポート】
英単語帳以外にも、以下のような補助教材が充実しています。
・単語カード:持ち運びに便利なタイプ
・実践問題集:問題形式で単語を定着
・書き覚えノート:書いて覚えるタイプ
・英文読解シリーズ:ターゲットに掲載されている単語を英文の中で覚える
また、公式アプリを利用すれば、スマートフォンでリスニング学習が可能なほか、学習の記録をつけることもできます。(※一部有料)
システム英単語
システム英単語は、豊富な単語データを分析して作られた英単語帳です。音声は無料ダウンロードが可能なほか、別売のCDでも利用でき、共通テストのリスニング対策にも有効です。
単語の並び順にも工夫があり、前半は学習の順序を考慮して配列されており、基礎からスムーズに学習を進められます。後半は大学入試問題の 出題頻度を重視した編集 になっているため、段階的に学習できる構成です。
システム英単語にはBasic編があります。基礎から学習を始めたい方は、姉妹編『システム英単語Basic』 を活用するとよいでしょう。
おすすめの勉強方法は以下のとおりです。
・赤シートを使用して意味を確認
・1日100〜150個のペースで計画的に学習
・同じ100語を3〜5回繰り返す
・音声教材を利用してリスニング
システム英単語は共通テスト9割〜MARCH以上・難関国公立私立を目指す方におすすめです。
横浜予備校では、一人ひとりのレベルに合った参考書選びをサポートし、適切な学習方法を提案します。
また、単語学習をより効率的に進められるよう、横浜予備校オリジナルの単語帳をプレゼントしています。
この単語帳は、入試での出題頻度が高い単語を厳選し、効率よく学習できるよう工夫された特別教材です。
「自分に合った単語帳がわからない」「効率的な英単語の勉強法を知りたい」という方は、ぜひ横浜予備校の無料相談をご活用ください。
あなたの志望校や学力に応じた適切な英語学習プランをご提案し、合格への道をしっかりとサポートします。
必携英単語LEAP

必携英単語LEAPは、一般的な英単語帳とは異なる特徴を持っています。その特長を紹介します。
・Active Vocabulary(使いこなせる単語)とPassive Vocabulary(見て意味がわかればよい単語)に分けて構成されている
・単語を語のニュアンス・グルーピング・語源・語呂合わせなどの観点で覚えられる
・大学受験後にも使える英語が学べる
・英作文の核となる基本の動詞42個を詳しく解説している
おすすめの勉強方法は以下のとおりです。
・例文から先に読む
・和訳ができるものとできないものに分ける
・できないものは後で復習できるように印をつけておく
・単語を1日100〜150個のペースで覚える
・1日3回繰り返す(朝起きてから・日中・寝る前に各10分)
・覚えられないものを繰り返し覚えながら新しい単語を追加する
覚えておくと役立つ難単語が掲載されているため、最難関の国公立・私立大学対策としておすすめです。
速読英単語
速読英単語シリーズは、入門編・必修編・上級編(難関私立・難関国公立レベル)の3つに分類されています。
このシリーズの最大の特徴は、単語帳でありながら、最初に英文から学習を始めることです。まず英文を読み、ストーリーとともに単語を覚えることで、脳に記憶が定着しやすくなっています。
また、文章の後には単語リストがあり、単語の意味だけでなく、反意語や関連語句も学べるため、語彙力を効率的に伸ばすことができます。 さらに、音声は無料でダウンロード可能なため、リスニング学習にも活用できます。
速読英単語を効果的に活用するために、以下の方法を試してみましょう。
・単語の意味を推測しながら英文を読む
・単語を覚える
・長文を繰り返し音読しながら読み単語を定着させる
・ダウンロードした音声や別売CDを活用してシャドーイングする
多様なテーマの英文を多読すると、英語の脳回路を鍛えることができます。大学受験に頻出の英単語や英熟語・構文を覚えながら多読できるのが特徴です。
医学部や難関大学受験におすすめの英単語帳

医学部や難関大学受験を目指す方向けに、おすすめの英単語帳を紹介します。紹介するのは次の3種類です。
・改訂版鉄緑会東大英単語熟語鉄壁
・単語王
・話題別英単語リンガメタリカ
それぞれの特徴を理解し、自分に合った単語帳を選んで学習に活用しましょう。
改訂版鉄緑会東大英単語熟語鉄壁
東大専門の受験塾として著名な鉄緑会が出版している改訂版鉄緑会東大英単語熟語鉄壁は、難関大学を目指す方にとてもおすすめの英単語帳です。主な特徴は次のとおりです。
・入試問題の傾向を反映している
・単語を覚えるための豊富なイラストがある
・直近10年間の入試傾向を分析した単語・熟語の重要度のランクづけ(共通テスト・国公立2次試験レベル・難関大レベルの3種類)
・テーマ別の構成で単語どうしを関連づけている
・この1冊で入試に必要な単語と熟語がカバーされている
この単語帳は、単語を覚えるコツがつかめるように構成されているため、1ページ目から順に学習を進めるのが効果的です。
各セクションの最後には確認テストがあり、間違えた場合は、もう一度セクションの最初に戻って覚え直しましょう。
単語王

単語王は、MARCH以上や難関大学のレベルを目指すために必要な語彙量をえることができます。特徴は次のとおりです。
・情報量が豊富で多義語が多数掲載されている
・レベル別に構成されている(共通テストレベル・MARCH・関関同立・国公立2次・早慶上智・東大・京大)
・別売CDで音声が聴ける
・フラッシュカードで効率的に学習できる
単語王は基本的な英単語学習が終わった方を前提にしたレベルの単語帳です。多義語や派生語も取り上げて、語彙力を向上させます。
話題別英単語リンガメタリカ
話題別英単語リンガメタリカは、長文を通じて単語を学べる構成になっています。
主な特徴は次のとおりです。
・大学入試で頻出のテーマごとに英文と単語を分類
・背景知識の解説が日本語で書かれている
・長文はMARCHや早慶のレベルの過去問から引用しており難易度は高め
医学部や難関大学を目指す場合、基本の英単語帳を終えてからの2冊目として活用するのがおすすめです。
自分に合った英単語帳の選び方

ここでは、大学受験に向けた英単語帳の選び方を解説します。
学習目的に合わせた選び方 と 大学のレベルに合わせた選び方 の2つのポイントに絞って解説するので、自分に合った英単語帳を選ぶ際の参考になれば幸いです。
学習目的に合わせて選ぶ
英語の学習は、大学受験だけに限られません。進学や留学、英検・TOEFL・TOEICなどの試験対策、外国人との交流など、学習の目的はさまざまです。
世の中には、多くの英語学習教材があふれています。受験生は、大学受験に特化した英単語帳を選ぶことが重要です。
大学のレベルに合わせて選ぶ
単語帳は自分の目標とする大学レベルに合わせて選ぶ必要があります。
選び方のポイントは以下のとおりです。
・効率的に暗記したい:ターゲットシリーズ
・フレーズも同時に覚えたい:システム英単語
・派生語や熟語も含めて深く学びたい:改訂版鉄緑会東大英単語熟語鉄壁
・入試のテーマに関連した単語を学びたい:話題別英単語リンガメタリカ
上記はあくまで参考例です。それぞれの単語帳の特徴があるため、難易度とともに自身の学習スタイルに合わせて選んでみましょう。
難関大学の合格には英語の成績が大きく影響します。
英語は、他の科目に比べて成績が伸びにくいといわれることが多く、特に単語力の不足は読解力やリスニング力の低下につながるため、早めの対策が必要です。英単語を効率よく覚え、試験本番でしっかり活用できるレベルまで定着させることが、合格への近道となります。
横浜予備校では、英単語暗記専門アプリやオリジナルの単語帳を配布し、受験生の単語学習をサポートしています。オリジナル単語帳は、入試での出題頻度が高い単語を厳選し、効率的に学習できるように工夫された特別教材です。
また、指定範囲の単語を確認するテストも実施しており、計画的に学習を進められる環境を整えています。
「どの単語帳を使えばいいかわからない」「計画的に単語学習を進めたい」という方は、ぜひ横浜予備校の無料相談をご活用ください。 あなたの学力や志望校に応じた最適な英語学習プランをご提案し、合格へ向けたサポートを行います。
効率よく英単語を覚える方法

英単語を効率よく覚えるには、さまざまな方法があります。以下は具体的な方法です。
・同じ英単語帳を何度も繰り返し勉強する
・音読を交えて勉強する
・テストを行いアウトプットをする
・翌日に前日の復習を行う
ここではこの4つの方法をさらに詳しく解説します。
同じ英単語帳を何度も繰り返し勉強する
何度も同じ単語を勉強しているのに、なかなか覚えられなかったり、すぐに忘れてしまったりした経験はありませんか?
そんな方は、次の方法を実践することで、 記憶に定着 しやすくなります。
・同じ英単語帳を何度も繰り返し学習すると短期記憶が長期記憶に移行して無理に暗記しようと思わなくても定着する
・少なくとも同じ英単語帳を10周する
・反復学習に加えてイメージで記憶したり派生語や類義語から連想したりして覚える
初めはあまり意味がわからない単語も、繰り返すうちに見たら意味がわかる単語に変化します。
1冊の単語帳を覚える方法は、例えば『ターゲット1900』の場合、毎日100単語ずつ学習すれば19日間で1周できます。
学習時間は個人の能力やスケジュールによって多少の差はありますが、1冊を1周する目安は1〜2ヶ月です。大学受験に必要な英単語数は、約3,400〜4,300語とされています。
できるだけ効率のよい方法を取り入れて知っている単語を増やしていきましょう。単語力の向上によって英文法や長文の理解が進み、英語全体の成績向上につながります。
音読を交えて勉強する

読めない単語が出てきた場合は、単語帳の音声ダウンロードやアプリ、CD、電子辞書を活用し、発音や読み方を確認しましょう。
音読を取り入れることで、以下のような効果が得られます。
・読み方がわかるようになるため単語が覚えやすくなる
・リスニング力がつく
・音声と文字と意味が連動するので英語の理解力が向上する
・正しい発音がわかるためスピーキング力がつく
音読のやり方のポイントは以下のとおりです。
・読む前にわからない単語の発音を調べる
・読む前に教材の音声があれば3回くらい聴いて意味を把握する
・音声のスクリプトがあれば見ながらもう一度聴く
・わからなかった部分をもう一度調べる
・内容を意識しながら音読をする
ただ音読するのではなく、内容を意識することがポイントで、単語の意味の定着につながります。
テストを行いアウトプットをする
単語帳を学習した後は、テストを実施し、アウトプットを行いましょう。
テストを行うことで、自分の弱点を発見し、理解度を確認できます。
また、アウトプットは繰り返し実施することで、より効果が高まります。
単語帳学習によるインプットと、テストを活用したアウトプットを組み合わせ、効率的に学習を進めましょう。
翌日に前日の復習を行う
翌日に前日の復習を行うことは、とても効果的な学習方法とされています。これを裏付ける研究もあります。
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスの「忘却曲線」によると、復習をしなければ、1日後には記憶の74%を忘れてしまうとされています。さらに、1ヶ月後には約80%の記憶が失われるという研究結果もあります。
そのため、前日に学習した内容を翌日に復習することが、記憶の定着において非常に重要です。しかし、どの学習方法を選んでも、モチベーションが続かなければ、記憶の定着は難しくなります。
自分に合った英単語帳を見つけて英語の基礎力をアップしよう

英単語帳は、志望校のレベルに合わせるだけでなく、自分の学習スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。 大学受験で成功するためには、適切な単語帳選びと効率的な学習が不可欠です。
自分に合った記憶法を活用し、英語学習の効率を高めましょう。特に、医学部や難関大学を目指している方は、さらに高度な英単語帳を使って学習を進める必要があります。
また、英単語は復習をしなければ忘れてしまうものです。記憶の定着を意識し、反復学習を習慣化することが重要です。
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