医学部や難関大学を目指しているなかで、「現役合格が難しいかもしれない」と感じはじめる方もいるでしょう。
浪人には、リスクとチャンスの両面があり、学習方法や生活環境などの準備次第で結果は大きく変わる可能性があります。
本記事では浪人の成功率や勉強・生活面でのポイント、注意点を解説し、自分にあった選択肢を冷静に判断できる材料を紹介します。
予備校や塾の活用も視野に検討してみましょう。
目次
浪人の成功率

「浪人して本当に合格できるの?」「現役より不利になるのでは?」などと成功率が気になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは浪人1年目と2年目別の合格傾向を紹介します。
また、医学部と難関大学の浪人率の実情を、データをもとにして有利と不利になるケースも解説します。
浪人1年目
医学部の合格率の割合を見ると、現役も浪人1年目も約35%と、ほぼ同程度です。
難関校(東大や京大、早稲田、慶應)では20〜30%が浪人経験者となっています。
浪人1年目が有利になるのは豊富な勉強時間が確保できることと、志望校をワンランク上げられる可能性があることです。
一方で、浪人したとしても成績が上がるとは限りません。
また、周りの友人はすでに大学生や社会人になっている場合もあるため、誘惑に負けない強い意志が必要になるでしょう。
浪人2年目
医学部の浪人2年目の合格率は約14%であり、難関校を含めた浪人2年目全体の合格率はおよそ8%です。
浪人2年目が有利になるのは、就職時にほかの就活生より落ち着いた考えや態度をとっていることが評価される場合です。
また、2浪しても難関大学を勝ち取ったことで、あきらめずに努力する姿勢が評価されることもあります。
一方で、不利になる点は、2浪以降は推薦枠やAO入試の利用が難しくなることです。
また、予備校に通って浪人を続ける場合は、費用を払い続ける必要があることにも注意が必要です。
文部科学省の資料によれば、22歳以降の医学部合格者は大きく減少すると示されています。長くても浪人は3年目までが現実的でしょう。
浪人生が合格を勝ち取るための勉強ポイント

浪人生が合格を勝ち取るためには、ポイントを押さえた勉強と綿密な計画が欠かせません。
特に、基礎の徹底や計画立案、自己分析は初期の段階で行う必要がある重要な要素です。
ここでは、スタートする時期の早さや予備校の活用、受験戦略の見直しの必要性なども解説します。
浪人生こそ戦略的に受験勉強を進めることが合格の秘訣です。
基礎に戻って勉強する
現役時代に基礎を固めていても、浪人でもう一度基礎から始めることが重要です。
受験の際に基礎が不十分だった可能性が考えられるため、実践問題に取りかかる前にもう一度基礎に戻り、知識の再確認を行いましょう。
浪人が決まってからすぐに取りかかれば基礎を固める時間は確保できるため、焦らずに落ち着いて勉強しましょう。
入試までの計画をたてる
浪人生活が決まったら年間の計画をたてることが重要です。
4〜7月頃は基礎固めと基本事項の理解をしましょう。
夏以降は応用力を鍛えるために、実践的な問題演習に取り組みつつ、過去問や模試を利用して弱点の洗い出しを行います。
12月以降になると、共通テストを受ける場合は共通テスト対策に取りかかる時期です。時間配分や解答スピードを意識した学習をしましょう。
共通テスト後(1月下旬以降)は、私立大学や国立の2次試験対策を、志望校ごとの問題傾向の分析をしながら進めましょう。
自己分析をする

自己分析を行い、志望校と自分の現在のレベルを把握しましょう。
まずは、現役の振り返りを行います。振り返ったことを以下のように洗い出してみましょう。
・英語や数学で苦手な部分の点数が取れていなかった
・計画の見通しが甘く入試までに試験範囲の勉強が間に合わなかった
これらの分析を行うことで対策を練ることができます。
浪人すると決めた時点で勉強を始める
浪人が決まった時点で早期に勉強を始めることが重要です。
一般的に浪人生は、浪人が決まった後でも年度末の3月までは休みがちです。年度が変わった4月からスタートする方も少なくありません。
ほかの受験生と差をつけるためにも、受験が終わって浪人すると決めたら受験勉強の時期の緊張感を保ったまま学習習慣を休めずに継続することを意識しましょう。
塾や予備校を活用する
自己分析や1年間の学習計画を立てたら、さらに効率的に学習を進めるために、積極的に塾や予備校を活用しましょう。
自走できる浪人生こそ予備校をうまく使うべきです。1年間で志望校に合格できるまで、学力を上げなくてはなりません。
予備校を使えば合格までの道のりが具体的になります。
特に、医学部や難関大学を目指す方は、医学部や難関大学に特化した塾や予備校を選択することが重要です。

横浜予備校は、医学部や難関大学の受験に強いと評価を得ている予備校です。
1クラス1〜4人の少人数制(1クラス平均2名)で、一人ひとりにきめ細やかな指導ができます。
独自に作られた受験用の参考書やテキストを利用し、学力分析に基づいた個別のカリキュラムを作成しています。
一人ひとりの弱点を見つけて徹底的に補強し、効率よく得点を伸ばせるような提案が可能です。
さらに、学習の効率を上げるため、一人ひとりにあわせた学習計画を立てています。
「一人で宅浪すると挫折しそう」「勉強はしているのに、なぜか成績が上がらない」などとお悩みの方は、ぜひ横浜予備校の無料相談でお話をお聞かせください。
私たちは通っている生徒を全力でサポートいたします。
志望校や入試方式を見直す

浪人が決まった時点で、志望校や入試方式を見直しましょう。選択肢をいくつか考えて可能性を具体的に検討しましょう。例えば以下のように考えることができます。
・第一志望はそのままにする
・第一志望を変更する
・合格できそうな大学を滑り止めとして受験する
2浪や3浪は避けたい方は、特に合格のできそうな大学を検討する必要があります。
目標を設定して取り組む
浪人が決まったら、まず目標を再確認しましょう。具体的な目標設定を立てるとモチベーションが保ちやすくなります。
また、定期的に学習進捗度合いを確認することが重要です。
苦手な科目の克服に取り組む
苦手な科目を克服するためには、科目ごとに勉強方法を工夫する必要があります。
英語なら文法や単語などの基礎を固め、数学なら公式を正しく理解して演習できるようにすることです。
自分のレベルにあわせた参考書や問題集を使用することも重要なポイントです。正しい勉強方法で苦手の克服に取り組みましょう。
浪人の成功率をアップさせるための注意点

「浪人するとだらけてしまうのではないか」「モチベーションが切れるのでは」などと不安に感じる方も少なくありません。
浪人の成功率をアップさせるためには、集中できる環境づくりやスケジュール管理が重要です。
自習と休憩のバランスを取りながら勉強を継続できる仕組みづくりを意識しましょう。
勉強に集中できる環境を作る
浪人生にとって勉強の環境を整えることは重要です。自宅で勉強するときは、テレビやゲーム、スマートフォンを遠ざけるのが無難です。
排除する自信がない方は、図書館や有料の自習室を利用するなどして集中できる環境を見つける必要があります。

横浜予備校は、自分専用のロッカーや机を使って1日中集中して勉強できる環境が整っています。
設備だけでなく、横浜予備校の強みは、医学部や難関大学の受験に特化した、予備校のプロの講師陣がサポートしていることです。
浪人生には既卒制医学部コースがあり、苦手な科目だけを追加で個別指導も可能です。
合格までの自学自習の管理も必要な方には、合格までのスケジュールを徹底してサポートします。
横浜予備校には、予備校で活躍する一流の講師陣が多数指導にあたっています。
生徒にあわせたきめ細やかな支援で生徒の成長と真剣に向き合っている情熱あふれる講師達です。
また、徹底した学習管理を行うための学習習慣が身につき、着実に成績向上へとつなげます。
休み時間も入れて集中できるようにする
集中力を高める方法として注目を集めている方法が、ポモドーロ・テクニックです。
ポモドーロ・テクニックは、25分ごとに5分間の休憩を取るサイクルを繰り返し、集中力を持続させる方法です。
休み時間も挟みながら勉強に集中できるように工夫しましょう。
浪人生が勉強以外で気を付けること

浪人生が勉強以外に気を付けることは、意外と見落とされがちです。
例えば、生活リズムを整え、食事を含めた体調管理を行うことも合否に影響する要素になります。
日々の生活を整えて合格率を上げていきましょう。
早寝早起き
勉強時間は確保しつつ、睡眠もしっかり取ることが大切です。
また規則正しい生活リズムを意識して、睡眠は8時間程度は取るようにしましょう。早寝早起きは勉強の効率を向上させることにつながります。
食事や体調管理
浪人生は規則正しい生活リズムだけでなく、バランスの取れた食事を取ることも大切です。
浪人生はさまざまなプレッシャーや不安から、メンタルが不安定になることも考えられます。
息抜きに軽い運動やストレッチを行ったり、考えをポジティブに切り替えたりなど意識して気分転換するようにしましょう。
受験は一人で向き合うものではありません。必要な支援は積極的に活用し、保護者や予備校の講師に相談するなどしましょう。
浪人の成功率を上げるなら塾や予備校を活用しよう

浪人生が予備校に通うべきか、自宅で浪人生活を送る方がよいのか迷うのは自然なことです。
浪人生活は勉強時間を確保することが重要であり、学習管理や受験情報の収集を自分で行うことは、あまり効率的な方法とはいえません。
これらのサポートを予備校に頼るのも浪人の有効な成功ポイントです。

横浜予備校は、ほかの医学部専門予備校と比較すると学費を抑えた料金設定になっています。
また、少人数制(1クラス平均2名)で指導できるのも横浜予備校の強みです。ほかの予備校では有料になることが多い推薦対策も無料で受講できます。
横浜予備校では、生徒だけでなく、保護者も交えた受験対策を意識しています。
そのため、保護者の方の声も取り入れたサポートが可能です。LINEを通じて24時間いつでも相談が可能な環境を整えています。
「どうしても医師になりたい」「成績を上げて志望校に合格したい」と考えている方は、ぜひ一度横浜予備校の無料相談をご利用ください。
