目次
- ○ 模試の悪い結果に落ち込んでいる受けている受験生へ
- ○ 『模試』は模試
- ○ 挫折を味わった偉人の名言から学ぼう
- ○ “偉人”として有名なチャーチルも数々の「挫折」「ショック」を味わっていた
- ○ 模試でショックを受けた時に覚えておきたいチャーチルの名言
- ○ 英訳してみよう!
模試の悪い結果に落ち込んでいる受けている受験生へ
受験生にとって気になるのが…「模試」の結果。
秋の季節になると、いよいよ「模試」の回数も増えてきます。そして次々と返却される模試の結果に、一喜一憂する受験生も多いと思われます。順風満帆な受験生活を送っている人もいれば、「模試」の結果にショックを受け、『挫折』を味わっている人もいるはず。
『模試』は模試
「模試」はあくまでも模試。「本番に自己ベストのスコアをたたき出せばよい」と捉えれば済むことですが、それでも偏差値が上がってこないと、「焦り」が生まれ、「気分」も落ち込み、「やる気」が失われてしまいます。
そんな苦境に陥っている受験生にとって最も大切なのは、まず何よりも「諦めない」気持ちです。
どんな状況であっても、自分を奮い立たせてくれる「やる気」「勇気」「粘り強さ」といった「不屈の精神」があって初めて、失敗から立ち直る「次のステップ」に進むことができるはずです。
挫折を味わった偉人の名言から学ぼう
世の中には「挫折」を味わった『偉人』が数多く存在します。今回は、「成功と失敗」に関する名言を数多く残したイギリスの政治家「ウィンストン・チャーチル」を紹介します。
【Winston Churchill】
(1874-1965)
イギリスの政治家。第二次世界大戦時に首相を務め、イギリスを勝利に導いた。ヒットラー率いるナチスドイツに、断固とした決意で挑み勝利した鉄の心を持つ力強い指導者。ノンフィクション作家でもあり、1953年に『第二次世界大戦回想録』でノーベル文学賞を受賞。
イギリスでは現在でもチャーチル人気は高く、2002年にBBCが行った「100名の最も偉大な英国人」の世論調査では1位。また、2016年から発行される予定の5ポンド紙幣の裏面にチャーチルの肖像が使用される予定であり、イングランド銀行総裁サー・マーヴィン・キングは「偉大な英国の指導者」と述べた。
“偉人”として有名なチャーチルも数々の「挫折」「ショック」を味わっていた
チャーチルは少年時代に落伍者のレッテルを貼られ、また政界へ出てからも幾度となく大きな挫折を経験していました。
・寄宿学校に入れられ両親はあまり訪ねて来ることはなく、父親ともあまり話をしたことがなかった。
・子供の頃には言語障害があり、何年もの間苦労した。
・寄宿学校を出てから士官学校に入るのに3度も落ちている。
・1922年、1929年と選挙で敗北。
模試でショックを受けた時に覚えておきたいチャーチルの名言
チャーチルが自らの”経験則”から残した名言には説得力があります。受験生にも勇気を与えてくれるものを紹介します。
1.“決して屈するな。決して、決して、決して。”
Never, never, never, never give up.
2.“悲観主義者はあらゆる機会の中に問題を見出す。楽観主義者はあらゆる問題の中に機会を見出す。”
A pessimist sees the difficulty in every opportunity; an optimist sees the opportunity in every difficulty.
・pessimist【名】悲観主義者
・optimist【名】楽観主義者
3.“成功とは、意欲を失わずに失敗に次ぐ失敗を繰り返すことである。”
Success is stumbling from failure to failure with no loss of enthusiasm.
・stumble【動】つまずく・よろめく
・enthusiasm【名】熱意
4.“勇気がなければ、他のすべての資質は意味をなさない。”
Without courage, all other virtues lose their meaning.
・virtue【名】美徳、徳、美点、善、長所
⇔ vice【名】悪徳
5.“成功は決定的ではなく、失敗は致命的ではない。大切なのは続ける勇気だ。”
英訳してみよう!
さて、この名言5.を英訳してみましょう。
①まずは最初の文。「決定的」は『最終的』と考えてfinalを使います。「致命的」はfatal。
②続けて第2文。「大切なのは~だ。」のパターンから『強調構文』【It is~that….】を使いましょう。「~」部分にはthe courage to continue、「…」部分には「重要である」と言う意味の自動詞countを使いましょう。すると…
受験生にとって深い意味を与えてくれる素晴らしい名言ですね。